アメカジ好きサラリーマンの靴日記

アメカジ好きサラリーマンの靴日記

アメカジは好きだけど、週末にしかブーツやスニーカーを履けないサラリーマンの
靴の経年変化日記。
さらに休日はほとんど波乗りに行くためスニーカーやサンダルばかり履いて。。
いましたが、2013年7月より通勤にワークブーツ等を使用しています(^^ゞ

GWにL.L.Beanの店に行きました。
トートバッグをチェックして、目を疑いました👀
「み、耳がない?」



ビーントートの横の縫い合わせ部分には、写真のように現行品であっても原則的に耳が使われているばずです。

原則でないのは、ソリッドカラーとレザーハンドル。

通常モデルはミニサイズでさえ(昔は違いましたが)耳が使われています。
これはバッグに合わせた幅の生地をわざわざサイズ別に作っている事を表し、僕は感心していました。

さっそく店員さんに状況を聞いてみました。
「本国に確認したところ、切り替わるわけではなく、耳アリとナシが並行して作られることになるそう」
との事です。

つまり、オンラインで買う場合はどっちが届けられるかはわからない事になります💦
ロングハンドルやXLサイズはオンラインで買うしかないので、悩ましいところです。

また耳ナシとなった事で、端の処理は折り込んで縫う事になっていました。
折り込めるよう、柔らかい生地になったという事です。
これも痛い!
(ソリッドやレザーハンドルも同様)

生地を縦にも裁断するため、縫う場所は裁断後でなければ確定しないため、ハンドル裏のガイドラインもナシとなりました。
これも痛い!



ガイドラインとはこの青い点線です。



かつては写真のように、縫い合わせ部分にもありました。
古着業界の一部では、これをガイドラインとは呼ばず耳と呼んでいるようです。



店員さんは
「でも耳は、一般のお客様にはまり人気がないんです」
とも言っていました。
過去にもブログ(2022.04.29)で書きましたが、オンラインストアの口コミを読んでもそのようです。

店員さんは職業上の立場から話していながらも、口調はビーントート愛に溢れており、個人としては残念に感じている事がヒシヒシと伝わっていると思いました。

生産効率の良くない耳アリが本当に継続するかはわかりません。(伊藤忠が口出しして、値段の高いラインとして差別化したりして)

この数年、定価の上昇も著しく(とはいえ僕はこれまでが安すぎたと思っているので今が適正価格だと思っているので、高い物になる前の)今のうちに買いたい方は、店舗で耳のある個体を買うほうが良いと思います。

↓2022.04.29のブログ





燦然と輝く「Made in U.S.A.」の文字。

今日の記事は、服にどう対峙するかという個人個人の楽しみ方の話なので、僕個人の感覚です。

僕は社会人になってスーツやジャケットを着るようになり、服の国(ヨーロッパの諸国)の服のルールや考え方が奥深い事を知りました。
簡単に言うとタキシードは夜の準正装とか、ダークスーツとは色の濃いスーツという意味ではなくドレスコードの定義の1つを意味するとか。

ダークスーツであるべき場でも、僕が参加するような場所はたいして畏ってもいないので、靴はストレートチップではあるけれどメダリオンありだったり、パンツのスソはダブルにしていたり、タイも状況に合わせて自分基準でカジュアルダウン具合を使い分けていました。

そうして自分なりの幅で、服に対する考えを持つことも楽しんでいます。

P-44という米軍ジャケット(使い方はシャツ的だった?)を1つ持っています。


パーツごとにちょっと違う色の生地が使われているのも魅力的です。

よくSNSなんかでは「写真より実物のが良い色」的な書き方をする人がいますが、残念ながらこれは実物になると、もっと違いがわかりません…。

P-44の「44」とは、1944年からの生産を意味しているそうです。
つまり日本と戦うために開発された服です(服の用途は作業服のようです)。



(2022年のNIGO展に出ていた物は、あきらかに違う色の生地が組み合わされています)

買った時に祖母は健在でしたが、一度も目に入るような事はしていません(1944年には祖母は18歳だったはず)。
62年製のG1や80年代製のベイカーパンツは祖母や祖父の前でも着ていましたが、P-44は買うことさえ何年も迷っていました。

アメカジの服は目的を持って作られたリアリティのあることが魅力の1つだと考えている僕は、P-44を太平洋戦争で親戚も周りの人も亡くし、苦労もしたはずの祖母の前で着ることはできないと考えていました。
(実はチラッと見せてくれたまだ少年のうちに戦死した人が、どう親戚なのか聞くこともできなかったです)

