猫シッターを雇ってはみたものの | ピロの屋本館@ロサンゼルス

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天使の女王の町Los Angelesでの生活記録

1月の1週目と3週目に

仕事で家を空けなければ

いけなかったので、

思い切って猫シッターさんをお願いした。

 

今日はその時のお話。

 

 

 

登録を済ませ、

面倒な手続きとかも済ませ、

そんでもってそこのオーナーが

”とても素晴らしいうちのSを~”

などど絶賛語をつけ加えた

Sシッターさんをあてがってくれた。

 

アメリカ人って大抵

人の前にそういった大げさな形容詞を

引っ付けて紹介したりするんだけど、

残念ながら、

その形容された言葉と人が

一致する事はあ~んまりない気がする。

 

(ここでちょっとフォローしとくと、

日本人の私から見たらってことで)

 

そんでその絶賛Sシッターがうちに来た。

お世話の仕方全般の説明と、

あとはカギの受け渡しで。

 

こっちはもちろんお客なんだけど、

なるべく面倒な事は頼まないよう、

仕事もシンプルにした。

 

理由は、

私も昨日今日渡米してきた

語学留学生ってわけではないので、

こっちの人の働き具合を

よく分っているから。

 

つまり、

期待してイラつくことを

避けたかっただけね。

 

その当てがわれた素晴らしいSシッターは

まだ大学生で、

珈琲ショップでバイトしてて、

さらに空いた時間に

この猫シッターをやっていると

話してくれた。

 

んで、彼氏もいると。

 

私はこれらのインフォだけで、

どっちの人かなぁ~と思った。

 

どっちとは、

 

1.これだけの忙しさを

しっかりマネージして

生活できているタイプ

 

2.自己管理能力とスケジュールの

不一致で

どれもおざなりタイプ

 

最初、来た時にそんな話を

聞いている間は、

もしかしたら1かもと思った。

 

でもー、

 

色々説明している間、

やけに返事が素早くていい。

 

いいならいいんじゃんって

思うだろうけど、

なにか不自然さを感じた。

 

どこかで

”早く終わらせて帰りたい”

という雰囲気を

頑張って隠してるような

シッポがぴょこんと時折

見える気がした。

 

そしたらその日はどうやら、

男に送ってもらったようで、

外で待たせているっぽかった。

 

で、

帰る時にバッグを忘れていった。

 

私は思った。

 

『8割方2だろうな』

 

でも気にし過ぎると

こっちも落ち着かないので、

1であると勝手に思う事にした。

 

 

 

そして

以下が私がお願いしたミッション

 

クローバーキッチンのディスペンサーに入っている

2種類のドライフードを

2つのエサ箱に入れる。

その際、エサ箱は洗わなくてよい。

 

クローバーお水がリビングとトイレの

2ヵ所にあるから、それに水を入れる。

水は、水道に付いている浄水器で、

ポッチを手前に動かすと飲み水になるから

それを入れる。

 

クローバートレイの汚物を取った後、

キッチンペーパーに

ボトルに入った精油水をスプレーして、

それでトイレ内側の周りについた汚れを

拭き落とす。

 

クローバー取った汚物は、外の猫用ゴミ箱に捨てる。

 

クローバーもしもトイレの外に

砂が散らかっていても、

モップで端っこによけるだけでいい。

でも気になるなら

掃除機で吸い取ってもいい。

 

クローバーもしも猫が吐いたら、

キッチンペーパーで取って、

精油水を含ませたペーパーで拭いて

お掃除する。

 

クローバー30分うちに居る間に、

リビングとベッドルームと

ダイニングの窓を開けて換気。

 

クローバーリビングとベッドルームの

ライトはつけっ放しでよい。

 

クローバー最後はリビングのテーブルの上に

カギを置いていく

 

 

それから、必要な物があれば、

全て猫トイレの横の

キャビネットに入っているから、

どこでも開けて見て

使ってくれとも伝えた。

 

 

 

 

と、こんな感じ。

 

そのSシッターも

猫を2匹飼っていると聞いたので、

それから考えると、

彼女にとってもこの程度は

いつもの作業なはずと思った。

 

因みにいつもの私の作業としては、

 

エサ箱も洗うし、

トイレ周りも掃除する。

 

エサもウェットフードやら

おやつやらをあげているけど、

またお皿を洗うのも

面倒だろうと思い、

それらも全て無しにした。

 

お水もダブル浄水したものをあげているけど、

タップの浄水器だけのでいいと言った。

 

というのは、

ここサイプレスなのか

うちのアパートなのか知らないけど、

水がすっごく汚い。

 

バーバンクに居た頃は、

普通に水道に浄水器を付けて、

その水で十分だった。

 

でもここでは、例えば

ヤカンに水道の浄水器の水を入れて使うと

翌日は中が白っぽくなってる。

指で触るとぬるっとするし、

不純物も沈殿してた。

 

浄水器を別の物に変えたけど、

結果は同じだった。

 

