富岡八幡の鶏の手水舎

この鶏を見ながら、中国のお話を思い出しました。

後秦の未来の事を予言する能力を持つという王嘉の書いた

拾遺記には、

毎年元旦に金で彫った鶏や木で彫った鶏、絵に描いた鶏を窓に飾る。

と書いてあるそうです。

神道でいうところの依代で、重明に降りてきてほしいと願いを込めて

飾るのだそうです。

重明は、重明鳥のことで、この鶏は悪いものを除ける働きがあるので、

守護神として一年の初めに招きよせるそうです。

とくに、白い鶏の重明が全ての悪い霊を鎮めるので有難いそうです。

この重明鳥の目に瞳が二つあるそうです。

貴人の特徴として、重瞳と書かれた中国のお話もあります。

日本では、源義経、豊臣秀吉、徳川光圀、油井正雪

などが重瞳だったという説があります。

中国では鶏は特別のものなだそうです。

それは、中国の形が、鶏の形に似ているからだそうです。

右上が鶏冠（とさか）・・・そういえば鶏に似ていますね。

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