何かタイトルが怪しい自己啓発本みたいになってますね。今回のブログはこのスタイルで行きますよ😎

劇団四季のアンドリュー・ロイド=ウェバーコンサート「アンマスクド」が12月5日に開幕しましたのでこれから各都市を周る前におススメポイントを書いておきますね。



1.【アンドリュー・ロイド=ウェバーの曲が最大限楽しめる】

ご存知アンドリュー・ロイド=ウェバー卿でございます。劇団四季上演作品では「オペラ座の怪人」「キャッツ」に代表される世界で最も有名かつ成功している作曲家です。そしてこの方の楽曲の特徴は一度聴いたら「何か気持ち悪い音がたまーに心を『うにゃっ』て掴むのは何?気のせい?」となり、1.5日後ぐらいに「何かもう一度聴きたくなるぞ?」となり、今どきはサブスクなんて便利なもんがあるからウッカリ聴いちゃうと「え?え?え?何このクセになる旋律」となる「天才的変態曲」のオンパレードです。その曲だけで構成されたコンサート。これまでもALW卿の曲だけの来日コンサートもありますしミュージカルコンサートと言えばALWの曲は必ず入りますよね。


2.【劇団四季が上演する前代未聞のALW卿コン(生バンド付き)】

劇団四季と言えばALWの作品を沢山上演し「ソング&ダンスシリーズ」を始め数年ごとのショーには必ずALWナンバーを入れて上演しています。ただ外部では「ALW卿」の名を冠したコンサートは割と有りますが、劇団四季がALW卿コンをやるのは初めてです。しかも生バンドで。

これまでは何となく外部が「『オペラ座』とか本編は四季さんのものだからせめてミュージカルコンでナンバーを歌う😗」というのが日本のミュージカルコンの位置付けだったので、「本編の上演権を山ほど持ってる劇団四季がALW卿コンやるんかい!!しかもホリプロが権利持ってる作品も歌うんかい!!そんな禁じ手ある?!」ていうのが今回のコンサートの位置付けです(雑)。しかも生バンドです(しつこい)


3.【海外で既に上演されたコンサートの輸入版】

はいココテストに出まーす!

これまでの劇団四季オリジナルのショーももちろん普段劇団四季を観ていない方でも充分楽しめる構成でしたが「劇団四季の既存ファン」の方が「あの人がこの曲歌うなんて!」「あの作品がこんなダンスアレンジで!」とかを楽しむ比率が高い構成で作られていました。

今回はイギリスとアメリカで上演された構成と演出をベースにした「アンマスクド」という輸入作品です。劇団四季が作るものとテイストが違って特に「劇団四季観たことない」人でも全て楽しめるように「劇団四季を知ってる人向けお約束」みたいな部分がほぼ皆無です。だって作ってる側がそんなお約束知らんで作ってるんだもん😇当たり前。

でもそんな中でも四季ファンが嬉しいのは過去の持ち役含めて歌って欲しい人が歌って欲しいナンバー(飯田洋輔さんの怪人とか飯田達郎さんのラウルとか谷原志音さんのエビータとか江畑晶慧さんのグリザベラとか🤩)を歌うのと何よりCATSで笠松哲朗さんのミストフェリーズが観れること😍あとALW卿自ら浅利慶太氏の功績に触れ、浅利氏が日本演劇界にALW作品をもたらしてくれたことが今回のこのスペシャルなコンサートにまで繋がった歴史を知ることが出来るところ✨

でもこれ全て「四季知らない」人も楽しめる内容なのよね。


4.【シンガーは超実力重視で選ばれた10人】

まず選ばれたメンバーを見ると飯田洋輔さん飯田達郎さん笠松哲朗さん江畑晶慧さん谷原志音さんと言う「劇団四季ショー演目常連」に「ああいつメンね🤩」感を受けますが、白瀬英典さん山下泰明さん平田愛咲さん真瀬はるかさん吉田絢香さんに「おおっ?!」となった人は多いはず。「何かいつもと違うぞ?」はメンバー発表時に感じていました。パンフレットによると海外クリエイティブによる歌唱映像での選考とリモートワークショップを経てのオーディションを敢行したとのこと。オーディションでこの「アンマスクド」の怒涛のALWナンバーを歌える10人を選んじゃいましたってヤツです。選んじゃったかー😍我が推しは兄弟で選ばれちゃったかー😍いやー選ばれちゃったかー😍←

しかもこの10名をメインとアンサンブルにはもちろん固定せず全員がメインをガンガン歌います。何なら驚く事に1幕の飯田洋輔さんはアンサンブルのみです。え?マジ?…ええ、マジです😎

ふふふ…そのかわり2幕覚悟しておけよ…ていう神演出です😎




5.【コンサートの編曲にALWが関わってる】

コンサートでよくあるのは一つのナンバーが終わり拍手👏👏👏👏→次のナンバーが始まり拍手👏👏👏→3曲ぐらいでちょっとMC入れてハイ少しトーク入れましょうか…みたいな流れですね。これ勿論王道ですが歌う曲数少なくなるしたまにMCが間延びするように感じることがありますね。

