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ドム・コブ(レオナルド・ディカプリオ)は、人が一番無防備になる夢の中にいる状態のときに、その潜在意識の奥底に潜り込み、他人のアイデアを盗み出すという「企業スパイ」のスペシャリストであった。
 
彼はこの最先端の企業スパイの世界でトップの腕前を誇っていたが、やがて国際指名手配犯となってしまい、最愛の家族とも離れ離れとなってしまった。
 
そんな彼に、幸せな人生を取り戻せるかもしれない絶好のチャンスが訪れた。
 
ある大企業のトップのサイトー(渡辺謙)が、一つの仕事を依頼してきた。
 
それは、ライバル会社の解体と、それをその社長の息子であるロバートにさせるようアイディアを植えつける「インセプション」と呼ばれる、他人の潜在意識に入りこみ、別の考えを植え付けるというものだった。
 
今まで彼の得意とする「他人の潜在意識に入り込み、アイデアを盗む」より、さらに難度の高いミッションで、ほぼ不可能だと言われていた。
 
それでもコブは、それを最後の仕事と決め、メンバーを集め、万全の準備をしてミッションに挑む。
 
しかし、ロバートは企業スパイに備えて潜在意識の防護訓練を受けており、予測していなかった展開が彼らを襲う。。。
 
 
果たして、コブたちはミッションを成功できるのか・・・
 
そして、コブは最愛の家族と再会できるのか・・・
 
 
 
あの「メメント」のクリストファー・ノーラン監督がオリジナル脚本で挑んだアクション・サスペンス大作。
 
今回は「現実」と「夢」の中、それも「夢」の中は、複数の階層があり、「第一階層」、「第二階層」、「第三階層」、また「虚無」と呼ばれる最深層。
 
それら5つの「世界」が次々現れ、ストーリーは複雑怪奇と化します。
 
はっきり言って、想像を超えた世界です。
 
難解なストーリーについていけませんでした(笑)
 
しかし、映像は凄かったですね。
 
特に「第二階層」は無重力状態の世界で、その中を戦うホテル内のシーンは驚きです。
 
この作品、5,6回は見直さなきゃ、分かりませんね(笑) ★★★
 
でも監督のC・ノーランはあるインタビューで、「複雑という印象があるかもしれない。だから分析したり、夢のルールはなんだ?、というところにとらわれがちになるが、とにかくリラックスして。何か乗り物に乗った気分で見ていけば、理解できると思うから」と答えたそうだ。
 
私もちょっと変わったジェットコースターにでも乗ったつもりでいます。