先週、定期健康診断を受けた。
2年前に立て直したばかりの健康センターは
室内へ自然光が届くよう建物中央が中庭になっていて、
その周囲を大きなガラス窓が囲んでいる。
自然の明るさがなんとも心地よい。
館内の設備もまだまだキレイで内装もオシャレだから
健康診断というよりも
ちょっとしたSPAに来たような気分になる。
さて、その健康センターの2Fで
内科診断の順番を待っていたときのこと。
私の後にも、続々と受診者が訪れる。
その度、受付カウンターのおねーさんがカルテを受け取り
診察室前の席で待つよう指示を出す、という流れである。
1人来ては指示を出し
席を立ち、診察室前のカゴへカルテを投函する。
受診者がくるたびに、同じ作業を繰り返すおねーさん。
そのお顔は、ちょっと盛っている感もあるが
雑誌の読者モデル顔、いわゆる華やか美人である。
長い髪を片耳にかけるしぐさが色っぽく
膝上10センチ丈と思しきスカートから見える
スラッと伸びた美脚が眩しい。
さぞやモテるだろうなぁ、と思っていたら案の定
待合席に座っている全ての男性の視線が
おねーさんの動きを追っているではないか。
カルテ片手におねーさんが右側から待合席の前を通過するたび
男性陣の顔がゆっくりと左へ向いていく。
そして、おねーさんが席へ戻ろうとすると
男性陣の顔はゆっくり右へ向いていく。
その姿は、まるで灯台のよう。
特に長椅子に座っている三人の男性が面白い。
一番端の人が頭を動かし始めると
何とも絶妙なタイミングで隣の男性も動き始め
その動きに触発されたかのように、さらに隣も動き出す。
この時間差で動く様が、なんともダンスっぽく見えて面白い。
その内、ユニゾン化するのではないかと期待していたら
顔を正面に戻すタイミングが三人一緒だった。わぁ!
ちなみに、別の受付係の女性が待合席を通過したときは
誰一人、微動だにしなかった。
見ると、素朴なお顔立ち。
ははーん。このタイプにはそそられないのだな。
そのあと、例のモデル顔が動き出すと、全員、再び灯台に。
私は、笑いを堪えるのに必死だった。
男の人って、ホント、美人に弱いのだなぁ。
そんなことを深く実感した、今年の健康診断。
診断結果は2週間後。
一昨日、ドラッグストアの要冷食品コーナーで品定めをしていたときのこと。
幼稚園前の年齢と思しき少年が私の目の前に駆け込んできた。
そして、商品棚に並んでいる4個入りプロセスチーズを掴むなり
ものすごい勢いで袋を開封し始めた。
あまりにも突然の出来事だったので
私は目の前で起きていることが現実に思えず
何の躊躇もない彼の作業に、しばし目が釘付。
その内、少年がチーズの包装紙を剥き始めたので
咄嗟に口から「ボク、ダメだよ。」と言葉が漏れた。
普段私は、人に注意を促すタイプではないのだが
さすがにこれは、見逃せない。
彼は私の言葉に一瞬ビクッと身体を震わせたが
その場であたふたすることもなければベソをかくこともなく
サーッとその場から逃げていった。
その逃げ足の速さ、まるでトム&ジェリー。
彼の素早い手口を、頭でリプレイしてみた。
分別のつかない年頃だとはいえ
彼の行為は明らかに悪いことなのだが。
なんだろう。
あまりにも、何の躊躇いもないあの手つきは
いたずら目的という感じではなく
ものすごくお腹が空いて空いて空きまくって
切羽詰まって視覚に入ったチーズを掴んで開封してしまった。
私には、そんなふうに見えた。
この子は普段ご飯をもらっていないのではないか?
と考えるのは、深読みし過ぎ?
なぜか、もう一度彼の姿を見たくなった。
あまりにも脳裏に焼き付いた出来事だったから。
そして、また同じことを別の食品コーナーで繰り返しているかも、と思ったから。
何気なく店内を探索してみたが
その後、彼の姿は見つけられなかった。
ジェリーみたいに壁穴に隠れたのかな?
