引っ越しして以前よりも自転車での移動が楽になりました。
前のところはちょうど丘のてっぺんにあたるため、「どっちへ向かっても最終的には坂を上らないと帰れない」状態だったのです。
新居は「平坦な道を使ってびっくりするほど遠くに行ける」地域にあり、相棒と私はあそこもここも行ってみたい(自転車で)と楽しみにしていました。
いくつかの目的地をピックアップ、お天気と相談の上チャンスをうかがっていました。
この前さっそく行ったのが「ブラック・シー・スーパーマーケット」です。
「ブラック」とあるだけで何やら怪しげと思うのは私の単純さですが、直訳したら「黒海市場」???
ポーランド・ブルガリア・ギリシャ・トルコ・ルーマニアやハンガリーといった東欧地域の食材を扱うお店でした。
どこの国のものかは値札に印刷された国旗でわかるのですが、あんまり国旗に詳しくない私には「どこの??」と思う缶詰なんかもいろいろ。
ソーセージやハムの類もたくさんあってポーランド製の肉・魚加工品は美味しいのであれもこれも欲しくなります。
面白かったのは鶏肉を使ったハムやソーセージの種類がなかなか多かったことです。
健康志向というよりはやっぱり宗教に関係しているからかなと思います。
鶏肉と七面鳥のミックスというようなものもあったりしました。
スタッフも親切で「やっと来られた」と嬉しさにニタニタ笑いを隠せない私(怪しい東洋人)を邪慳にすることもありません。
興奮してお店の中走り回っていろいろ見てしまったわ、いろんなソーセージやら缶詰や瓶詰の類、言葉が読めないので詳細はわからないけど美味しそうなお菓子類などなど。
このお店、特筆すべきなのが店内に日本の洋菓子店で見るような美しく美味しそうなケーキの並んだショーケースがあることでしょう。
もう「うわ、こんなケーキ久しぶり!!」とくぎ付けになってしまいました。
お値段1.99ポンド、今のレートならだいたい270円くらいでしょうか。
見た瞬間に「選ぶ体制」に入ってしまった私、ダイエットしてたはずなんだけど。
選んだのは生チョコタイプのチョコレートケーキにサクランボでデコレーションされたブラックフォレストガトー。
お店のお姉さんが入れてくれた箱は「ハンバーガーかフライドチキンでも入れるような容器」でした。
気になるお味のほうも美味しくて見た目も美しかったケーキ、もうこれだけでも再来店の価値があります。
言葉が読めないから缶や箱の写真を頼りに買った缶詰やビスケット類もなかなか美味しかったです。
日本の家族に「今日行った店」メールをすると姉から「トルコ産の食べ物があるなら次はマツタケを探してみたら?」と言われました。
え、マツタケ?
イギリスで暮らすようになってから豆を炊いたり・小豆を煮たり・厚揚げ作ってみたりといろいろ挑戦しましたが、とうとうマツタケご飯に挑戦か・・・と思うこの頃です。
でもマツタケに血道をあげるってやっぱり日本人だろうから、そもそも黒海市場にマツタケが入荷するかも疑問なんですけどね・・・。