ギズモがやってきて

当日はグレムリン様は落ち着きがなかったものの

すぐに無視を決め込んだようでした。

 

ギズモのほうも

たくさんの仲間達と暮らしたところから

いきなり見知らぬ人間と

コワモテインコのいる家に連れてこられて

ちょっと緊張していたようです。

 

当日・翌日とケージの中で飛び回って

餌を食べるだけのギズモ。

少なくとも食べてるからそっとしておこう。

 

このコ、と思ったけど

もしかして違うコだったかな??

とも思ったりしていました。

 

そして3日め、キュルキュルキュルキュルと

小さな小さなバイクのエンジンがかかるような音が

ギズモからするのを確認。

仲間たちから離されて寂しいかも、と思い

カナリアの歌の練習動画をユーチューブで探し出し

流していました。

 

グレムリン様は

あんな知らないコはほっとけ、とばかりに

横目?でギズモを見つつ

私に早く遊ぼう、と要求していました。

 

すると突然

少し遠慮がちにギズモが歌い始めたのです。

 

金糸雀という漢字が表すごとく

可憐な美しい歌声。

これをきっかけに

ギズモはどんどん歌うようになってきました。

 

それにつれて

初めは遠慮がちだった声も

張りがあってよく通る

高らかに歌い上げるスタイルに・・・。

 

私が嬉しそうに笑顔でギズモを見るからか

ものすごく不満そうなグレムリン様・・・。

 

もうこうなっては無視できない

と思ったのでしょう。

とうとう例の自転車ブレーキ声を張り上げて

「ウルサイ!!黙れ!!」というように

ギズモに対抗します。

 

ギズモ、もともと気の強いタイプなんでしょう。

負けるもんかとばかりに

こちらもエンジン全開・・・。

 

うん、2羽そろってちょっとウルサイ・・・・。

 

でも

当初の目的の

グレムリンがお留守番の時に

一人ぼっちだとストレスを感じる、ということは

解消されそうです。

 

あとはお互いに

私が留守をする時に

アイツ、キライだけど

とりあえずこの空間に自分だけじゃない、

と落ち着いてくれれば。

 

そのためにも

グレムリンの大好きなもの

ギズモの大好きなもの

それぞれちゃんと用意してあげられるように

頑張ります。