うちの庭の蝋梅はもうすっかり色あせて盛りを過ぎた。
今年は普通の梅の開花も遅く、いつもならすでに満開の紅梅も近所の白梅もつぼみは固いままだ。(最近はちょっと暖かかったら、ふくらんできたかな)
近所の蝋梅ではまだ黄色の花が咲き、あの大好きな香りが風に運ばれて、近くを通るたびに喜んでいる。
どうも、蝋梅にはいくつか種類があるらしい。 ご近所の木は、うちのよりも香りが高く、花の色も濃い種類のようだ。 相棒から「うちの庭に植えるように、確保しなさい。」と言われ、インターネットによると簡単に栽培できるとわかってから、うちの蝋梅に実がつくのを楽しみにしていたが、あんまりよくなくて確保できなかった。
う~ん、うちのもいいけど、あのご近所の蝋梅の実が欲しいな~。花の色も濃いし、香りも高い。問題は私はこのご近所さんを知らない 両親も知らない人だし、いきなりピンポ~ンとして「梅の実ください。」なんて言えないよ。
ここの木はかなり大きくて、垣根から道路上に枝が張り出している。いつも通るたびに立ち止まって楽しませて頂いてるわけだが・・・・
実はこっそり実が道路に落ちてこないかな~と思っている。枝を折ったり、ついている実を手をのばして採ったりするのは気が引けるが、道路に落ちている実を拾うのは許してもらえるかな、と。
こないだは大雨と風で、花がいっぱい散っていたから「もしかして実も・・・・。」とちょっと淡い期待をしたのだが、結局花ビラとつぼみが散っていて実はしっかりと枝についたままだった。
と、いうことで毎回通りがかるたびに上を見上げて実が落ちてくるのを待っている。
絶対に花盗人はしませんよ。どうかひとつだけ、落ちてきますように。