がんばらなきゃと思わせられたコンサート | にわか女優はきもの好き

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きもの好きが高じて、茶道にどっぷりハマっています。

 

あわただしく日々が過ぎていっております。

って12月は毎年言ってる気がするあせる

みなさまのところへもあまり訪問できてないまま年末になりそうチーン

 

 

クリスマスイブクリスマスツリーキラキラ

歌の師匠のコンサートがありまして、お手伝いにいきました。

 

 

テノールの方もかれこれ30年近くお知り合いの方でございます。

ピアニストの方もここ何年か発表会でご一緒させていただいて

できればお客さんとして来たかったのだけど

…まぁ文句は言えまい(笑)

 

 

看板設営、受付設営、などなど。

芝居をやってたから、こういうのはお手の物。

思えば毎年公演しては、こういうの段取りしてたものなあ。

人生に無駄なしニヤニヤ

 

 

 

リハーサル風景

 

 

用意してもらったお昼ご飯を食べて

さぁ、受付開始~

 

 

 

 

☆ コーデ ☆

 

小紋と袋帯(となみ帯)

 

 

少しでも場が華やかになればいいかなと思って着物で受付チュー

みなさまから

「今回のコンサートの雰囲気にピッタリ音符」とか

「あでやかでいいわあラブラブよく似合ってる」とか

久しぶりにめちゃくちゃ褒められて、気分よし(笑)

 

何をトチ狂ったか

着付を始めてすぐに●本和装でローン組んで買った子たちです。

着物も帯もあわせて、小物も一式。

意地でも無駄にしてなるものか…と着物を着続けて

お茶を始めるに至るのだから人生何が幸いするかわからないもんだ。

 

逆に洋服で受付するとなると

もうスーツは持ってないし、それなりの恰好もないので

着物が自分にとってイチバン無難だったりするのですけどねニヤリ

 

 

300名ほどの方が聴きに来てくださり

受付時間は追われるようなスピードで過ぎていきました。

ちょうどこの日はあちこちでイベントも開かれており

遅れてくる方も多々おりまして

残念ながら第1部は聴くことができなかったんですが

金子みすゞの歌曲集。

とても良かったそうですよ。

昔はわからなかった世界観がやっとこの年になって沁みる。

 

 

第2部も日本歌曲とオペラのアリア。

ここからこっそり会場に入って聴くことができました。

 

 

音符師匠は安定の響き。

あの繊細さを聴くたびに、この先生につけて良かった、ありがたいなと思う。

テノールの方は最後は疲れが出て高音が出なかったけれど

それでも観客のみなさまが温かく見守ってるのが伝わってくるのです。

御年83歳のコンサートだもの。

ほんとにすごいったらない。

高音は出なくても世界観がすごいのです。

表現するうえでいかに人生の積み重ねが大事か…しみじみ感じ入りました。

それと人柄も。

ときどき歌う箇所を忘れてたりしてましたが

音符師匠の絶妙のサポートとかけあいで

観客席には微笑ましい光景として映るのです。

決してあざけるような空気は出てこない。

これはひとえにテノールの方のお人柄がそのまま出てるから。

なんとなく「仕方ないなあ」と思わせられちゃう愛嬌があるのです。

 

 

私の母88歳。

それを思えば、あれだけの時間しっかり立って(腰も曲がってないし)

何人ものお客様の前で堂々と歌えることが素晴らしいクラッカー

 

ちなみに師匠も60台でして

MCで「そろそろ妖怪の域に入りました」と笑いを取ってました。

 

 

お二人を見ていると

歌が好きって気持ちがイチバンなんだな、と本当に思う。

それが伝わってくるのでとても楽しい気持ちにこちらもなるんですよチュー

仕事のバタバタでささくれだった心も

知らぬ間に癒されている。

 

わたしももっとできることしっかりやって

がんばらくっちゃな~ルンルン