絶対音感、相対音感が必要かと言われたら、あった方が作業が速くなると言えます。
ただ、この能力だけで完全を狙うには確定要素に欠けます。絶対音感も相対音感も人間の感覚によるものですからね。
理論から予測する能力も必要です。
だから楽曲を耳コピする前に、コード解釈が必要です。
「よし!次、B♭くるぞ!」って思ってB♭を聞くのと突然B♭を聞くのとではその後の展開への対処が変わって来ます。
耳コピは、聴音とは似て非なるものです。(私はそう思う)
前情報なしで数回演奏されたものを楽譜に起こすのが聴音。
耳コピは「あの曲」という前情報があります。
完コピ目指す人に向けた手順
STEP.1まずは構成を書き出す
聴音でも「何小節、何分の何拍子」を教えて貰える場合があります。これがわかるだけでだいぶ聞きやすくなります。ですので、まずは外枠から固めていきます。ついでにBPMも計測しましょう。メトロノームを使っても良いし、DAWソフトでBPM情報をプロジェクトファイルに反映させて調べてもいいと思います。そのようなWebサイトもあります。
⬇️のサイトはBPM計測もあります。
例)イントロ○小節、Aメロ○小節……
イントロ→Aメロ→Bメロ→Cメロ→A´メロ→B´メロ→ C´メロ…
[DAWやメトロノームがなくBPMが正解かどうか耳以外で確かめる計算式]
4拍子BPM100(仮定する)の場合、150小節なら6分の尺→(4×150)÷100=6 →原曲音源と同じ尺だ!ってなったら正解
STEP.2間違い探し
AメロとA´メロの間違い探し、BメロとB´メロの間違い探し……単に聞こえ方が違うところに印をつけるだけでもいい。また、間奏はどこのメロと関係性が1番近いか、わからなくても雰囲気で結びつけてみる。
家具を組立てる時パーツを確認しますね?
パーツごとにより分けてください。
STEP.3メロごとにコード分析
それぞれのメロごとにコード分析
コードがわかりづらければ、低音(ルート音)のみ書き出す。
この時に理論が役に立ちます。コード進行のパターンから導き出すこともできます。
ピアノの場合、左手がアルペジオなのか和音の転回形でどのようなリズムなのか聞き取ります。
STEP.4旋律の聴き取り
分からなければコードから予測する(楽曲のキーから予測しても良い)
旋律がハモってる場合はコードから導き出すこともできます。
速いパッセージはアルペジオやスケールの変化形だと心して聞くこと。
本当に分からなければ、何倍にも遅くして聞く。YouTubeなら簡単に出来ますよね。再生画面の右下の設定から再生速度を選べます。DAWはプロジェクトのBPMをリージョンに反映させることでBPMを落として聞けます。
そして遅送りのまま一緒に片手ずつ弾く。
この時に間違っていれば、ぶれた音がします。
また、演奏目的での耳コピなら、片手ずつの練習はどんなジャンルでもマストです。
知っておいたら得なこと
鍵盤の場合、声部を意識して聞いてください、
声部とは、分かりやすく言うと片手だけで2種類以上の旋律を同時に鳴らすこと。
合唱のソプラノ、アルト、テノール、バスのようにそれぞれが独自の旋律を担当しています。
鍵盤楽器はそのように演奏することがよくあります。
左手は単純な伴奏パートでは無いのです。左手にもハーモニーに基づく独自のメロディがあるのです。
つまり、縦にも聞き、横からも聞いていきます。
また、人間の耳は高い音を聞こうとします。
低音は全然だけど高い音しか聞こえないなら、聞こえるところを先に聞き取って、理論で予測しながら聞き取れなかった穴を補完していきます。
理論で補完した箇所が合っているかは、先程の遅送りで一緒に弾くことではっきり分かります。
最後に
五線譜は丁寧に書こうなんて頑張ってはいけません。
⬇️私なんてこんなですよ。必要なかったので途中から書いていません。
⬆️が最後には⬇️になる。
ただ、完コピ目指すなら五線譜に音符を書かなくても、小節線を引いて何小節かを把握し、コードを書き記すことはとても重要です。
そして、作曲者やプレイヤーの意図を汲み取ることが何よりも大事な作業です。
こうした方が弾きやすいからあえてここの音は抜いたのかな?とかね。
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