何故このような学問があるのでしょう?
好きな人は好きだけど、本当に嫌な人には苦行でしかない音楽理論。
その昔は、作曲法にたくさんの秩序があったのです。
長く続く音楽史で言えば、なんでもOKは割と最近の話ですが、それでも十二平均律がある限り、最低限の秩序を維持しなければいけません。ただの音の集合体にならないように。
今回は理論の活用法の例を少し描きました。
演奏技術に活用する
演奏する時は、カウント、旋律、和声が頭の中にあるようにと以前こちらでお話しました。
この三者の関係性は理論によって成り立ちます。
がむしゃらに頭の中で鳴らすのではなく、そこに説明できる理由がないとすぐに忘れます。
CASE:難しいパッセージが続くところは細かく分解して隣合う音の音程を理解する。
例)・2度が連続しているなぁ。
・3カウント目で4度になるなぁ。
・1の裏(1拍目の裏拍)でD♭Ⅰのアルペジオからスタートして、4の裏(4拍目の裏)でA♭Ⅴに進む。→裏拍カウント4つ目五度移動かぁ。
このようにカウント、旋律、和声は切ろうと思っても切れないものです。
演奏技術があれば理論はいらないと言うことは無いです。
制作に活用
ある程度形になった楽曲にもう少し遊びや色が欲しい時、シンセを部分的に入れると華やかになります。
もしEDMやハウスなどは1個鍵盤を押せばシャレオツなコードが鳴ります。
その音をたとえルート弾きで入れたとしても、楽曲の印象はかなり変わります。
全部メジャーじゃなく、マイナーも!って思い描いても部分的にマイナーにしたかったら、そのようにシンセを設定しなければ表現出来ません。
設定する時に理論が活躍します。
LFOの設定とかね。
また、コードだけでなくアーティキュレーションなどの演奏法も知っていれば、自然なフレーズを打ち込むことができます。この音のベロシティもう少し強く長い方が良いかもなどと言ったように理論の活用先は作曲だけではありません。
最後に
かつての偉人が積み上げてきた、「偉大なる屁理屈」はやはり偉大であります。
アートを数字で分析することはエモーショナルでは無いですよね。だから屁理屈と言いたい。
逆に理屈をエモーショナルに表現することで、説得力は増すばかりです。
理論を食わず嫌いしている方、よりエモーショナルに表現したいなら夜の1時間だけ理論に付き合って見るのもありなのでは?
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