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ある夏を前にした東京。

パチンコ依存症が原因で借金まみれになっている観光バスの運転手シンヤ(岡田准一)。

借金の取り立てに困った彼は、とうとうオレオレ詐欺に手を出してしまう。。。

しかし、騙したはずの老婆と電話を重ねるうち、なかなかカネの話が切り出せないでいる。。。


そんな彼は、ふとしたきっかけで浅草で寿子(宮崎あおい)と知り合う。

寿子は、35年前に浅草で芸人をやっていた母鳴子(宮崎あおい)が、なぜ芸人を始めたのか、どんな青春を送っていたのか調べていた。

鳴子は若い頃、売れない芸人の雷太(伊藤淳史)とコンビを組んで、ストリップの幕間に漫才をやっていたのだったが、その相方の雷太も行方不明となっていた。。


一方、25歳の崖っぷちアイドルみゃーこ(平山あや)を熱烈に応援するアキバ系アイドルオタクのゆうすけ(塚本高史)は、小学生の頃の初恋の記憶を引きずっていた。

で、その相手こそが現在のみゃーこだった。。。


そして、エリート会社員のリュウタロウ(三浦友和)。

妻を亡くし一人息子からも絶縁状態の彼は心の休息をすべく、なんと休暇を取って新宿でホームレス生活を始める。。。

そして、彼はモーゼと呼ばれるホームレス(西田敏行)と出会う。。。


同じ東京に住む彼ら6人は、巡り会うことになるのか・・・

そして、この6人たち「陰」に生きる人々の運命は・・・



ご存知、劇団ひとりの同名小説を映画化した作品。

東京でバラバラに生活してる6人、それぞれのストーリーが進み、やがて収斂していきます。

まぁ、みゃーことゆうすけは他の4人とはシンクロしませんが。。。


映画化にすることで、ちょい急展開あり、感情移入しにくいところもありますが。

家族愛や初恋といったものを思い起こさせる、ほのぼのとした作品であったと思います。。。★★★