耳コピについてもう少し詳しくお話しします。

 

例えば、ジャーンってコードを鳴らした時にどの音が聞こえますか?全部聞こえるなら素晴らしい耳をお持ちです。

 

6個以上の音を同時に鳴らした時、どんなふうに聞こえますか?

 

6という数字を知っていれば、聞こえない残りの音を探しますよね?

 

でも実際に耳コピしたい楽曲はいくつの音が鳴っているかは、情報がないですよね。

 

2個の音の厚み、3個の音の厚み、4個の音の厚み、5個の音の厚み…

 

そんなふうに聴き比べて行った時、意外に自分の耳は聞けていなかったりします。

 

 

 

 

正解への道のり

 

 

どうやって正解を導き出すのかというと、聞こえた音の和音の厚みから『何個の音を使っている』という情報だけを先に聞き出します。ドレミに囚われないでください。

 

2度、3度、4度、5度…などの音程よりもまず先に『何個の音を使っている』かを導き出します。

それを見つけてから、音程を探します。

 

完コピを目指すのであれば↑は必要な工程ですが、トレーニング次第で聴けるようになるでしょう。

 

次第に音の塊が全部バラバラに聞こえてきます。

 

バラバラに聞こえるまでには、何個の音をどのくらいの幅、またはどこのポジションで使ったのかを聞きまくる必要があります。

 

 

 

どんなトレーニングをするか?

 

 

アルペジオとスケールを全調、教会旋法(チャーチモード)、なるべく多くの種類のセブンス以上のコードをきいてください。(弾かなくてもいいけど、その代わり口ずさんでください)

速いパッセージや和音が音の塊でしか聞こえなかったのに、全部バラバラに聞こえてきます。

 

スピード◯ーニングじゃないけど、聞かなきゃ知ることすらできません。弾くよりもまず先に耳に専念してください。

 

聞こえたら聞いたものと同じものを4つの音なら4つだけ弾く。

その時のあなたの手の形をよく見る。

たとえば、ナインス弾くときはこの手の形!と体得します。

 

ここまで音が聞こえるようになれば、メインメロディもよく聞こえるのではないでしょうか?

 

 

 

 

最後に

 

あくまで一例です。

楽譜に縛られたくないのであれば、耳を鍛えるしかありません。耳と同時に手の形を目で確認して手を広げた感覚で覚えていきます。

 

数あるパターンの中のうちの一つ一つがつながったものが楽曲になり、それが何通りもの無数の組み合わせであるので、いろんな楽曲が日々生まれています。

 

あと弾いている人の腕や重心などのフォームの真似をしてもいいと思います。イメトレですね。

 

 

 

皆様のお耳が少しでも育ちますようにクローバー

 

 

 

 

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絶対音感、相対音感が必要かと言われたら、あった方が作業が速くなると言えます。


ただ、この能力だけで完全を狙うには確定要素に欠けます。絶対音感も相対音感も人間の感覚によるものですからね。


理論から予測する能力も必要です。


だから楽曲を耳コピする前に、コード解釈が必要です。


「よし!次、B♭くるぞ!」って思ってB♭を聞くのと突然B♭を聞くのとではその後の展開への対処が変わって来ます。


耳コピは、聴音とは似て非なるものです。(私はそう思う)


前情報なしで数回演奏されたものを楽譜に起こすのが聴音。


耳コピは「あの曲」という前情報があります。





完コピ目指す人に向けた手順


STEP.1まずは構成を書き出す


聴音でも「何小節、何分の何拍子」を教えて貰える場合があります。これがわかるだけでだいぶ聞きやすくなります。ですので、まずは外枠から固めていきます。ついでにBPMも計測しましょう。メトロノームを使っても良いし、DAWソフトでBPM情報をプロジェクトファイルに反映させて調べてもいいと思います。そのようなWebサイトもあります。

⬇️のサイトはBPM計測もあります。




例)イントロ○小節、Aメロ○小節……

     イントロ→Aメロ→Bメロ→Cメロ→A´メロ→B´メロ→ C´メロ…


[DAWやメトロノームがなくBPMが正解かどうか耳以外で確かめる計算式]

4拍子BPM100(仮定する)の場合、150小節なら6分の尺→(4×150)÷100=6   →原曲音源と同じ尺だ!ってなったら正解



STEP.2間違い探し


AメロとA´メロの間違い探し、BメロとB´メロの間違い探し……単に聞こえ方が違うところに印をつけるだけでもいい。また、間奏はどこのメロと関係性が1番近いか、わからなくても雰囲気で結びつけてみる。


家具を組立てる時パーツを確認しますね?

