舞台は近未来の地球。
「ギタイ」と呼ばれる宇宙からの侵略者の激しい攻撃に遭い、人類は大きなダメージを受けていた。
そんな中、対侵略者の任務に就いた広報担当官のウィリアム・ケイジ少佐（トム・クルーズ）。
しかし、彼は実戦経験が殆どないにも関わらず最前線への派遣を命じられたため、言い訳を並べ立てたり、挙句の果てには脅迫まがいのことまで行っては、命令を回避しようとするなどの軟弱な戦士だった。
そんな彼は、戦闘によってあっけなく亡くなってしまうが・・・
なんと、不思議なことに死んだはずのケイジが意識を取り戻すと、周囲の時間は戦闘が始まる前に戻っていた。
そして、再び戦死するのだが、また同じ時間に巻き戻り、何度も何度も不可解な「タイムループ」が続いていくのだった。。。
戦死をきっかけに無限の「タイムループ”」に囚われるケイジは、やがて「タイムループ」の秘密を知る女性兵士リタ・ヴラタスキ（エミリー・ブラント）と出会う。
彼女はケイジを訓練し、ケイジは次第に戦士として成長していく。。。
戦死を繰り返すたびにギタイの弱点へと迫っていくケイジとリタ。
果たして、ケイジはギタイを滅ぼすことができるのか・・・。
そして、地球の未来は・・・
なんと原作は、桜坂洋という方のＳＦライトノベル「Ａｌｌ Ｙｏｕ Ｎｅｅｄ Ｉｓ Ｋｉｌｌ」とのこと。
それを、トム・クルーズ主演でハリウッドが実写化した作品ですってね。
「ギタイ」と呼ばれる謎の侵略者と人類の戦いが続く近未来を舞台に、同じ時間を何度も繰り返すはめになった兵士が、幾度もの死を経験することで成長し、やがては侵略者と対等に戦う姿を描いてます。
「ミッション・インポッシブル」を始め、強くて、ずば抜けた身体能力と、勇敢なイメージの強いトム・クルーズ。
そんな彼が、最初は情けなく、ダメっぷりさが全開の役を演じますが
何度も戦死しながらも、「タイムループ」でよみがえる度に、訓練を積むことで、だんだんと強くなり。
やがては、侵略者を倒す方法の糸口をつかみ、人類の命運を左右する存在へと成長していく姿が描かれます。
そう、これはトム・クルーズが演じる「スポ根」ものですね（笑）
本作のトムは、今までの彼とはひと味違う姿が観れますよ。 ★★★