昨年12月、30年寝かせていた冒頭写真のサーマルシャツを洗濯しました。
ここ25年くらいはハイテクな下着を着ているので出番がありませんでしたが「ハイテク下着ではできないけど、サーマル+アロハ+P-44そして古いLEVI'Sならカッコいいかも!」と思いシーズン3ヶ月に準備してました。



なのに2月28日。アメリカがイスラエルと組んでイランに軍事攻撃を始めてしまいました。
口実はイランが核兵器を開発するから。

アメリカは2003年にイラクを大量破壊兵器を持っているという口実で攻撃し、兵器を発見できなかったことがあります。
当時は僕も「アメリカの諜報力がそういうなら、そうなんだろう」と思っていましたが、結果はそうではありませんでした。

今回もアメリカの大義は正しくないのだろうと見られています。
トランプさん、僕たちは戦争で負けてなお、「Made in USA」の文字に心躍り、「アメリカ製」と言いたくて仕方ないんです。
入口は服の見た目だったけど、アメリカの経済成長と文化にも憧れて、アメリカは世界の警察だと信じて疑わなかったのに。
どんなに着古してもアメリカの服というだけで(ナゼか見るからに純日本人な僕も)誇りを持って着ていたいのに。

この春はアメリカの戦争を支持していると思われかねない、P-44を恥ずかしくて外で着れないままでしょうか。
あの憧れを返してくれることができるのも、トランプさんだけなんです。



ギリギリ読めるステンシルのサイズ表記。

さんじゅう…8?6?
やっぱりギリギリ読めないステンシル。。。
この革のブレスレット。
僕が作った物です。



ゴローズに、イカリングみたいな形の革ブレスがあります。
太いベルトなんかに使う分厚い牛のベンズレザーを輪っかに切り出し、面取りして水に浸して銀面が外側を向くようにしてネジって乾かして、ふ糊で磨いて完成です。

それの手首に合うサイズをギューッと押し込み、シルバーと重ね着けするのがカッコいいんです。
が、押し込んで着けるサイズなので簡単には外せません💦
つまり飲食店でのバイトなどには向きません。

そこで僕は、鹿紐とビーズで留めるスタイルのブレスを作る事にしました。



僕の技術の問題でしょうか。
28年くらい使って、ベンズレザーの穴の横が切れそうになってしまいました。
いや、もはや切れてますね。繊維が多少つながってるだけです。



この穴、空けた後のポンチを引き抜くことが大変でした^_^

鹿紐は何度も取り替えていますが、思えばこの革には、僕がこの期間にプライベートで行ったあらゆる場所の空気が染み込んでいます。

別に観光地的な場所だけでなく、近所のスーパー。今やどこにもないレンタルビデオ屋。の、奥のコーナー。
居酒屋で僕は記憶をなくしてもこの革はその楽しかった時間を知っています。
ボラれそうになったあの店や、誰かに知られたくないあの事も。。



サーフィンの時も毎回着けっぱなしです。
だから着用時間は結婚指輪よりは短いですが、気分で着け替える物ではないので期間も考慮すれば僕が最も長く着用している物です。

独身のお土産に2年間だけ住んだ鎌倉から、東京に帰る最終日にようやくやって来たあのリーフブレイク。
初日に肋骨にヒビを入れたけど楽しかった青森〜岩手北部のサーフトリップ。
巻かれて肋骨が痛くて体育座りした小田の沢や、そこだけグランドスウェルが入っているかのような有家。
海から眺める北リアス鉄道と風光明媚な道中。

そんな印象深い波から記憶していないような波の海水まで浸み込んでいます。
福島県では請戸や熊川河口の水も。

その後、震災をはさみ何度も訪れた宮城県の気仙沼本吉の海と志津川観洋の温泉の水と、岩手県の陸前高田の穏やかな空気も。

そして生活環境が変わっていく日々や、祖父母と過ごした時間も。

たくさん物を買うことができたとしても、こうして1つの物に自分の歴史を少しずつ刻む事ができることにアメカジの魅力があり、長く付き合っていける理由だと思います。

まぁたくさん買うことは、"できたとしても"なだけで、僕にはたくさん買えないですけど(*_*)



新しく作り直しました。

もう、祖父母と過ごすことはできないけれど。

もう、請戸や熊川河口に僕が入る日は来ないと知っているけれど。


でもこの2代目を見ても、あの日々の記憶を思い出すことを継承しています。