授業参観 | ピロの屋本館@ロサンゼルス

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天使の女王の町Los Angelesでの生活記録


私のママは仕事人間でしたsei


当時はガソリンスタンドの1店舗の所長をやっていた為、
月曜日から土曜日まで、朝7時半から夜の9時までお仕事。

夕方6時に一度家に帰って来て夕食を作ってくれるけど、
7時にはまた会社へ戻る。

そんな生活だったので、学校行事と言えば、
小学校の入学式に来たきりで
あとは全く姿を現さず、、、な人だったんです。





アオキラアオキラあの時の授業参観以外はアオキラアオキラ




blueheartおはなおはなおはなblueheartおはなおはなおはなblueheartおはなおはなおはなblueheart



小学生のある日、
私は無駄だとは知りつつも、義務感でいつものように
ママに授業参観のお知らせを渡したお知らせ


すると突拍子もない言葉が返ってきた。



『あら、授業参観あるの
たまには行こうかしら












ぶったまげた


私を捨てて男と駆け落ちでも考えているんだろうか。。。
その為、最後の想い出作りに授業参観にでも、、、
って魂胆じゃなかろうなゾゾゾ


しかしながら、そんな私の憶測は全く的外れで、
その日は単にアルバイトがたくさんいるから
時間が取れるという事だった。





授業参観の日、子供はソワソワするキョロキョロ
授業が始まる前から後ろを頻繁に振り返り、
自分の親の存在を確認する
たまたま友達の親とかを見つけると、
わざわざ知らせたりなんかしてとても楽しそうだ
まさに、花嬉し恥ずかし参観日花である。


しかし、私にはそんな経験は一度もなかった。
みんなが楽しそうにしている中で、
いつも一人孤独だったガクリ

授業が終わるとみんな親元へ行って、
楽しそうに親子の交流を持つ手をつなぐ 手をつなぐ 手をつなぐ
その羨ましい光景から逃れようと、
私は一人テクテク廊下を歩いてクラスから遠ざかるけど、
廊下はどこもお母さんとその香水の匂いと
親子の愛で満ち溢れているのだ。

愛ハートbハートbハートb愛ハートgハートgハートg愛



私にはない事であるとどこかで諦めていた。

そんな時のママの一言であった。





私は飛び上がって喜び
しっかりヘアメイクして、綺麗なお洋服で出席するよう
ママにお願いした。


ママも笑って、
『あら~。じゃぁ、スーツでも着て行こうかしら


その日から参観日までの間、
私は毎日ワクワクして過ごしたおんぷおんぷおんぷ


友達同士で”今度の授業参観、お母さん来るの
なんて訊き合って、
「うん、来るって~!やだなぁ~」
とか、本当は嬉しのに言ってみたりした。


ふふふっアオキラ
この感じ、この感じおんぷおんぷ





そしていよいよ参観日当日がやってきたきらきら!!


給食の後の5時間目が始まろうとしていた。
ポツリ、ポツリと気の早いお母さん達が
軽く会釈しながら教室IN。
おかあさん。おかあさん。カカーお母さんママ


教室のあちこちから、
小さなきゃっきゃっと言う声が聞こえる。

私もテンション上がってきた

授業時間が近づく
お母さん、増えるカカー


ママはまだ来ない。
きっと支度に時間がかかっているのだろう。
たっぷりおめかしして来てもらうんだからねキャッ☆おんぷ
私の心臓の鼓動はもうMAXまじか
そうそう、この感じ、この感じおんぷおんぷ


すると先生が入って来て授業が始まった

ママはまだ登場しない。


5分。10分。
授業は進む。
私は1分毎くらいに後ろを振り返りママを探す


15分。20分。25分。。。

おかしい。。。。
隠れて見ているのかなぁ。。。見る
いっぱいで入れなくて廊下にいるのかなぁ。。。混雑満員御礼。


30分。授業が終わる5分前である
私のテンションはすでに落ちようがないところまで落ちていた



キ~ン、コ~ン、カ~ン、コ~ン


ママを確認できないまま授業は終わった。








私は涙を必死にこらえながら、
ハート親子愛ハートで満ちた廊下を歩いて一人ママを探した


『ママどこだろ~、ママどこだろ~。。。

やっぱり私にはこの感じがお似合いさっ影


私はその日、ママを見つける事ができなかった。




手描きふうクローバーおはなおはなおはな手描きふうクローバーおはなおはなおはな手描きふうクローバーおはな手描きふうクローバー




夕方、家でTVをみていたaya

見ているのか見ていないのかよくわからない。
暗い気持ちでぼぉ~、、、っと。




外でママの車の音がしたビックリ


私は玄関に走った


そしてママがドアを開けた


2人ほぼ同時に、




「ママーっどうして来てくれなかったのー

「あんたこそどこにいたのよー







私 「ど・・・どこって、、、教室だよ

ママ 「教室へ行ったけど、誰もいないじゃない

私 「いたよーずっと教室で授業やってもんっ

ママ 「嘘よーママ行ったけど誰もいないから、
どうせあんたが間違えたのかと思って、
音楽室とか体育館にも行ったけどどこにもいなかったじゃない

私 「そんな事ないよー、いたもんっ

ママ 「校庭にも行ったけど、
体育やってるクラスはなかったわよ

私 「いたもんずっと教室にいたもん

ママ 「いなかったママ、何度も確認したし、
用務員のおじさんにも教室訊いたのよ
間違いないわよ

私 「おかしいじゃん、そんなの
ピロは教室でずっと授業受けてたもんっ

ママ 「何言ってるのよ4年1組でしょー
誰一人いなかったわよ

私 「ゾゾゾ





私の興奮は瞬間的に冷めたが、
ママはまだ気づかず熱くメラメラしている


ママ 「あんたが算数だって言ったのよ
だから教室へ行ったのにいないから~
せっかく仕事抜けて行ったのにっ





もうママの言い分なんて聞こえてこなかった。



私は勇気を振り絞って告げた。




























私 「5年1組だけど・・・






ママ 「ひゃ~・・・ビックリ






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仕事人間な親も大変ですが、

そんな親を持った子供だってそれなりの苦労はあるんですよ全身たいつw

大人からしたら大した事ないような出来事でも、

子供のガラスのハートはズタズタで、

こうして親無き後でも、

ブログで世界的に大失態を公表されてしまうくらいにね






小学5年生の

ある日の寒~い想い出でした風








ではでは、アディオス


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