職場の上司が埼玉に異動することになった。
震災以来、仕事が多忙を極めているが
四年間お世話になったし
上司として素晴らしい方なので
何もせず送り出したくはないという所員一同の気持ちもあって
過日、ささやかな送別会を行なった。
「オレのことはええから、ええから!」
とはいいながらも
皆に囲まれて久しぶりに飲む時間は上司も嬉しかったようで
いつもよりお酒が進んで
そして、いつもの倍以上ご機嫌で饒舌だった。
宴席の後半は、上司が静岡での四年間を振り返りながら
所員一人一人に思いの丈を語ってくれた。
男性社員には、苦労を共にした思い出話や
仕事へのアドバイスなど、いかにも上司らしいコメントだった。
皆も、信頼している上司からの最後のアドバイスを
胸を熱くしながら熱心に聞き入っていた。
最後は私。
「Sさん(←本名)には本当にお世話になりました。」
から始まった上司の言葉はこんなんだった。
「いやー、もう最後だから本当のこというとね。
Sさんも私も会社の近くのTSUTAYAにDVD借りに行くでしょ?
あそこでね、自分がエッチビデオコーナーから出てくる姿を
いつSさんに目撃されやしないかと
いつも冷や冷やしてたんよ。
普通のお客さんの視線は気にならんけども
万が一、Sさんに会うたとき、その視線が一番怖いわ。
いやぁ、ほんまに会わんで良かったわぁ!」
・・・そうですか。
四年間、それだけが気がかりだったのですね、所長。
でも、もし仮にそんなん場所で遭遇してしまったとしても
きっと所長は
「いやぁ、まずいとこ見られたわぁ。」といいながらも
「実はこういうのも見るんよ」と笑って
レンタルしていかれるのでは?
それ以前に所長。
頼みますから、私にも仕事へのコメントをください。
そんなカミングアウト的なコメントだけ残して転勤しないで~!
私の上司はこんな上司。
女子社員にこんなコメントを残して去っていく。
とにかく、いろんな面で面白くて
お笑いネタの宝庫みたいな人だったけど
今まで私が一緒に仕事をしてきた上司の中でも
一番仕事ができて部下思いの人。
いい人とのお別れは寂しいなあ。。。(>_<)