松江しんじ湖温泉は、島根県にある宍道湖の北側湖畔に面した温泉地。
地下1250mから豊富に湧き出す77度の高温で良質な温泉として知られ、美肌効果が高い硫酸塩泉です。また、血圧降下作用があるため脳卒中を予防。切り傷、ヤケド、皮膚病といったキズを治すのにも効果的ということ。飲用すれば神経痛、リュウマチ、糖尿病、痛風、便秘、肥満といった多くの人が抱えている持病にも効くそうですが、飲める場所あったかな?

 

 


さて、初めての島根旅。
温泉露天風呂付き客室を持つ眺望抜群の温泉宿をみつけました。

 

 

 

 

出雲空港から40分程バスに乗ってしんじ湖温泉駅に到着。
駅前には足湯があってついつい入りたくなりますが、まずはチェックイン。
ここから3分程歩けば宿に着きます。

 

 

 

 

客室は温泉露天風呂付・畔(ほどり)の一室。
畳にベッドが置かれた和洋室35㎡、布団を敷けば4人宿泊できます。

 

 

 


2017年にリニューアルしたということで、外観の古くささを忘れるような清潔感。大・中・小の浴衣と、電気ポット、加湿器、冷蔵庫、お茶セットは当たり前のように備えられ、マイナスイオンドライヤーと3種類の枕も用意。トイレは洗浄機能付きになっています。

 

 


お風呂は、露天風呂というより立てば宍道湖が見えるという半露天風呂ですが、眺めが良くて開放的。1日に何度も入りたくなります。

 

 


予約したコースは『あわび踊り焼き&しまね和牛すき焼き』。
『名物しじみ茶漬け会席』、『和牛三昧プラン』、冬には『活松葉かに尽くし』など名物や季節にあわせたプランが多彩にあり、宿泊客を飽きさせません。

 

 


あわび踊り焼きは陶板焼き。他に前菜、お造り五種盛り、饅頭蒸し、季節の揚げ物、デザートと、盛り沢山のお料理が並びました。

 

 


松江名物・スズキの奉書焼きもあります。
宍道湖は海水と淡水が混ざり合う汽水湖で、ヤマトシジミ、ワカサギ、シラウオ、ヨシエビ、ウナギ、コイ、スズキの宍道湖七珍と呼ばれる魚介類で有名だとか。宍道湖といえばシジミしか思い浮かばなかったけど、スズキは古事記の出雲神話にも登場しているというのです。

ふむふむ。

 

 


最後は宍道湖ならではの大きなシジミのお吸い物とごはん、お新香。

 

 


そして朝食は、コロナを引きずっているのか、ずっとこのようなスタイルなのかは知らないけれど、定食のようにテーブルにセットされていました。コロナ騒動以降、旅館の朝食はビュッフェをやめて定食が定番に。最初の頃は手袋してマスクした上で自由に選ぶ方式が主流だったけど、2年経ってそれがバカらしいということにようやく気付いたみたいで、定食形式に落ち着いてきましたね。選ぶ楽しさはないけれど、こっちの方が食べ過ぎないかも。

 

 


大浴場は内湯の他に女性用は檜露天風呂、男性用は岩露天風呂がありますが、お部屋で温泉に入れたので1度しか利用していません。貸切風呂もあるらしかったけど不要でした。

 

 


旅館名にある『夕景湖畔』というとおり、黄昏時の景色は格別。宿から宍道湖の方へ道路を渡ると湖岸に歩道があり、夕日を眺めながらジョギングしている人や写真を撮る人たちが居ました。

しんじ湖温泉駅から徒歩3分、松江駅からは車で10分位。松江城まで徒歩15分、出雲大社は電車や車で1時間近くかかります。
便利なのか不便なのかよくわからないけど、松江城観光の基地として、その後の出雲大社近くにある旅館への移動拠点としては最高の立地でした。

2022年10月宿泊

 

 

 

にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