とら船長の昔話『殺人事件の容疑者になる』 | captaintoraのブログ

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ウクレレ弾き語り(初心者)の記録として、動画アップのお知らせブログです。何事にも同行二人を意識して、あらゆる経験を楽しめるようにしたいです。たくさんの出会いがありますように。

たぶんあの頃は、普通の人ができない経験をしたい

と、願っていたからでしょう


よく車と接触していたし(3回轢かれ)

よく目の前で事故が起き救急車呼んだし

(5回も救急車に乗る)

気がつくと知らない場所にいて異文化交流ニヤニヤ


もう手放しました。過去の話です。

思いは顕在化すると身に沁みてわかったので

以後氣をつけていますニヤニヤ


直接見聞きしていない事件や事故は本当かどうかもわからないし、

わかったところで、時既に遅し

だから今目の前に集中したい、そう思える発端となった


ま、こんな事件があったよってことで

 


《お店に刑事さんが来る》


 当時、私は今風に言うところのローカル地下アイドル?

昼間は音楽事務所、夜は事務所経営の「ショーパブ」で

司会の修行という活動をしていたある日。

(ちなみに歌はヘタだからあきらめろと言われました)


その日18時か19時だったかなぁ。お店は暇。

今日の一人目は誰かなぁ~~常連のあてっこをしながら、

ボトルを拭いていました。

チャリ~ン、ドアベルの音がして「いらっしゃいませ~~!」

元気に出て行くと、眼光鋭い目が四つ入ってくるなり、

「ここは、○○○ですよね?」と店の名前を尋ねられました。

 

「はい、そうです。」こういう時は古株&事務所の私が対応。

このおじさん達、なにもの?目が鋭すぎる~~。

と、考えているのを見透かしたようにこう聞く

「○○さん、いますか?」

「えっ、それ私・・・ですけど。」

実は・・・と言って例のものを差し出す。

黒い手帳。げげっ、ビビル私。

 

すかさず「ちょっといいですか」

店も暇だったので掛けてもらうと、

そのえぐられるかのような視線で淡々と話し始め

一枚の白黒の顔写真のコピーを差し出しされたのです。

 


あの印刷会社のAさんだ!!


「知っていますね?」

「えっどういうこと!?」驚きとともに、不謹慎ではあるが、

「テレビドラマみたい~~ひえ~~」のような気持ちもあって、落ち着かない。

 

挙動不審に見えていたらどうしよう

どうリアクションするのが正解たんだろう

そう思えば思うほど焦って自分が怪しく思えてくる

そういうものなのかもしれない。

 

「亡くなりました。」「殺されたと考えている・・・。」

長い説明の後にそれを聞いたので、「やっぱり」という感じ。

だけど、なぜ??いや、そんなことがすぐに分かれば警察なんて、いらない


そうなんだけど、、、

 

 

《どうして私のところに刑事さんが⁉︎》


殺された?のは、印刷会社のうちの担当営業マンAさん。

刑事さんは、私のところへ来る前に、

奥さんや会社の人に話を聞いていた様子。

たった一日でこんなにも調べられるものなのか

と、驚くほど私のことも調べ上げていました。

新聞にもまだ載っていない時刻、私のところにいる理由。

 

誰からも誠実な人と思われ、ましてや奥さんと赤ちゃんもいて、

会社からまっすぐ家に帰ることで有名だった被害者Aさん。

 

唯一、あそびと言えばここ(お店)に数回きたことと、

私にコンサートを誘ったことくらいしか確認されていないらしい。


それなのに、ラブホテルで殺される??

みんな、首をかしげていた。

 

彼の行き先や行動は、常に誰かが知っているものばかり

しかし、殺されたその日の行動だけがいつもと違っていたらしい。

 

いつものように仕事を済ませた後の

夕方ころからの数時間だけが明らかになっていない


唯一の手がかりは

全く同じ行動パターンの時間が半年前に1回だけあり

どうやら半年前の問題のその時間の前、私と会っていた

、、、らしいのだ

ちょっと待って滝汗今思い出すから滝汗

 


半年前の〇月○日、○時頃何をしていましたか?


「ま、一応形式ですので・・・。」

そんなこと言われて即答できる人いる??


それじゃ、テレビと同じじゃん。

もしかして、疑われてる?

ドラマの人物のようで不謹慎だとわかっていても、思わずにやにや。

 

でも、話を進めていくうちに、

思っていたよりも、はるかに捜査は進んでいて、

たった数時間の間によくもまぁこれだけ調べたな・・・

と思えるほどの私の情報も握っていました。


こんなに何でも知っているなら、

もう犯人の目星だってついているに違いない。

そう勝手に解釈していたのですが、、、



その頃私は、夜は歌と司会の修行、昼は事務仕事をしていて

事務所のチラシや年賀状を作る時、私がイラストを描いて

印刷会社の担当者Aさんに、ここはこの文字で・・・

などと打ち合わせをするのも仕事のひとつでした。

 

その印刷会社が歓送迎会などでお店を使ってくれたので

社員の方がふらっと寄ってくれることもありました。

その頃、私は店で「○野目洋子」を演じるのがはやっていて、

ステージのたびごとに必ずリクエストがあったと記憶。

 

ある時、その担当者Aさんが、事務所に荻野目洋子の

コンサートチケットの整理券を持ってきました。

 

