セドナでの想い出と出会い1 | ピロの屋本館@ロサンゼルス

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天使の女王の町Los Angelesでの生活記録

かっぱ本日から約10日、日本帰国の為ブログは予約投稿となります。
お返事もできそうにないのでコメント欄もクローズさせて頂きたいと思います。
よって、皆さまのブログにも少しの間お邪魔できませんので、悪しからずかっぱ



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2009年4月30日、

私は荷物を抱えて朝4時半に家を出た。




1週間前に職とステータス(ビザ)をいっぺんに失い、

砂漠の中を真っ直ぐに走るフリーウェイに引き寄せられるかのごとく、

ただただ車を走らせていた。

7時間半後、到着した場所はアメリカのアリゾナ州、セドナであった。







砂漠を走る事約4時間、

『こんな場所にインディアンの聖地、赤い土の街がはたしてあるのだろうか』

と思っていた矢先、山間から突如出現したこの風景。

最初にお出迎えしてくれたのは、

あのネズミの遊園地で有名なビッグサンダーマウンテンのモデルとなった

ベルロック。


『おぉぉぉぉ!!!』

最初に発した言葉はこれだった気がする。


お隣も迫力では負けていません。

『これがセドナか!!!』



私はこの3日前までセドナを知りませんでした。

会社を辞めたその日の夜中、

寝ようと目をつぶると水車のような歯車が自分に向かって来るんです。

いくつも、いくつも、次から次へと。

それと同時に

”旅” ”砂漠” そんな言葉が一緒に押し寄せてくるんです。

何度も『はっ!!』と目を開けて飛び起きいよいよ寝られなくなり、

パティオへと出てたばこをくゆらせた。

ふとたばこを消してPCに向かうと画面に現れたのが『セドナ』のサイトだった。



初めての一人旅と、

私が理想としていた場所でのハイク。




何もかも忘れて、いや、正確に言えば、

全てがなくなったあの頃、すでに考える事なんて何もなかったんです。




そんな自由の身でこの大自然を満喫してました。



トレイルの目印になる石。

そんな物なくっても~!と思うかも知れませんが、

ホント、気にしないで歩いていたらしっかり迷いました^^




私は、人として恥ずかしくない、

やれる事、すべき事、全てをこなしてきたつもりである。

周りからどう思われていようが、

これが私が”正しい”と思った道である。

そんな事を思いながらこの赤土の上を歩いとりました






自分へのご褒美という物を生まれて初めて与えてみた。

ちょっと高級なホテルに宿泊。

朝早く起きてボルテックス
(大地から強いエネルギーが渦巻きのように出ている場所)へハイクしに行き、

昼過ぎに一旦ホテルに戻って1,2時間お昼寝タイム。

それからアップタウンへブラブラと観光へ行くんです。



日本から観光で来た女性2人が、レジで小銭が分からなくて困っていた。

英語は全く話せないようだ。

レジの店員が『持っている小銭を見せて』と言った。

ここでよくあるのは誤魔化される事である。

『仕方ない。ここで会ったも運命。店員が金をチョロまかそうとしたら助けてやるかぁ』

私はレジ横のキーホルダーを見ているフリをして彼らのやり取りを横目で見ていた。

すると店員は、会計とぴったりの小銭を取って彼らに笑顔で言った。

Have a nice trip

私はその瞬間、『へぇ~、セドナってこういう場所なんだ~』と思い、

1人笑顔で気分良くその店を後にした



夕食のピザをTo Goしてリカーストアーでビールとワインを買いホテルへ戻る。

ジャグジーでこの夕日をしっかり受けた赤土の山を眺めてリラックス。

薄暗くなる頃部屋へ戻り、TVを見ながらピザをつまみにワインを嗜む

この上なく最高のひと時であるキラキラきらきら!!



赤岩と緑。




林の中を流れる小川と架け橋の丸太。

特別綺麗な場所とは思わないけどなぜか癒されるこの空間。

そう言えば、ママが生きている間に親孝行の1つもしてなかったから

思い切って連れて来たのでちょっとママを登場させてみた(笑)。


きっと一緒にいたならば、

『あらっ、こんなところに丸太があるわ!』

とか何とか言って絶対必要もないのに渡りそうな人だから、

お望みの丸太の上で記念撮影してあげた。




暑くも寒くもない晴天が続く。





中央よりやや左よりの岩は、

マリアさまが赤ちゃんを抱いているように見える岩なんですってWハート




こんな岩山にあるチャペル。

行ってみると、、、、。



中に入ると全面が全てガラ張りで前方にセドナの赤山が見える。

無数のキャンドルが灯してあって、讃美歌が流れていた。

思わず日ごろの行いを悔い改めたくなるそんな空間(笑)。

依頼、セドナへ行く時には必ず最初にここを訪れて、

日頃の悪事を”反省”をしてから街へ繰り出すのであります反省!



ママの記念写真は

人気のない場所なら全て撮ってあげた。

本物と来れたのであればなお良かったが。






アップタウンから少し離れた場所にあるテラカパキ。

ちょっと高めなお店屋が集まっている場所である。

ブラブラ歩いているとはっと心を突かれた


パッヘルベルのカノンを演奏するギタリスト。

私はその場で硬直し、そのまま写真の噴水の淵に腰を下ろし

目をつぶってそのギターに聴き入った

想い出の曲と共に優しい時間が過ぎる。




もうあの苦しみからは解放されたんだなぁ。。。。

あの頃、こんな安らぎが訪れるとは思ってもいなかった。



それから毎日同じ日課を過ごした。

朝早く起きて午前中はハイキング。

昼に一旦ホテルへ戻って軽く休憩し、午後からは街を散策。

そして夕食を調達して帰り、ジャグジーやプールで遊んでから

夜はワインで晩酌して、セドナの月を見ながら熟睡。



人生って色々である。

この頃の私は、ちょうど険しい岩山を登り終えた後だったんです。





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