墓地でランチ | ピロの屋本館@ロサンゼルス

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天使の女王の町Los Angelesでの生活記録

仕事中、1時間の
ランチタイムがある。
 
 
我々専用の休憩室があるから
大抵そこで食べたりするんだけど、
仕事場と同じで
窓がない。
 
 
だからなんかこぅ、
フレッシュな空気を
吸いたいなぁ~とか
光に当たりたいなぁ~
と思った時は、
外で食事をする。
 
 
私の職場は
墓地がある葬儀社なので、
敷地内にお墓があるんです。
 

 

こちらがそのお墓。
 
 
これがお墓全体図ではないけれど、
それでも規模はそこまで
大きくはない。
 
 
でも私はこのくらいの方が
好きなんです。
 
 
まぁ、こんな感じで
アメリカのお墓は
まるでピクニックエリアや
公園を思わせるような雰囲気。
 

 

この木の日陰が
少し道路に来ていたので、
そこに車を停めてエンジン切って、
窓全開にしてお弁当タイムお弁当
 
 
車のシートを寝かせて、
右から左の窓へと抜けていく
優しい風を、
静かな墓地で感じながら思った。
 
 
Mortuaryの学校は辛く厳しいけれど、
この長い道のり、
辿り着いた場所は、
満足度が高く納得のいく場所だよと、
当時の自分に
伝えてあげたいなぁと。
 
 
継続は力なり
 
 
どんな事でも
信じて努力を怠らなければ、
いつか必ず道は開け、
光の射す場所へと導いてくれるもの。
 

 

 

 
 
 
クローバー おまけ クローバー
 
ご遺族たちは、
最後の葬儀の時に見た
最愛の人の姿を
この先何年も何十年も覚えていて、
お墓参りに来ては、
その姿のご遺体が
今もここに眠っていると思い、
お花やお供え物をして
亡くなった人を偲ぶことで、
自分自身も癒しているのだと思う。
 
 
エンバーマーという職業は、
そういったご遺族たちの
最愛の人の亡骸を
丁重に葬る準備をすることで、
残されたご遺族や関係者様の
人生に奉仕するという、
とても責任ある、且つ神聖な
職業であるのだと実感する。
 
 
この職業を選んで、
本当に良かった赤薔薇
 
 
それでは皆さま、
良い週末をコスモス