![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190814/10/pironkochan/ef/ce/j/o0500032414535119236.jpg?caw=800)
アルコール依存症が原因でCIAを解雇された元職員ののオズボーン・コックス(ジョン・マルコビッチ)。
彼は失職後にCIAでの出来事を綴った回顧録の執筆を開始するが、ついうっかり、そのデータが入ったCD-ROMをスポーツジムで落としてしまう。
それを拾ったのがジムの職員であるチャド・フェルドハイマー(ブラッド・ピット)とリンダ・リツキ(フランシス・マクドーマンド)。
しかし、短気なオズボーンは烈火の如く怒り、交渉は失敗に終わる。
それでも諦めきれないリンダは、ディスクをロシア大使館に持ち込む。
一方、チャドの方は、他に情報はないかとチャドはオズボーンの家に侵入する。。。
なんと、そこでオズボーンの妻ケイティ(ティルダ・スウィントン)と不倫関係にあった財務省連邦保安官で出会い系サイトにはまるハリー・ファラー(ジョージ・クルーニー)と遭遇してしまう。。。
果たしてチャド・リンダとオズボーンの「戦い」の行方は・・・
そして、「間男」ハリーの運命は・・・
主演のジョージ・クルーニーがコーエン兄弟とタッグを組むのは、「オー・ブラザー」「ディボース・ショウ」に続いて3作目。
1枚のCD-ROMを巡り、様々な人々がラストに向かって突き進んでいく、いわば群像劇。
個性豊かというか、呆れかえるようなキャラクターたちがドタバタと走り回り、やがて収束していく。
ラスト、CIA幹部となんと、アメリカ大統領までもがこの問題に首を突っ込むことになり・・・
現代社会に対して強烈な皮肉を利かせているのか、それとも悪ふざけなコメディ映画なのか。。。
「バーン・アフター・リーディング」(読後焼却)のタイトル通り、観終わったら、深く考えずに忘れてしまうのか良いのか、それとも、このタイトル自体に皮肉が込められているのか、不思議な作品でした。★★★