幼稚園前の年齢と思しき少年が私の目の前に駆け込んできた。
そして、商品棚に並んでいる4個入りプロセスチーズを掴むなり
ものすごい勢いで袋を開封し始めた。
あまりにも突然の出来事だったので
私は目の前で起きていることが現実に思えず
何の躊躇もない彼の作業に、しばし目が釘付。
その内、少年がチーズの包装紙を剥き始めたので
咄嗟に口から「ボク、ダメだよ。」と言葉が漏れた。
普段私は、人に注意を促すタイプではないのだが
さすがにこれは、見逃せない。
彼は私の言葉に一瞬ビクッと身体を震わせたが
その場であたふたすることもなければベソをかくこともなく
サーッとその場から逃げていった。
その逃げ足の速さ、まるでトム&ジェリー。
彼の素早い手口を、頭でリプレイしてみた。
分別のつかない年頃だとはいえ
彼の行為は明らかに悪いことなのだが。
なんだろう。
あまりにも、何の躊躇いもないあの手つきは
いたずら目的という感じではなく
ものすごくお腹が空いて空いて空きまくって
切羽詰まって視覚に入ったチーズを掴んで開封してしまった。
私には、そんなふうに見えた。
この子は普段ご飯をもらっていないのではないか?
と考えるのは、深読みし過ぎ?
なぜか、もう一度彼の姿を見たくなった。
あまりにも脳裏に焼き付いた出来事だったから。
そして、また同じことを別の食品コーナーで繰り返しているかも、と思ったから。
何気なく店内を探索してみたが
その後、彼の姿は見つけられなかった。
ジェリーみたいに壁穴に隠れたのかな?
今月から心気一転、一から出直す覚悟で稽古を始めた私。
しかし、ハードな稽古に身体が悲鳴を上げ
約1週間ほど激しい筋肉痛に苛まれることに。
階段の昇降は言うまでもなく
普通に歩行するだけでも辛い状態。
通常30分以内の徒歩通勤も
この時ばかりは50分近くかかり
何とも情けない身である。
その激・筋肉痛がようやく治まり
久しぶりに夜間の自由時間も取れたので
昨晩、近所の体育館でコソ練をした。
広い剣道場を独占利用すると4,000円くらいかかるのだが
他の人と場所をシェアし合う利用法もあり
そちらは210円とかなりお得。
昨晩、道場に一番乗りで鏡前のスペースを確保し
準備を整えストレッチ運動をしていたら
高校生くらいの女の子が入ってきた。
その後ろには、CDプレイヤーを持ったお父さん。
どうやら、彼女もコソ練らしい。
その5分後、20代くらいの男性がやってきて
私のはす向かいの場所を確保した。
広い剣道場に4人の他人。
最初は少し戸惑いもあったが
お互いが黙々と己の稽古に集中しているので
30分ほど経った頃には、気配も気にならなくなった。
しばらくして、背中越しにドスン!と大きな音が。
なにごと?!と驚き振り返ると
ピチピチの太ももを惜しげもなく露出した高校生が
アクロバティックな技にチャレンジしているではないか。
高く飛び上がり、空中で1クラップしたのち
腕立て伏せのような体勢で床へ着地する、という大技。
どうやら、チアリーティングの稽古らしい。
この技が上手く決まらないようで
彼女が繰り返しチャレンジをする度
場内に痛々しい落下音が鳴り響く。
あれだけ大きな音なのだから
きっと身体にかかる負担も大きいだろう。
彼女の動きをよいアングルで撮影しようと
お父さんも一生懸命である。
カメラ片手にあちこち移動しているその様を見て
親子揃って熱心にやっているのだなと思った。
失敗しても何度も果敢にトライする彼女は
他人の目など気にしていない。
不格好な自分をさらけ出してでも
掴みたい“何か”が、きっとあるのだ。
そのひた向きな姿に触発され
私も頑張ろう!という気持ちが湧いてきた。
一方、ヒョロッとした20代の若者は
こちらはこちらでまた真剣。
親子の様子など気にも留めず
黙々と自らの稽古に励んでいた。
彼のお稽古は、ジャグリング。
あ、もしかして大道芸アーティスト?
あるいは、それに憧れ、日夜稽古に励んでいる人かも。
隣で地響きが続こうとも
ひたすら5ボールを操り続ける彼もまた
己の目指す道をひた向きに歩んでいるのだな、と思った。
チアリーディングと大道芸かぁ。
両腕上げてバウンス移動したり
肩を回しながら腕を45度ずつ上げ下ろしたりと
地味だけど結構ハードな身体育成運動を
場内の隅っこで地味に繰り返す私は
彼らの目には、何かを志している人に見えただろうか。
2時間の間、何も言葉を交わさなかったけれど
それぞれが、それぞれの目標に向かって
黙々と稽古に励む熱意を
心の中でシェアできたような夜だった。
なんかいいね。こういう場所も。
余談だが。
体育館の受付で入場券を出したとき
受付の女性がこう言った。
「もしかして・・・、セレノコンパーニョさん?」
え?なぜ私の身元を知っている?