「勉強になるから一緒にいきましょう。

  社長公認でどうでしょう・・・」と提案。


たかがコンサートのお誘いなのに

そんな風にわざわざうちの社長に言ってくるところが生真面目な彼らしい。


Aさんは誠実を絵に描いたような人で、新婚で赤ちゃんが産まれたばかり。

社長は「ぜひ」という感じで、少しも心配していない様子でした。


ところがコンサートの当日、結局整理券では入れませんでした。

早々にあきらめて近くの○○ホテルの1階でお茶をして帰ることに。

用件がなくなったのなら早く帰ってお店に出なきゃだし、

Aさんも忙しそうだったので、たいした話はしないで別れました。



それから半年くらい、、、

そこで何を話したか?
だめだ、全然覚えてない💦

たぶんお互いに興味がなくて
仕事を円滑に進めるためのお付き合い
刑事さんたちはそう認識してくれているものの

その後どこに行くとか誰と会うとか、
どういう様子だったか?そういう情報がほしいんですよね
何一つ思い出せなくて本当にごめんなさい💦

 

数日たって、近くの派出所に呼ばれ奥の部屋に通され、

テープのようなものを持ってきて、唾液をつけるよう言われ

そこでも「形式ですので」と言われたっけ

事務所に行くと、

なんとそこにも刑事さんがいました。

 

「いやー、ちょっとその辺を通りかかったので、

ここのコーヒーっておいしいよねー。」


なんてものすごく怪しい。

それって、よく使う手じゃないか~!

ってことも頭をよぎりましたが、刑事さんの話はとても面白く

それからもちょくちょく来るようになりました。


そのうち、、、血液型がわかり私のものとは違っていた!!

これで一安心。

と、思ったら事務所に同じ血液型と髪型の女が・・・。

 


《意外な結末》


その後何度も「捜査の協力」に応じたり、

お店にまで飲みに来るようになって、

なんとなく刑事さんと仲良くなっていた。

(そういう作戦かもしれないけど)

 

そして、数ヶ月たち、1年がたつ。もう「迷宮入り」なんだろうか。

本当に不思議な事件だと刑事さんたちは言っていた。

犯人の行動パターンが全く想像できないというのだ。

 

刑事さんの何人かは部署が変ったり転勤になったりで、

事件のことは酒のつまみにたま~に思い出す程度で

頭から消えかかっていました。


そんな時、チーママの元に懐かしい刑事さんからの電話が入ったか、、

いや、新聞が先だったろうか・・・?記憶があいまいだが、

 

なんと、その日は全局の朝のワイドショーが

この事件を取り上げていました。

 

迷宮入りかと思われた事件には、すっかり名前もついていて

「札幌◯◯ホテル殺人事件」

藤田朋子主演で映画化までされ、

今でもたまに奇妙な事件として、特別番組で取り上げられている。

 なぜか今調べると当時のタイトルが出てこなくて「テレクラ」に変わってる、なぜ?


事件の真相はこう。(調べられた私含め大勢は一切出てこないが)

どうやら私とコンサートに行った後に、

被害者Aさんが初めてテレクラを利用する。


そして加害者と出会い、誘われるままラブホテルで関係を持ったあと、

ちょっとした行き違いがあり、加害者から反感をかう。

加害者は精神的にちょっと不安定で、

その日は精神病院を抜け出してホテルにきていたらしい。

 

それが、どういう経緯かは忘れてしまったが、もう一度会いたい・・・

と加害者に言われ、半年後またホテルで再会するが、殺されてしまう。

 

と、ものすごく単純だけど、

接点がひとつもないために捜査が難航したらしい。

そのままだったら、おそらく迷宮入りになっていたはず・・・だった。


ところが、数年後新しい生活を始めた加害者は、

アパートの隣に住んでいる敬謙なクリスチャンの女性に心を開き、

色々な身の上話をしているうちに、事件のことがバレたと勘違いし

その女性を殺してしまったのだ。

 

加害者の親だったか、被害者女性の親だったか、、訪ねて発見。

最初の事件時に採取した血液と同じ血液が見つかり

これがきっかけになり逮捕。

 


この事件を見ていて、よ〜〜くわかったのは、

全く接点がなくても同じ会社の社員というだけで

大勢が自分の身元を細かく調べられ確認される中で

家族に秘密を知られてしまったり・・・


その時の私は、独身のためわからなかったのですが

あとで振り返るとあっちこっち修羅場でしたよ滝汗

 

悪いことはできないってことです

 

※追記:もしかしたらAさんは欲求不満の吐け口を探していて、とらとはイマイチだったからテレクラに初挑戦し事件に巻き込まれたのでは?と言われるのですが。だったとしても、私は悪くないですよ真顔ほんと、よく言われるので一応断っておきますね!


「◯月○日の○時頃、あなたはどこで何をしていましたか?』

 

まぁ、普通わかんないよね。覚えている方が怪しいか( ´∀` )

しかも、CGだのゴムだのクローンだの

なんでもありの世の中だと、

疑いかけられた時点で既に詰んでるって話ねニヤニヤ

よかった〜ただのおばちゃんで


※画像は写真ACさんからお借りしています


思いが顕在化するならば、こういう歌は歌わない方がいいのかな?

とも思って、つい作詞の手を止めてしまう笑い泣き


悲しみ本線日本海の替え歌 【あまりもの打たれていいんですか?】