なのでAmazonで

ボトル式のをポチって、

水道の浄水器で浄水した水を、

さらにそのボトルに入れて浄水したら、

全て解消した。

 

以来、うちでは水は

ダブル浄水にしている。

 

 

 

 

さて話を戻しそのSシッター、

どんな仕事ぶりだったか。

 

まず、来ても窓は開けてくれなかった。

 

開けたのはダイニングの窓だけで、

そこを開けないと

外の猫トイレに

汚物を捨てられないから。

 

もちろん、

捨てたらとっとと窓を閉めてしまって、

まったく換気にはなっていないかった。

 

トイレ掃除も、

なぁ~んか丁寧じゃないっつーかね。

 

パパッ、パパッと取って、

私だったらもっとなんか、

固まった砂が崩れないように、、、

とか考えながらやるわけだけど、

なにも考えてねーだろうな

という感じたっぷり。

 

それから、

トイレの中の汚物を取ったら、

キッチンペーパーを1枚取って、

精油水をそれに吹きかけて

トレイの中の周りを吹いて欲しいと

頼んだあれも、

1日目、なにを思ったか、

床掃除のモップの先の部分で

トイレの中のシッコが付いた部分をぬぐい、

そのまま置きっぱなしにした。

 

そのモップの掃除部分って、

使い捨てじゃないんだけど!

 

2日目もそれで拭き取った。

 

理解してなかったのかと思いきや、

3日目は、言われた通りに

キッチンペーパーで拭いた。

 

ってことは、

ちゃんとわかっているのに、

なぜ1日目と2日目と

違う物を使ったのだ。

 

うちのセキュリティーカメラで

全部捉えていたからいいようなものの、

これ、私が知らなかったら、

戻った時にそのシッコが付いたモップで、

知らずに

家中の床掃除しちゃう

ところだったし。

 

 

 

水はもちろん、

浄水のポッチをひねらず、

結局飲み水でない水をあげてたし、

猫エサなんて酷いもんで、

ディスペンサーのフタまで一緒に

エサ箱に入れてやがった。

 

それも、両方のエサ箱に。

 

 

 

このサイズのフタが

このサイズのエサ箱に混入して、

どーやったらこれを

気づかずに見過ごせるのか。

 

 

それでいて、

1日目は、トレイの周りの砂の

掃除はしなかった。

 

もちろん、私がしないでいいよって

言ったわけだからそれでいい。

 

しかし、なにを思ったか、

2日目は掃除して、

それを

『掃除したよ』ってText送って来た。

 

にも関わらず、

3日目は、恐らくココなんだけど、

コロコロう〇ちをして

その1つがトイレの外に

出てしまていた。

 

もちろんシッターはそれを見ている。

先にトレイの中を掃除して、

終わったあとにその

飛び出したのを取るのかと思いきや、

無視してそのまま置いて

帰ってしまった。

 

私は、外に散らばった

砂は別に掃除しなくていいよとは言った。

 

でもう〇ちは普通取るだろ!

 

 

 

あとこんなことも。

猫トイレのゴミは

外の猫トイレに捨てているんだけど、

トレイの外に散らばった砂は、

なぜかキッチンに捨てにいった。

 

ここは色々意見あるかもだけど、

私の常識では、

トイレのものを

食べ物を扱うキッチンに捨てるって

どーよと思う。

 

いくら飛び散っただけの砂といえども、

猫のトイレのゴミ箱があるっつーのに、

なぜそこで、

わざわざキッチンに持ってきて捨てるのか。

 

外の猫トイレ用ゴミ箱にアクセスするには、

窓のブラインドを開けて、

窓と網戸を開けて、

それから

ゴミ箱のフタを開けて捨てるんだけど、

捨て終わったあとも、

この逆を全部やる。

 

でもキッチンのゴミ箱であれば、

キャビネットのドアを

開けて閉めての作業のみ。

 

つまり、キッチンのが

楽に捨てられるから

そっちに捨てたと

私は感じた。

 

 

1度どっちかが吐いたようで、

それもキッチンのゴミ箱に

捨てられていた。

 

 

 

だけどそれもやっぱり、

キッチンペーパーで

2、3度ペペっと拭いただけで終わり。

 

吐いて時間が経っているので、

固まってて落ちづらいはずなのに、

そんな簡単に奇麗になるのか?

 

帰って見たらやっぱり汚かった。

 

 

 

 

それと、1日目は

猫トイレがあるダイニングのファン、

それとキッチンのライトを

つけっ放しで帰ってしまった。

 

連絡は来たんだけどね、

『電気つけっ放しでいいの?』と。

 

私はてっきり、既に伝えてある

リビングとベッドルームのことかと

思ったので、『いいよ』と返した。

 

そしたら違った。

 

この寒い中で

ファンまでつけっ放しで24時間以上、

無駄な電気代を使うことになった。

 

電気に関してはもう1つ。

 

猫トイレのゴミ箱が置いてある

外にもライトがあるんだけど、

そこもつけっぱなしだった。

 

そこにはカメラがないので、

ハッキリした事は言えないけど、

1日目にSシッターが来たのが夜だった。

 

