ピロのリベンジ | ピロの屋本館@ロサンゼルス

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天使の女王の町Los Angelesでの生活記録

今回の出張で一緒になったメンバーは

私を入れて4人。

男2人、女2人の構成だった。

 

このうちの男1人が

結構面倒臭い癖のある男でね~。

男のクセして

好き嫌いを露骨に出しちゃうの。

まだ20代前半くらいの

お子ちゃまなのかと思ったら、

なんと30代半ばだった。。。。

 

30代半ばの男で

アメリカでまだフラフラしててあの性格じゃ、

日本では難しいだろうなぁってね。

(↑ここ、大きなお世話か”笑”)

 

 

さてこの男なんですが、

ある日突然私だけを無視しはじめた。

 

出た、出た、出た、出た~

 

ホント、成長しきれていない人間が

まず最初にとる行動の典型なんだけど。

 

 

実は私、この男がなぜ

突然私だけを無視するようになったか

薄々心当たりがあるんだけども、

それは私がヤツに迷惑をかけたとか

ヤツが嫌がる事をしたわけではないんです。

 

私自身の事で、

ヤツが気に入らなかった事だとみている。

 

人の事でイチイチ

”あの人のあれ嫌~い!”

”この人のこれ嫌~い!”

言ってたら

 

どこの世界でも

生きていけないっつーの。

 

 

さて、そんな無視男、

話の内容を聞いてて案の定、

”まだまだ若いなぁ~”とか

”あぁ、この子は生きづらいだろうなぁ”

と、思うことが多々あった。

 

 

どんな事を話ていたかと言うと、

基本、人の言動の文句ね。

 

”レストランでこんな非常識な親がいて、

そんな親の子供が可哀想だ”

 

とか、

 

”自分が優先なのにこいつは分かってない”

 

とか、

 

”あんな所にこんな物を置きっぱなしにして、

非常識な人間がいるもんだ”

 

とか、

 

”教育されてない人間っているんですね~”

 

等々ね。

 

 

 

まぁ、人間だからさ、生きてれば

『ん?』と思う事の1つ2つはあるにしろ、

私からすると、30代半ばの男で、

まだこの程度の事が気になって

周りの人に毒吐いてるのか?

 

と思ってしまった。

 

彼はきっと

しっかり親御さんから教育されていて、

自分の意見もしっかり持っているという意味では

確かに立派だ。

ここは本当にそう思う。

 

でもその自分の見解や常識が、

いくら正しいとしても

それが世間に通用するかなんて

ムリ~、ムリ~(笑)!

 

しかもここ、

自由の国アメリカだぜぃニヤリ

 

 

 

 

さて、そんな無視男に

ピロピロちょっと気づかせる意味で

リベンジしてやりました(笑)。

 

みんなで食事をしていたんだけど、

やはり無視男、

他の2人とはわざとらしいくらいに

楽しく話をするのに、

私とは一切目を合わせようとしない。

 

私が真ん中にいて、

他2人が私の左右にいるのに、

見事に私をすっ飛ばして

目を合わせないという技を使っていた(笑)。

 

やるな~!

慣れているんだろうなぁ~(笑)。

 

なので私が会話の主導権を握ってみた。

トピックは

『嫁姑問題』

 

私が自分の姑が面倒な人で

誰とでも争いをする人だし、

次男の嫁とはもう壊滅状態で、

争いをしていないのは

私だけなのだと切り出したら、

他2人が話に乗って来た。

 

女子ちゃん『え~!凄い!エライですねー!』

男子くん『嫁姑か~(笑)』

 

そこから無視男以外の3人で、

話が進んで行った。

 

男子くんは私と同世代だろう。

女子ちゃんは無視男とほぼ同じ年齢らしかった。

 

”年を取るにつれ、

人の好き嫌いがなくなってくるし、

人とも争わなくなってくるのだ”

 

という事を私が切り出すと

上手いこと男子くんが乗って来てくれて、

『そうそうそう!!

もうそうはしなくなるんだよね~!』と。

 

女子ちゃんが言った。

『え~!そうなですか~!