パーツごとにより分けてください。




STEP.3メロごとにコード分析


それぞれのメロごとにコード分析

コードがわかりづらければ、低音(ルート音)のみ書き出す。


この時に理論が役に立ちます。コード進行のパターンから導き出すこともできます。


ピアノの場合、左手がアルペジオなのか和音の転回形でどのようなリズムなのか聞き取ります。




STEP.4旋律の聴き取り


分からなければコードから予測する(楽曲のキーから予測しても良い)

旋律がハモってる場合はコードから導き出すこともできます。

速いパッセージはアルペジオやスケールの変化形だと心して聞くこと。


本当に分からなければ、何倍にも遅くして聞く。YouTubeなら簡単に出来ますよね。再生画面の右下の設定から再生速度を選べます。DAWはプロジェクトのBPMをリージョンに反映させることでBPMを落として聞けます。


そして遅送りのまま一緒に片手ずつ弾く。

この時に間違っていれば、ぶれた音がします。

また、演奏目的での耳コピなら、片手ずつの練習はどんなジャンルでもマストです。




知っておいたら得なこと


鍵盤の場合、声部を意識して聞いてください、

声部とは、分かりやすく言うと片手だけで2種類以上の旋律を同時に鳴らすこと。

合唱のソプラノ、アルト、テノール、バスのようにそれぞれが独自の旋律を担当しています。


鍵盤楽器はそのように演奏することがよくあります。

左手は単純な伴奏パートでは無いのです。左手にもハーモニーに基づく独自のメロディがあるのです。


つまり、縦にも聞き、横からも聞いていきます。


また、人間の耳は高い音を聞こうとします。

低音は全然だけど高い音しか聞こえないなら、聞こえるところを先に聞き取って、理論で予測しながら聞き取れなかった穴を補完していきます。


理論で補完した箇所が合っているかは、先程の遅送りで一緒に弾くことではっきり分かります。




最後に



五線譜は丁寧に書こうなんて頑張ってはいけません。


⬇️私なんてこんなですよ。必要なかったので途中から書いていません。



⬆️が最後には⬇️になる。



ただ、完コピ目指すなら五線譜に音符を書かなくても、小節線を引いて何小節かを把握し、コードを書き記すことはとても重要です。


そして、作曲者やプレイヤーの意図を汲み取ることが何よりも大事な作業です。


こうした方が弾きやすいからあえてここの音は抜いたのかな?とかね。




はい!こんな音楽の切り口もあると興味を持ってくださった方は、お教室の体験レッスンもやっていますので、ぜひお越しくださいウインク




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教室はお休みです!


が、私の個人活動は無休です。

採譜案件を数曲突破した後は声のお仕事です。



個人的には声のお仕事より、採譜の方が早く終わります。(体感的に)




声のお仕事で注意していること


ボーカル、ナレーションのお仕事でレコーディングにはあまり時間をかけすぎず、かつ正確であるように努めています。

音声編集や細部の確認などの作業に時間を割きたいところです。


人間の声は不安定な要素がたくさんありますので、レコーディング時は同じコンディションでありたいと日頃から強く意識しています。


ナレーションなんかは、言葉ですがBPMを決めて最初と読み上げる速さが変わらぬようにしています。


イントネーションを確認する時、リズム打ちをしながら何パターンか練習してから録ります。


リズム感がない言葉ほど聞き取りづらいものはありません。


声を扱う時は『大袈裟』がちょうど良いのです。


普通の会話のテンションではなく、口の開け方や舌の動かし方も大袈裟に動かします。


作品に一定のテンションが求められる場合はかなり慎重にマイクと自分の口の距離、声のトーン、表情に気を遣います。





音楽と関係ある?ナレーションのきっかけ


なぜ、ナレーションをやってみようと思ったかというと、きっかけはボランティアで絵本の読み聞かせをしていたことがきっかけでした。どんな子どもも笑わせたい私にとって、今のところのライフワークですウインク


子どもたちのワクワクしている表情はとてもかわいいし、絵本を通して季節や昔ながらの知識を伝えること、みんなで『どうして?』を考えることがとても素晴らしいと思ったからです。



時々、子ども目線で意味不明な表現や言葉が出てくることがありますので、置いてけぼりにならないように『〇〇って何だっけ?』と質問し『そっかぁ!〇〇ってことなんだねー』と認識のずれがないように注意します。



こう考えると、昔ながらの紙芝居屋さんってすごいですよね。多数の人に共感を持ってもらうのも大事ですが、読み手がストーリーの脚色をせずに出来事をありのままの色で伝える…まさに職人の技。脚色はしないけど、ダイナミックに表現する…それって冷静と情熱の間(古いかぁ)


かつ安定したテンポ感を維持して読み上げる。


上矢印これを自宅で練習して本番に挑みます。


私の読み聞かせは素人のボランティアで職人とは違うフィールドにいますが、それでも『わー!面白かった!またきてねー!』って喜んでもらえて私も幸せです照れ


声と絵で映像並みのダイナミックさを表現することは、デジタルであっても中々難しい世界だと思います。





これってピアノ演奏にも通ずるものがあると思うんです。一つのフレーズ、音色にこだわるように一気に読まねばならないところ、文章の終わりはどのトーンでいったら、次の一文が際立つかとか考えるのが好きです。


音楽家というより表現者としてどこまで行けるか、受動的ではなく自分の持っている技術を提供できる場所や機会に出会ったらとにかく行ってみようと言うのが、今年度の抱負です。



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