真っ暗な時に来ているので、

ゴミを捨てる時に

電気つけないと見えない。

 

なのでその時につけたんだろうけど、

恐らく消していないで帰ったので、

2日目もまんまだったのだろ。

 

3日目は日中来てるから、

電気ついてても気づかない。

 

そして4日目に私が帰った時に

電気つけっぱに気づいたのだ。

 

なので、外は恐らく

長くて3日、短くて2日は

つけっ放しだったと思われる。

 

 

そんでもって、

まぁ細かい事は言いたくないけど、

30分コースなんだけど、

30分ちゃんといるわけじゃなかったしな。

 

1日目は25分

2日目も25分

3日目に関してはたったの15分だった。

 

これもね、

1日目と2日目は

仕事が終わってから来てたから、

約30分はいたんだと思う。

 

でも3日目は仕事前にきてて、

恐らく仕事に遅れそうだったのだろう。

それで15分程度で

とっとと帰って行ったと。

 

私は、やる事さえやってくれれば

別に30分いなくてもいいと

思っていた。

 

でもはっきり言って

素晴らしいSシッターの働きぶりに

私は満足ではなかった。

 

珈琲ショップのバイトに

遅れそうだからと、

猫シッターは半分の時間にして~って、

私だってお金払ってるんだから、

そこはフェアーじゃないわな。

 

 

なぜこんなに知ってるのかというと、

うちのは4つ

セキュリティーカメラがあるので、

全部映ってるし

録画もされているのだ。

 

もちろんそれも

シッターには話してあるし、

実際カメラの場所も説明した。

 

それでもあの仕事ぶりだし、

言ったことの殆どが

できてないときた。

一体私の話のなにを聞いていたいんだか。

 

挙句の果てには、

3週目も来てもらう事になっていたのに、

1週目の最後の日に

カギを置いていってしまった。

 

あんた、、、

おいてっちゃったら

3週目どうやってうちに入るのさ。。。

 

私は、そのシッターの

仕事ぶりに満足はしていなかったけど、

また探すのも面倒だし

時間的にも無理そうだったから、

とりあえず今回は

そのシッターで乗り切るか

と思っていた。

 

しかし、相手がカギを

置いて行ったのをいいことに、

オーナーに連絡して

3週目はキャンセルにしてもらった。

 

で、結局3週目はどうしたかというと、

激忙しいってのに、

わざわざボーイフレンドに来てもらって

面倒を見てもらったと。

 

男の彼の方が

よっぽど奇麗に丁寧に

やってくれたわっ。

 

 

Sシッター、

一応、猫が生きていける程度の

仕事はやってくれた。

だからそれには感謝している。

 

けど総合して私が感じたことは、

”この子、仕事にフォーカスしてないな”

だった。

 

なので、これといった

大きな問題やらが

あったわけではなかったけど、

払ったお金に見合ってないと

私は感じたと。

 

実際、安心の為に

シッターを雇ったのに、

”今日は大丈夫かな~”

”なにか変な事しないかな~”

といった不安を抱える

ストレスな日々だった。

 

そのシッターには

チップ込みで$107くらい払っている。

 

若い子が学校と2つのバイトと男。

所詮そんなもんだろうな。

 

忙しいのは分かるけど、

お金をもらってる以上は、

プロフェッショナルとして

やって頂かないとって話なんですよ。

 

シッターであれば、

買主は居ないし

猫は喋らないしで、

その場しのぎの適当な仕事をするようじゃ、

あの小娘が責任感を理解するには、

まだまだ時間がかかりそうだ。

 

 

冒頭でも述べたけど、

日本人で若干潔癖な私が

メキシカンの彼らに仕事を頼んでも、

天と地がひっくり返っても

100の満足はないのは

百も承知だった。

 

だからこそ、

自分なりに、最低限の事までしぼって

それをお願いしたつもりだけども、

頼んだ簡単な仕事すら、

まともにできなかっただけでなく、

常識には欠けるし

あげくに余計な電気代まで。。。

 

安くないからねー、

こっちの電気代!

 

 

 

 

そんでもって後日オーナーが、

御免なさいメールはくれたけど、

でも一体何が問題だったの?って

聞いて来た。

 

まぁ私はその時忙しかったので、

もうすこし待ってねと返して

それから2,3週間ほっといた。

 

けどやっぱり、

どっかすっきりしなかったし、

伝える方が今後の

その会社とSシッターの為になるかと思い、

時間かかるとは思ったけど、

このくだらないクレーム(とは言いたくないけど)

メールを返すことにし、

ちょうどこの前の日曜日に送った。

 

全くそれ以来連絡がないので、

オーナーもそれを読んで、

『面倒なクライアントだな』

思ったんだろう。

 

残念だけど私ももう

そこは使うことはないので、

また別場所で、今度は

しっかりお任せできるシッターを

探さないといけない。

 

 

やれやれって感じだったけど、

なんとか乗り切った3日だった。

 

 

 

Have a good day飛び出すハート