イメージ 1

「ミッドナイト・ラン」    主演:ロバート・デ・ニーロ

好きな俳優です。ツタヤで何を観ようか迷ったら真っ先に出演作をさがす俳優ですね。
名前と演技で「この映画、観てみようかな」と思わせる俳優ですよね。

で、この人、ほんと何本もいい作品に出演してますよね。
私の好きなギャング・マフィアものでは「ゴッドファーザーⅡ」「アンタッチャブル」「グッドフェローズ」、

シリアスもので「タクシードライバー」「ディア・ハンター」「真実の瞬間」、
感動もので「レイジング・ブル」「レナードの朝」「バックドラフト」「スリーパーズ」「ザ・ダイバー」、

その他「ジャッキー・ブラウン」「ミート・ザ・ペアレンツ」「スコア」等・・・。

どれもレビューしたい作品ばっかりやけど、今回はストレートに面白い作品「ミッドナイト・ラン」を。



話は、元警官でバウンティハンター(賞金稼ぎ)のデ・ニーロは、保釈金融会社からの依頼でマフィアの金を横領した会計士のチャールズ・グロディンを捕まえニューヨークからロスまで無事に護送する仕事を引き受ける。

しかし、行く手には、先にチャールズを捕まえようとするFBI、彼を始末しようとするマフィアの一味、またライバルのバウンティハンターも登場。チャールズもみんなから逃げようとあの手この手と必死。

チャールズがマフィアのカネを横領した訳は?
そして、果たして誰がロスに最初にたどり着くのか?


この作品、映画の面白い要素をすべて満たした作品って感じ。

シカゴからニューヨークを経由してロスまでの大陸横断ロードムービーで、たった一晩のこの追走劇を、テンポよく、軽いギャグを交えつつ、逆転につぐ逆転のストーリーを2時間にギュッと詰め込んでる。

ケンカの挙句妻子に三行半を下された、ほんとは孤独な賞金稼ぎ。

マフィアの不正が許せないバカ正直やけど、心優しい犯罪者。

最後に二人の男の友情をほんとにさりげなく、さくっと描いて、いい映画です。★★★★★


この頃のデ・ニーロは80年代前半までのギラギラ感が薄まり、かといって最近の円熟した彼でもなく、危険過ぎず、渋すぎず、ほんとに脂が乗り切ってるていう感じ。

デ・ニーロファンの中でも、好きな作品投票で第2位でした。
人気あるの分かります。