石を求めて6,510マイル~Vol.2 | ピロ日記

ピロ日記

徒然なるままに

旅行記や日々の想いを書き連ねてます

タレガ2日目、快晴。
湿気がないのでサラッとした風が心地よい。
しかし、相変わらず日差しは強烈で、容赦なく肌を焼き付ける。
体の乾きを潤すミネラルウオーターは必須アイテムである。

さて、心機一転。
その日は視点を変えて「石採取」を試みた。
タレガの町には、町を横切るように川が流れている。
川原に行けば必ず石があるはず。
しかし、日本の川をイメージしていてはダメだ。
案の定、タレガの川原はアスファルト舗装が施されており
住民のちょっとした散歩コースになっていた。
土手一面は、芝生が青々と繁っている。
そして水辺には、見たことのない葦のような長細い雑草が、鬱蒼と繁っている。

芝生の上では、薄汚れた格好をした大勢のヒッピー系キャンパー達が
気だるい雰囲気を醸し出しながら
昼寝や 「なんちゃって大道芸」 的な技を披露している。

こんな中を、日本人である私が一人でウロウロするのは
いささか勇気がいる。
昼間なら一人歩きも安全なタレガだが
中腰で歩きながら、夢中で何かを探している様は
間違いなく注目度100%である。

そこで今度は
舗装された道の傍らなら雑草も生えていることだし
小石くらい落ちているだろうと思い直し、場所を変えターゲットを探した。

そこには、確かに石は転がっていた。
しかし、石というよりも住宅のレンガが朽ちて落っこちてきたような物や
見るからに石灰質がふんだんに含まれていそうな感じの白い石が
薄汚れた状態でゴロゴロとしている。
良さそうな形やサイズの石はなかなか見つからない。

欲しいものが手に入らないと
ついついムキになって探してしまう悲しい性の私。
こうなったら、何がなんでもベリーグッドな石を見つけてやろうじゃないか!

しかし、そこが最もデンジャラスな採取地帯であることに
その時、私はまだ気づいていなかった。



サノヒロコ