二月最初の午の日を初午といい
五穀豊穣、家内安全、商売繁盛、開運を祈願します。
元々は、五穀豊穣祈願の行事でした。
711年の2月の最初の午の日に、
穀物の神様が稲荷山（伊奈利山）に降りたことから
稲荷神を祭る祭事が行われるようになったと言われています。
神様や仏様には眷属といって神使いが付随しています。
千手観音には鼠、毘沙門天には寅のように。
稲荷神の眷属は狐。
この日は、黄色の狐のシッポがふさふさしているのを
稲穂の稔に見立て、
狐の好物という黄色い油揚げにご飯を包んだ
稲荷ずしを食べます。
狐の好物は油揚げといいますが、本来は雑食。
子供の頃の熊本でのお稲荷さんは三角で、
中に具が沢山入っていました。
東京へ来たときに、初めて買ったお稲荷さんは
俵型。しかも具が何も入っていないので、
ビックリしました。
狐のシッポ型ではなく、耳型だったのですね。
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