雪解けや地滑りの影響で1年のうち約1か月しか通れないという全長約12.4kmの「チョボチナイロード」へ行ってみた。
幻の道道と呼ばれる北海道東川町の期間限定ルートだ。




標高約600mにある「嶺雲橋」からの絶景。
高所は苦手なので言わずもがな足が震え、立っているだけなのに自分の足元がまるで谷底へ吸い込まれるような感覚になった。
「チョボチナイ」とはアイヌ語で「鮭が群来する谷(沢)」を意味する言葉だそう。
かつてのアイヌの人々の生活圏であり大事な狩りの場であったところの真上にのびる無骨な橋が原生林にのまれている。
手付かずの自然と人工物が同居している様子はゾクゾクする。
お互い遠慮するわけでもないが干渉する気もない、ただそこにいてあとは自然に任せている。
1年のうち通れる約1ヶ月以外は何かが起きるかもしれないというのはなかなか恐怖だ。
その上に今いると思ったら黙っていても興奮してしまう。
こんな樹海の上に立てるなんて普通じゃない。
開通に携わった方々の苦労や苦難を想像すると計り知れないし、ただただ敬服するばかりだ。