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久々にサスペンス作品を観ました。

湾岸戦争下のクェート。
米軍大尉ベン・マルコ(デンゼル・ワシントン)は自分の小隊が敵の奇襲攻撃に遭う。

その危機を救ったのがレイモンド・ショー軍曹(リーヴ・シュレイバー)。

終戦後、ショーは名誉勲章を授与され政界へ進出。
数年後には上院議員を務める母エレノア(メリル・ストリープ)の後ろ盾をも受け、大統領選で党の副大統領候補に指名されることになった。

一方、現在も軍務を続けるマルコ。
ショーのテレビ演説を複雑な気持ちで見つめるマルコは、ショーを名誉勲章の叙勲者に推薦した一人だった。
しかし、記憶にあるショーの英雄的行為が幻覚?ではないかとの思いを拭いきれずにいた。

そして、彼のもとに、かつての部下のメルヴィンという男が現れる。
戦争の後遺症か、メルヴィンは毎晩、戦争中の記憶について同じ悪夢に悩まされていた。

その悪夢とは、ショーが仲間の隊員を殺害している姿だった・・・。

そして、なんとマルコもメルヴィンと同じ悪夢に悩まされていたのだった・・・。



政治と洗脳、またその陰謀を描いた作品って、けっこう多いですよね。

メルヴィンと同じ悪夢を観ていたことに疑問を持ち、この謎の解明に乗り出すマルコ。
一方、戦争の英雄となり、党の副大統領候補にまで登りつめたレイモンド。

監督はあの「羊たちの沈黙」で、確か初めてサスペンスでアカデミーを取ったジョナサン・デミ。

省みて、我が国でも、もうすぐ総裁選。

まさか、日本でこんなことが起こるとは思えませんが・・・
「羊たち・・・」同様、ちょっと「ゾクっ」とするサスペンスでしたね。★★★