で、このドイツ大会、大会MVP(ゴールデンボール賞)はジダン。


ところで、過去の大会でも、「○○のためのW杯」なんてよばれたりしてますよね。

例えば、86年メキシコ大会ではアルゼンチンが優勝。
大活躍のマラドーナが大会MVPを獲得し「マラドーナのためのW杯」であった。


90年イタリア大会はドイツが優勝するも地元イタリアのスキラッチが得点王とMVPに。
ただイタリアは優勝を逃したこともあり「スキラッチのためのW杯」とは言われませんでしたね~。


94年アメリカ大会はブラジルが優勝し、その原動力となったロマーリオがMVP。
まさしく「ロマーリオのためのW杯」と言われましたね。
で、悲劇の主人公はバッジオでした。


98年フランス大会は地元フランスが見事優勝!
しかし、MVPは決勝点を決めたジダンではなくロナウドだったんですね。
「怪物」とよばれたロナウドは、この大会では優勝とともに得点王も逃してる。
ちなみに大会得点王はあのクロアチアのシュケルでした。
この大会は「ジダンのためのW杯」ではなかったでしょうか。


02年日韓大会はブラジル優勝するもMVPはドイツキーパーのカーン。
確かに、ドイツを決勝戦まで引っ張ったカーンのド迫力は凄かったが、
やはりこの大会はブラジルを優勝に導いた「ロナウドのためのW杯」だった。


で今回、優勝はイタリア。
MVPはジダン。
得点王はクローゼ。

難しい・・・
フランスが優勝してれば「ジダンのためのW杯」やったけど・・・
トッティが今まで以上にカリスマ的な大活躍をしてれば「トッティのためのW杯」になっていたかも。
否、前評判通りブラジルが優勝してれば「ロナウジーニョのためのW杯」、
もしくは「ロナウドの・・・」になってた可能性が高い。

自国を優勝に導き、その上で伝説的なプレイを見せた選手にだけ与えられる「呼び方」って感じですね。