でも、どこかで見たことあるわ、このおねーさん。
「私、以前は中央体育館に勤務していたんです。」
と言われ納得した。
それにしても、よく私のこと覚えていたわね、このおねーさん。
私、中央では時々クレーマーだったからかな?
そんなブラックリスト扱いだったら嫌だな、と思いつつ
何気に疑問を問うてみたら
「髪型でわかりました。
それに団体名も印象的だったから覚えていたんです。」
髪型かぁ、ちょっと意外な答えで面白かった。
そして、私のこと、そしてパーニョの名前を
ちゃんと覚えていてくれたのが嬉しかった。
なんだかちょっと心がほっこりした夜だった。
しかし、ハードな稽古に身体が悲鳴を上げ
約1週間ほど激しい筋肉痛に苛まれることに。
階段の昇降は言うまでもなく
普通に歩行するだけでも辛い状態。
通常30分以内の徒歩通勤も
この時ばかりは50分近くかかり
何とも情けない身である。
その激・筋肉痛がようやく治まり
久しぶりに夜間の自由時間も取れたので
昨晩、近所の体育館でコソ練をした。
広い剣道場を独占利用すると4,000円くらいかかるのだが
他の人と場所をシェアし合う利用法もあり
そちらは210円とかなりお得。
昨晩、道場に一番乗りで鏡前のスペースを確保し
準備を整えストレッチ運動をしていたら
高校生くらいの女の子が入ってきた。
その後ろには、CDプレイヤーを持ったお父さん。
どうやら、彼女もコソ練らしい。
その5分後、20代くらいの男性がやってきて
私のはす向かいの場所を確保した。
広い剣道場に4人の他人。
最初は少し戸惑いもあったが
お互いが黙々と己の稽古に集中しているので
30分ほど経った頃には、気配も気にならなくなった。
しばらくして、背中越しにドスン!と大きな音が。
なにごと?!と驚き振り返ると
ピチピチの太ももを惜しげもなく露出した高校生が
アクロバティックな技にチャレンジしているではないか。
高く飛び上がり、空中で1クラップしたのち
腕立て伏せのような体勢で床へ着地する、という大技。
どうやら、チアリーティングの稽古らしい。
この技が上手く決まらないようで
彼女が繰り返しチャレンジをする度
場内に痛々しい落下音が鳴り響く。
あれだけ大きな音なのだから
きっと身体にかかる負担も大きいだろう。
彼女の動きをよいアングルで撮影しようと
お父さんも一生懸命である。
カメラ片手にあちこち移動しているその様を見て
親子揃って熱心にやっているのだなと思った。
失敗しても何度も果敢にトライする彼女は
他人の目など気にしていない。
不格好な自分をさらけ出してでも
掴みたい“何か”が、きっとあるのだ。
そのひた向きな姿に触発され
私も頑張ろう!という気持ちが湧いてきた。
一方、ヒョロッとした20代の若者は
こちらはこちらでまた真剣。
親子の様子など気にも留めず
黙々と自らの稽古に励んでいた。
彼のお稽古は、ジャグリング。
あ、もしかして大道芸アーティスト?
あるいは、それに憧れ、日夜稽古に励んでいる人かも。
隣で地響きが続こうとも
ひたすら5ボールを操り続ける彼もまた
己の目指す道をひた向きに歩んでいるのだな、と思った。
チアリーディングと大道芸かぁ。
両腕上げてバウンス移動したり
肩を回しながら腕を45度ずつ上げ下ろしたりと
地味だけど結構ハードな身体育成運動を
場内の隅っこで地味に繰り返す私は
彼らの目には、何かを志している人に見えただろうか。
2時間の間、何も言葉を交わさなかったけれど
それぞれが、それぞれの目標に向かって
黙々と稽古に励む熱意を
心の中でシェアできたような夜だった。
なんかいいね。こういう場所も。
余談だが。
体育館の受付で入場券を出したとき
受付の女性がこう言った。
「もしかして・・・、セレノコンパーニョさん?」
え?なぜ私の身元を知っている?
でも、どこかで見たことあるわ、このおねーさん。
「私、以前は中央体育館に勤務していたんです。」
と言われ納得した。
それにしても、よく私のこと覚えていたわね、このおねーさん。
私、中央では時々クレーマーだったからかな?
そんなブラックリスト扱いだったら嫌だな、と思いつつ
何気に疑問を問うてみたら
「髪型でわかりました。
それに団体名も印象的だったから覚えていたんです。」
髪型かぁ、ちょっと意外な答えで面白かった。
そして、私のこと、そしてパーニョの名前を
ちゃんと覚えていてくれたのが嬉しかった。
なんだかちょっと心がほっこりした夜だった。