お友達のおかげで幸運にも味わうことのできた

バクラヴァ。

すっかり中東のお菓子にハマった私は

偶然見つけた職場近くの

トルコ食品を扱うお店に行ってみました。

 

この日に行く、と決めたのはちょうどそれが休日で

コンタクトレンズの検査もあり

朝から出かける用事があったからです。

 

用事が済んで張り切って出かけたお店には

トルコのお惣菜パン4種類(この日は朝早いからかまだ2種類だけだった)

ピスタチオやクルミなどのナッツ類のいろいろとオリーブ

バクラヴァやターキッシュデライトなどのお菓子いろいろ

を扱っていました。

 

嬉しそうにやってきた私に店のおじさん、

やあこんにちわ。何にする?

私は返事もそこそこにいろいろ並ぶバクラヴァを指差し、

これ、バクラヴァですよね!!!

(もうおじさんの顔も見ないでひたすらお菓子に釘付け)

あ、こっちのきれいないろいろはターキッシュデライト??

 

映画「ナルニア国物語」で登場して有名になった、

と言われているターキッシュデライト。

私にとっては映画公開より前に遡ること◯十年前に

授業でアメリカ人の先生がナルニアを使ってから

ずっと憧れたお菓子のひとつでもあったのです。

 

この日、私はお惣菜パンをひとつと

バクラヴァを買う予定でした。

でもターキッシュデライト、見ちゃったから予定変更。

 

お惣菜パンとターキッシュデライトを買うことに。

パンはラム肉を使っているものをチョイス。

パイのような生地にラム肉のミンチが包まれてます。

 

ターキッシュデライ卜は10種類程度あったと思います。

どれにしよう、と迷う私におじさんが

小さく切って楊子に刺した試食をくれました。

 

「これね、バラ風味。」

きれいな赤味がかったローズピンクです。

食べると求肥のような食感と上品な甘さ

ほんのりとバラの風味が広がります。

 

価格表に200グラムで4.5ポンドとあったので

だいたい何個くらいで200グラムですか?と

聞いてみました。

12個だね、ということで重ねてミックスしてもいい?

と聞くと「もちろんいいよ。」と嬉しい返事。

でもミックスしていいよ、と言ったにも関わらず

いきなりローズを箱に入れ始めます。

 

「あの、バラだけじゃなくて他の風味も欲しいの。」

と言うと

「え?バラ嫌い??」ってびっくりのおじさん。

いやバラも欲しいけどオレンジとかレモンも欲しい、

というと「じゃあローズを6個にする?」と言い、

う〜ん、と唸る私を見て

「じゃあローズを4つにしてね、他のを詰めようか」

となぜか超ローズ推しのおじさん。

 

もしやローズは女性に一番人気なのでしょうか??

結局ローズを4個。

オレンジ、レモン、ミントを2個ずつ入れてもらい

それから〜と迷う私に間髪入れず

何やら濃い赤と薄めの赤の2個も入れてくれました。

これで合計12個。

 

「その赤いの2個は何?」と聞くと

チェリーとザクロだよ、と教えてくれました。

そうか、中東はザクロも名物だったなと納得。

 

ターキッシュデライト、大きさは角砂糖2個分くらい。

それぞれの「風味」はほんのりと感じる程度です。

求肥のような柔らかくもちもちとした食感で

甘みがしっかりとしているので

甘いもの大好きの私でも一度に食べるのは

2個が限界かなと思います。

砂糖なしのコーヒーや紅茶など甘くない飲み物に合う感じ。

こちらもバターなどの脂肪分を使わないお菓子だからか

甘いけど胃にもたれないお菓子です。

 

でもこれを食べるときは

飲み物は大きめのマグカップでたっぷりと欲しいかな。

 

お目当てだったバクラヴァは次にお預け。

 

トルコのバクラヴァは食べたことがない、という私に

「食べた事無いの??」と試食を勧めてくれたおじさん。

ピスタチオのバクラヴァを試食しました。

うん、やっぱり美味しい。

次買います。

 

しきりと買ったパンを温めてあげようか、と

言ってもらったけど家で食べるからと持ち帰りました。

 

ジーンズすっかりキツくなってるんですけどね。

ちょっと他の甘みを控えてでも

しばらく中東スイーツのトリコになってます。