Tools for Self Relianceというグループが主催する「道具市とお茶会」に行ってきました。
この団体は寄付された工具やミシンなどを整備して主にアフリカ諸国に自立支援のために贈る活動をしています。
同時に道具類の使い方はもちろん、整備などの研修も行うのだそうです。
寄付される道具類は80年以上前の足踏みミシンであったり
ノコギリやカンナ、庭仕事のための道具類など様々ですが、もう製造会社自体が無くなっている物も多い「古道具」達。
もちろん最新式の電動工具の数々も寄付されることがあります。
納屋の整理やら高齢の家族が亡くなって遺品整理した時のものが多いようです。
長年しまいこまれたままの道具類は100年ほど前のものであっても新品同様だったりすることもあり、びっくりします。
支援に送らないものはこうやって売ることで活動資金に充てているそうです。
昔に作られた大工道具などは木の持ち手のデザインがなかなか優美なものもあります。
真鍮の部品など、ピカピカに磨かれていればとても美しく、まるで美術品のような趣のものもあったりするのです。
道具類に興味の無い私でも「ちょっと欲しいかも」なんて思ってしまうこともあったりします。
ゆえに「道具コレクター」なる収集家も存在するのです。
相棒のように実際に使うから欲しい、という職人にとっては資金も潤沢なコレクターは大きなライバルでもあります。
唯一の 棲み分け はコレクターは「使用感のある年代を感じさせる完璧品(部品欠損等ないこと)」
使いたい職人は 部品欠損あっても修理可能で・でも未使用品があればそっちが欲しい ということでしょうか。
こんな地方の小さい道具市にも何か掘り出し物はないか、と訪れるコレクターも多いそうです。
今回、会場入り口でメイクボックスくらいの箱を抱えたおじさんを見かけました。
美しい細工が施されたその箱は携帯用のライティングビューローだそうで、相棒が「一足遅かった。」とても残念がっていました。
こういう物は見る人が見ればアンティークとして人気なのだと思います。
道具コレクターだけではなく、アンティーク家具の収集家なんかも来るのでしょう。
足踏みミシンもありましたが、美しい模様が描かれていてインテリアにでもなりそうです。
整備されていてちゃんと使えますからお裁縫の好きな人や手芸店のディスプレイとしても人気なのかもしれません。
ああいうものを見ると「私も何かお裁縫なんぞ・・・」と思ってしまうくらいです。
ぶきっちょだけど。
売り手のおじさんいわく、「昔のフードプロセッサーやで」という調理器具もありました。
ビーンカッターというそうで、「豆も指も切れちゃうよ」と嬉しそうに教えてくれました・・・
今日はいいです、と断ったのですがちょっと気になったのは事実。
ハンドル付きで手回しして使うようになってましたが、いわゆるスライサーで豆の他にネギとか人参とかも切れそうでした。
相棒は探していた工具は見つからなかったものの、60年ほど前の家具用の工具を入手しました。
なんでも(曲線を形作るために木を削る)道具なんだそうです。
後は何やら真鍮製のコンパスみたいな道具も・・・
部品を欠損してるとかで2ポンド50でしたが、おじさん「道具そのものより使われてる真鍮のほうが値打ちあるよ」だって。
この日は気温も30度近くまで上がり、なかなか暑い日でした。
私はお道具類には興味ないし・お裁縫できないしで木陰で冷たく冷えた缶コーラにレモンドリズルケーキを楽しみました。
それにしても 古道具も欲しい人からみたらアンティーク って本当だなと実感した一日でした。