でもたまに変な人いて

ムカッとしたりしません?』

 

私が答えた。

『若い頃はそうだったかなぁ。

自分と違う意見を持っている人と

正面から対立したり自己主張したり、

勝ち負けに拘ったりとかね』

 

男子くんが横で『そうそうそう!』

嬉しそうに共感を示す。

 

無視男は1人黙りこくって

横で食事をしている。

 

『でもこのくらいの年になると

勝ち負けとかどーでも良くなるし、

争う事自体がくだらない事だって

思えてくるんだよね~』

と私が言ったら、

 

男子くんが言った。

『そうなんだよ~。若い頃は

何でも白黒つけたがったけど、

もう年とるとどーでも良くなるんだよな~』

 

ここで私は

無視男へ毒の矢をサクッと放ってみた。

 

『たまに人の好き嫌いが激しい人とか、

訳もなく態度が変わったりとかする人、

いるでしょ~?』

 

男子くんと女子ちゃん、

『いるいるいるーー!!!』と、

首を大きく縦んいブンブン振った。

 

私が続ける。

『そういうのもね、それは

その本人の問題だから、

巻き込まれないのが一番なの』

 

すると女子ちゃんが質問を浴びせた。

 

『え!どうしたら巻き込まれないんですか?』

 

男子くんが代わりにお答え。

 

『え。付き合わないか

離れればいいじゃん。

関係ないし(笑)。

関われば自分も嫌な思いしたり、

面倒な事になるだけだしな』

 

女子ちゃんは『へ~』と関心を示し、

私は『そうそう』とほくそ笑みながら

チラリと無視男を見る。

 

無視男はうつむいて

気まずそうに、そして

不味そうに食事をしていた。

 

そんな感じで、無視男の真横で、

今まさに無視男が私にしている仕打ちを

みんなで語ってやったのである。

 

:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

 

無視男は終始無言で食事をし、

時折落ち着かない様子で

スマホなんかをいじったりしていたけど、

きっと気づいていただろう、

自分の事だと。

 

自分の悪態を話題にされ、

2人も話に乗って来て、

結局そういった態度な人間は幼いし、

周りの成熟した大人からは

全く相手にはされないのだと

ダメだしどころか、

無視的存在なのだと言われてしまったのだ。

 

 

 

ふふふ!

 

ピロをなめんな。

 

:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

 

 

さてその後の無視男ですが、

私が話終わってダイニングルームを

去ろうとしたら、

なぜか女の子ちゃんと男の子くんも

一緒についてきて、

無視男は1人残される結果となった。

 

 

 

 

そして翌日、

昼食時も夕食時も、

私と女の子ちゃんと男の子くんで食事をし、

無視男はその中には

入ってこられなかったようだ。

 

我々が楽しそうに話をして

笑っている声が

彼にも聞こえていただろう。

 

その日の夜、

やっと無視男が登場した。

 

実は私の作戦のポイントはここから。

 

私は無視男が我々がいる

ダイニングルームに入って来た時に、

すかさず話の輪に入れた。

ヤツは気まずそうな感じではあったけど、

素知らぬ顔で仲間に入れた。

 

 

 

 

そして、

 

 

 

 

 

わだかまりは消えた。

 

 

 

 

 

私は前にも何度も記事内で

述べてますが、

争いが大嫌いだ。

 

時として今回のような

手荒な方法を取ったりする事もあるけど、

それは仕事の終了が間近だったから。

このまま離れてしまったら、

私も無視男もわだかまりが残るだろう。

それは避けたかったのです。

 

無視男には申し訳なかったけど、

これで少し気づいてくれれば

いいけどね。

 

 

花   花花花   花   花花花   花

 

 

 

いくらしっかり教育をされていても、

性格が悪けりゃ

敵を多く作るだけだし

社会でやっていくのも困難だろう。

 

この人間社会でやっていくには

もちろん教育も大切だけど、

人に敬意を払い、

人とのコミュニケーションを

上手に取れるようになる事も、

大切なのだ。

 

でないと、

 

自分が生きづらいだけだしね。

 

 

ピロのリベンジのお話しでした。

 

 

 

 

ではでは皆さま、ごきげんよう。

本日もお立ち寄りどうもありがとう。

ぽちっとして頂けると嬉しいです。

 

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