兵庫県の宝塚市と西宮市を結ぶ阪急今津線。
その車内に純白のドレスを着て花嫁姿なのだが、結婚式の引き出物を抱えた翔子(中谷美紀)がいた。
その呆然とした姿の翔子に思わず声を掛ける、孫娘(芦田愛菜)を連れた老婦人の時江(宮本信子)。
なんと翔子は、可愛がっていた後輩のOLに婚約者を寝取られてしまっていたのだった。
そしてその腹いせに、あろうことか、二人の結婚式に花嫁以上に目立った格好の純白のドレスを着て
出席。
その結婚式を途中で退席した彼女は傷心のまま、着替えもせずにそのまま電車に乗車していたのだった。。。
一方、同じ電車には彼氏のDVに悩む女子大生のミサ(戸田恵梨香)も乗車していた。
ミサは偶然乗り合わせた花嫁姿の翔子を見たことから、彼氏と口論となり・・・
電車内で大声で彼女を罵った上、ミサを置いて電車を降りたオトコ。
再び、ミサに声を掛ける時江と、その一言で彼氏と別れようと悩むミサ。。。
はたまた、お互い地方から出てきて、中々周りと馴染めなく悩む大学生の二人。
そして、セレブ気取りの奥様グループと嫌々付き合ってる、ホントは庶民派の主婦。
また、時江自身も息子夫婦と上手くいっていなかったのだった。。。
果たして、翔子とミサが選んだ道は・・・
そして、今日も阪急今津線内で、起こる人々たち・・・
実は私も阪急沿線に住んでます。
まぁ、今津線ではないですけど。。。
その宝塚駅~西宮北口駅間を約15分で走る、阪急今津線。
昔は宝塚温泉として温泉地としてで賑わい、今は宝塚歌劇や閑静な住宅地として有名な宝塚。
一方、大阪と神戸の中間地であり、こちもも住宅地として、また文教都市としてして人気の西宮。
この二つの街を結ぶ、電車内で起こる、多くの人物が登場する群像劇です、
その電車内で、さまざまな悩みを持ちながらも、日々の生活を送る人々。
やりきれない気持ちを抱えながら、偶然乗り合わせただけの乗客たちの交流を描いた、有川浩さんの小説を映画化。
小学生の女の子から老婦人までの交流を描いき、ホッとさせるハートフルな作品でした。 ★★★
しかし、作に出てくる大阪のおばちゃんたち。
いくらなんでも、あんなおばちゃん、そうそう電車乗ってまへんで~。