ビクトリア駅を出発し、列車は一路カンタベリーへ。
しばし車窓を楽しむことにした。
田舎を走る列車から眺める風景は、なかなか心が落ち着く。
民家や農場、広大な牧場。どこかの町にはまだ雪が積もっていた。
コメディ映画 『シャンプー台の向こうで』 の舞台となったイギリスの片田舎に
とても良く似た町並みも見えた。
小さな町を抜けると、今度は広大な牧場が。
「あ~、この広大な牧場風景、どこかで見たことがあるなあ。」
と気が付くピロ。
そうだ!11年前に友人と行った北海道の風景にソックリだ!
牧場というのは万国共通の雰囲気なのだろうか?
それとも北海道がイギリスっぽいのか・・・。
空は、あるところでは曇っていたり、またあるところでは晴天だったり
なかなか落ち着かないが、これがイギリスの天気なのだろう、と勝手に納得。
到着まで2時間ちょっとかかるので
昨日までにチェックしたスーパーマーケットアイテムをチェック。
ESCO、M&S、セインズベリー、BOOTS、現在までに4店舗を巡った。
明日はいよいよ買出し。
どれを購入するか、予算と相談しながらあれこれ検討する。
列車が駅を出発するたびに「ティン!」と鐘の音がする。
まるでおもちゃの列車みたいで、とてもカワイイ。
なんだかこういう音1つとっても、いちいちオシャレだなあ、と感動。
スーパーマーケット会議が終わったあと、話はノッティングヒルのことへ。
今回の旅行で、ピロが最も楽しみにしている観光先だ。
映画 『ノッティング・ヒルの恋人』 の撮影が行なわれた風景を
ぜひ一度この目で見てみたい、と願っていたが
いよいよ明日か明後日、その願いが叶うと思うと今からドキドキする。
突然、せっちゃんの頭に
『ノッティングヒルの恋人』 を見たことがある、という記憶がよみがえった。
ヒュー・グラントが出ていたので見た。」 のだそう。
ジュリア・ロバーツが出てたでしょ? 女優の役だったでしょ?
と補足説明をするピロ。
補足説明を聞いて、細かい記憶がよみがえってきたせっちゃん。
最初はノッティング・ヒルへの観光はあまり乗り気ではなかったらしいのだが
今回の「記憶復活」で俄然、観光が楽しみになった様子。
ヨカッタ、ヨカッタ。
「ティン!」と発車を知らせるベルが、また聞こえる。
あと少しで終点のカンタベリーだ。

