最近一緒に仕事をすることになったEさんは
ブルガリア出身でおっとりとした奥様タイプの人です。
話をすると家族から大事にされてきたのだろうな、
というのが感じられます。
遠慮なく表現すれば
かつて私が相棒に言われたように
「年齢にふさわしい経験と分別が足りない」という感じ。
平たく言えば子供っぽい??
まだ仕事を始めて1ヶ月ほどでしょうか、
厨房の仕事の訓練が始まりました。
最初はサンドイッチからです。
その日の仕事終わり、Eさんに「どうだった?」と聞くと
「う〜ん、大変だったわね。」と笑っていました。
まあ初日だからね、と励ましたのですが
それから2週間ほどして
Eさんはケーキの厨房仕事を習うことになりました。
ケーキの指導員は私も教えてもらった
女性マネージャーで
はっきりと物を言う押しの強いタイプです。
気が強い人でちょっと怖い??
私は知りませんでしたが、
Eさんは泣いてしまったようです・・・。
初日から怒られるはずはないので
指導してくれるマネージャーの圧に耐えられなかった???
このマネージャーは怖いけどこちらが一生懸命やっていると
「助けが必要ならいつでも言ってね、
私はそのためにここにいるんだから。」と言ってくれるし
独り立ちしてからも
「大丈夫?うまくいってる?」と様子を見に来てくれます。
私はEさんに
「大丈夫、最初は大変やけどタイミングさえわかったら
すぐできるようになるから」
「あのマネージャーは怖いけど面倒見のいい人でもあるから
困った時には助けてくれるから」と声をかけました。
するとEさんは
「私は自分があまりお菓子を食べないから
ケーキのこともよくわからなくて」
「扱っているケーキの名前もわからないの」と言うのです。
彼女はカウンターで一緒に仕事をした時も
そんなことを言っていたので
写真を撮ったら覚えやすいよ、と
アドバイスしていたのでした。
でも厨房となると感じが違うかな、と思って
「名前は写真を撮ったらいいよ。
ディスプレイとかそれぞれのケーキの準備とかも
写真撮って自分の参考資料にしたらいいから。」
と再びアドバイスしました。
これは私も先輩から言われてやっていました。
Eさんがケーキ担当2回目の日、
今度は最初とは違うマネージャーが補助につき
彼女に指示を出しながらの訓練です。
このマネージャーは男性、
仕事のできる気さくな人です。
その日の終わりにオーブンの掃除の説明をしながら
Eさんに「どうだった?」と聞くと
やっぱり「ケーキの名前がわからなくて」と話します。
そして最初の指導員マネージャーがきつい、怖いと。
ケーキは写真を撮ったら覚えやすいよ、
マネージャーは厳しいけどよく面倒を見てくれる人だから、
と励ましながら、ふと・・・思ったのです。
あ〜、Eさん、前に言ったこと何もやってないのかな・・。
オーブンも仕事終了1時間前やけど
私が通りがかって声を掛けるまで
点けっぱなしでどうするかも気にしてなかったもんな。
(厨房の仕事の終わりには掃除を含む後片付けがあります)
そして厨房仕事は自分で動かないと
基本的に普段は上司の指示はありません。
う〜ん・・・
今のEさんは指導員が怖い、わからないこともいっぱい
と不安なようですが、
どうしたらいいかの対策を立てていない、あるいは
立てようともしていない?????
Eさんの気持ちもわかります。
でも私はイヤダイヤダと考え込む前に
ひとつでも自分で出来ることをやってみることが
解決策になると信じています。
だから彼女も他の人から教えてもらった方法や
自分の思いついたアイデアをどんどんやってみたほうが
早く仕事に慣れるよと感じるのです。