ただALWの曲は下手にアレンジしたら「観客が聴きたかった」曲のイメージを変えてしまうので特にメドレーにはアレンジしづらいと思います。森亮平さんクラス(クラス?)にならないとメドレーアレンジとか曲のマッシュアップなんて至難の業。だって作ったのは変態作曲家だもん(失礼です)。

今回はALWが編曲に関わってるから編曲も変態です。ものすごい自然にメドレーが繋がり怒涛の40曲が「ぎぇええええここでその曲をそう使うか!」という構成で繋がって行きます。


6.【ALW卿がちょいちょいおもろいこと喋りよる】

上記で怒涛のメドレーて言いましたがナンバー終わりにちょいちょい映像でALW卿出て来ます。そしてその曲のエピソードとかある作品のディスりとか某映画🐱のディスりとかメッチャ面白い話をちょいちょいブッ込んで来られます。客席は普通に笑ってます。

最初見た時「え?ちょwww話が面白過ぎるんだけどwww」てMC入れたコンサートの数百倍面白くて「コレはズルいやろ🤣」て楽しくなり過ぎましたよ。

このALWの映像からナンバーに入る構成も全て秀逸過ぎて「演出うっま!!」ってなりますが当然ですね演出は今のレミゼ演出補のクリストファー・キー氏ですもん🥳あ、皆さん、オーバーチュアは天井近くまで上がるプロセニアム見上げましょう。「おおっ!」ってなりますよ♪♬♩


7.【本物の怪人が怪人歌うよ】

何言ってんだと思ってるでしょ?何言ってんですかね?怪人が歌うんですよ。ALWコンで。外部には絶対真似出来ないヤツですね。現役怪人が「オペラ座の怪人」をコンサート演出で歌うんです。本編と同じマスクを飯田洋輔さんの整った素顔に付けて…。このビジュアルのヤバさ分かります?そして歌声が現役ファントムの超美声ですよ?🤩そしてそしてこのコンサートの凄いところはその現役ファントムが「ラブネバーダイ」歌っちゃうんですよ!あの「曲は」超絶良い「ラブネバーダイ」!!

しかもホリプロの訳詞だよ。現役ファントムの飯田洋輔さんが歌う「君の歌をもう一度」ヤバ過ぎて上手すぎて意味わからんよ?このブログ書いてる時点で9回聴いたけどまだ意味分かってないもん←


8.【ホリプロ作品を劇団四季が歌うよ】

上記「ラブネバーダイ」の他にも「サンセット大通り」や「スクールオブロック」等ホリプロ作品を訳詞もそのままに劇団四季が歌います。

これも今までだと信じられなくないですか?!ホリプロさん有難う!!まさか劇団四季の飯田達郎さんが歌う「サンセット大通り」聴けるなんて夢にも思わなかったよ!!!ラミンで聴いて「ものすごいリズムが難しい色気の塊みたいな曲」て思ってたら飯田達郎さんが歌ったよ!!!いやこの方にこれだけリズムが難しい曲を歌わせるなんてファンからしたらメチャクチャ嬉しいサプライズです!!だって上手いんだもん!!😍色気半端無いんだもん!!😍コレが聴けたってどんだけ幸せなのか毎回聞くたびに実感し続けてます。

ホリプロさん有難う!!劇団四季有難う!!!どんなに感謝してもし切れないです🙏


9.【シンガー10名全員ホントに上手い】

当たり前の事言ってますが、これ実はとてもレアなことです。これまで四季のショーから見てもダンサー枠無し「シンガーのみで10名」の数は異例ではないでしょうか?シンガー過去最大人数だし10名全員上手いとソロナンバーは勿論、アンサンブルとしてコーラスする部分のクオリティが鬼なのです。

何箇所か「アカペラ」でハモリコーラスするところが有りますが「音」が余りに美し過ぎて涙が出るレベルです。

どうか1人でも多くの方に聞いて欲しい。多分四季でも外部でもここまで美しいコーラスを聴けることは無いかも知れません。


10.【カテコまで最高の盛り上がり】

カテコに「スクールオブロック」の「支配者に立ち向かえ」が使われてます。

いやカテコって確かにその前の「The Bridge」でも「マンマ・ミーア」で盛り上がったけどさー「スクールオブロック」使えるのは流石にズルくない?🤩

これも今回だけのホリプロさん太っ腹有難う案件なんだけどさ、高橋亜子さんの訳詞で白瀬英典さんが「犬のウンコ投げつけろ!」て歌って後ろでただの小学生になってる飯田達郎氏が「フォーーーー!!」て言ってんのよwww観客はもちろんオールスタンディングだしもう超楽し過ぎるし生バンドのカテコの演奏がスターライトエクスプレスまでもう最高のノリ過ぎて楽しい!!!

絶対幸せになるからカテコも皆さん全力で楽しむつもりで来て!!!


【まとめ】

何でこんなに観て観て言ってるかと言うと、「また似たようなコンサートそのうちやるんでしょ?」て思って見逃してしまったら勿体なさ過ぎる特別なコンサートだからです。今後ALW卿ご自身がここまで関わるコンサートなんてそうそう無いと思います。

そして劇団四季の俳優さんが外部の作品を歌うことも超レアなのでこれを逃したら2度と聴けないかもしれません。

とにかく皆んな観て!!!!!