*これは、不妊治療で五つ子妊娠→減胎手術→双子出産を経験した私の妊娠出産の過去の記録です*
手術前日のつづきです。
手術前日の夜は、
相変わらず1〜2時間ごとに
喉が渇いたりトイレに行きたくなったり
巡回にきた助産師さんの物音に気づいたり
で目が覚めていましたが
緊張していた割にはよく眠れました。
6時くらいに起床してぼけーーっと
していると助産師さんがやってきて
術衣と弾性ストッキングを手渡して
着替えておくように言われ
出産前最後のNSTも行いました。
NST中は、妹ちゃんが何度も何度も
脱走して安定して心音が取れず
助産師さんに大変ご迷惑をかけました
これは毎回頭の向きが変わってたのにも
納得の動きっぷりでした
そして準備が整うと、
手術の流れについて紙芝居みたいに
写真付きの資料で説明がありました。
帝王切開の流れについては
出産レポを読み漁っていたので
だいたい知っていましたが
ちゃんと説明していただけると
かなり安心感がありました。
そして付き添いの家族の集合時間には
ちゃんと寝坊することなく旦那が現れ
やらかさなかったことに一安心。
続いて実両親、義母と続々と
病室に集まってきました。
いよいよ出発の時間になり、
2つ隣の病棟にある手術室まで
付き添いを引き連れながら
のしのしと歩いて向かいました。
そして手術室エリアの扉の前に到着。
夫が一緒に来られるのはここまでです。
本当はビビりまくっていたけれど、
努めて明るく「じゃあ。」と言って
入っていきました。
いくつも手術室の扉が並んだ通路を
しばらく歩くと、ほどなくして
私が手術を受ける部屋に到着。
術衣を着た看護師さんに
名前や受ける予定の手術名を確認され、
麻酔科医に挨拶されました。
よくしゃべる陽気なおじさんで、
麻酔医「ゆっけさんは手術初めて??
そうか〜、強張っちゃうよねぇ〜
頑張りましょうね〜!」
と明るく声をかけてくれました。
自分でよっこらせ、と手術台に登り
噂に聞いたエビのような体勢で
麻酔の処置を待ちます。
麻酔医「まずは麻酔を打つための
皮膚表面の麻酔をしますね〜」
なんだ、麻酔のための麻酔か。
と思って油断していたら
この麻酔が案外ちゃんと痛かったです。
でも手術中の痛みとしては
この麻酔がMAXで
その後は特に痛いことはありませんでした。
表面の麻酔が終わると、
本番の腰椎麻酔です。
麻酔医「はい、しっかり丸くなってね〜」
と言われ、背骨を指で確認して
打つ場所を決めているときから
ドキドキドキドキ。。
麻酔医「はい、刺します〜
押される感じがしますよ〜」
確かに痛くは無いけれど
何かがググッとくる感覚があり
「お、おおぅ…ん?」
と変なリアクションをとってしまい
麻酔医「あれ、痛い?
痛くないよねぇ?」
と確認されて
「あ、痛くはありません…」
と慌てて返答しました。
ビビりですみません先生。。
麻酔を打ち終わると、
下半身がじんわ〜り暖かくなって
お湯に浸かっている感覚でした。
なにか先の尖っていそうな何かで
いろんなところをツンツンされて、
麻酔が効いているかを確認すると
しっかり効いているようでした。
続けて点滴のためにも皮膚に麻酔を打ち、
手術用のは太いので麻酔するそうです
点滴のルートを確保して
テキパキと手術の準備が進められ
あっという間に医療ドラマでよく見る
あのスタイルが完成。
いよいよかぁ〜と高まる緊張のなかで
術衣姿の主治医が登場しました。
つづきます。