子どもの頃から
お祭り中よりも、お祭り後の余韻が好きだ。
それは、大人になった今でも変わらない。
今週日曜日、久しぶりにその余韻を楽しむことができた。
2010年7月10日
ついに 『ワンダーアートプロジェクト』 開催。
ダンスの師匠・まほさん&あびさんに
強烈な “晴れパワー” を送っていただいたおかげて
各局の天気予報は見事大はずれ。
まるで神様からの贈り物のような、美しい青空が広がった。
午前10時
主催者である総目会メンバーを中心に
各団体は自分の持ち場の準備にかかった。
団体中、一番の大所帯であるセレノコンパーニョには
備品の運び出しなどを手伝ってもらった。
午前11時 W・A・Pスタート。
案の定、出だしの来場者数は、ほぼ0に近い。
が、正午を過ぎた頃から
屋外ステージの観客席(といっても階段)は程よく人が埋まり出し
アートブースも、そこそこ参加者が増えてきた。
おそらく、ペガサート地下のレストラン街が目当てのお客様が
大半を締めているのだと思うが
それでも、会場に活気が出てきたのは良いことだ。
しかし、総目会が出したブース 『想い屋』 には
人っ子一人いない。
いや、困惑顔のスタッフがいた。
ペガサート地下のゴーストタウンのような場所に
敢えてブースを構え活性を狙ったものの
活性どころか、座禅を組んで瞑想ができるほど
そこは閑静な場と化していた。
このままでは、参加者0で終わってしまう。
総目会スタッフの機転で
急遽、ブースの出展場所を移動させることになった。
ここならば、少しは人も集まるだろう!
しかし、時間は経てど、相変わらず人は来ない。
困った。
こうなったら本当に 「座禅ブース」 にするしかないかも
と心で苦笑いしながら、その場を後にした。
午後14時。
セレノコンパーニョは、本番1回目のステージを迎えた。
まずは、舞台袖で円陣を組んだ。
円の中心にそれぞれの片足を出し、気合入れをする15人。
「この足で踊るぞ!」
「オーーーッ!」
いつものように裸足で本番に臨んでみたが
炎天下の地面はまさに鉄板状態。
熱くて、熱くて、熱くて、痛いーーーーーーーーー!!!
地獄でしごきを受けるとは、こういう感じなのかも、と
踊りながら思わず邪念が入った。
ステージを終えた後、恐る恐る足の裏を見てみた。
一面が真っ赤で、ヒリヒリと痛みを伴っている。
同じく裸足で踊った者の中には
ひどい火傷のような状態になっている人もいた。
2回目の本番まで少し間があるので
主催者に戻って、会場を巡回した。
『想い屋』 は相変わらず静か。
『JOB』 のみつろうアートブースは、そこそこ人が入っている。
『まちゃ帆』 は、聞けば参加者はまだ3人だと言う。
しかし、亭主は慌てた様子も無く
自分のペースでこの場を楽しんでいるので
それで良し!と判断し、ブースを後にした。
16時、セレノコンパーニョは2回目の本番を迎えた。
今度はちゃんと靴を履いた。
ハードな火傷を負ったTくんとチーママは
患部をテーピングして、またもや裸足で挑んだ。凄い!
「この足で踊るぞ!」 で気合を入れ屋外へ移動。
本番直前、手を合わせて我が師匠達に念を送ってみた。
「いよいよ最後のステージです。どうか見守っていてください。」
すると、横に立っていたMちゃんが
自分の手を添えギュッと握り締め、そして優しく微笑んでくれた。
なんだか、とても嬉しかった。
1曲目 小暮はなさんの 『私はビン・ビン・ビン』 がかかった。
手を蔓のようにくねらせ、視線を頭上に移動させたその時
目の前に、とてもキレイな青空が広がった。
「ああ、あのときと同じ感覚だ」 と思った。
あのとき、それは2月のSCVFのこと。
雨上がりの市役所で踊った時も
気持ちの良い青空が見えた。
そして、そこから自己陶酔して踊りまくったことは
今でもはっきり覚えている。
“そうだ、あの日と同じ気持ちでやろう!”
そう思った途端、周囲の視線は気にならず
最後まで集中して踊ることができた。
おかげで、リハーサル含む3ステージ中
16時の回が一番良い出来だった。
カーテンコールでは、メンバーを代表して挨拶をさせて頂いたが
気分が高揚していて、何を話したのかよく覚えていない。
17時、イベント終了。
ダンサーから主催者に戻って、撤収作業にかかった。
が、皆が忙しくしている中、ちょこっとだけ外れて
“祭りの後” の余韻を楽しんだ。
皆の熱気がまだ残る会場内からは
無事終了できて嬉しいような
終わってしまい寂しいような、不思議な雰囲気を感じる。
そう、これが私には “堪らない感覚” なのである。
“この感覚を味わいたくて、アタシいろんなコトやっているんだなあ”
と自分自身を再認識した。
さらに。
この 『ワンダーアートプロジェクト』は、私に3つの喜びをくれた。
一つは
いろんな団体と手を携えて1つのものを創りあげた喜び。
もう1つは
15人のノマド達と一緒に、同じ時間と空間を共有し合った喜び。
そして最後は
このワンダーアートプロジェクトを機に
解散寸前だった会を、5人の仲間と一緒に再興できた喜び。
『ワンダーアートプロジェクト』
これからも信頼できる仲間達と共に
静岡市のあちこちで仕掛けていきたい。