相棒の愛読書、「宝島」。


なぜかある一定の年齢の欧米人男性の中には、この本を愛読書にしている人が多い?? 実は私は読んだことがなかったので、「ロビンソン・クルーソー」や「トム・ソーヤーの冒険」なんかと混同してしまうことが多い。


一応、読んでないと思われるのは癪なので、ずっと知ってるフリをしてきたのだけれど、この際、本当に読まないと、と思ってたら新しくできた本屋さんで素敵な表装のバージョンをみつけた。英語版を買って読んでみたらなかなか面白いのだけれど、船の用語がでてきたりしてちょっとわかりにくい。 なので、近所の本屋さんで和訳版を買って併せて読む。


宝探しがメインというよりは、海賊の親玉シルバーと主人公の少年のやり取りが面白い。きっと、そのあたりが昔少年たちが「俺だってきっとやる。」ってところをくすぐるのか。  


ちょっと考えてみれば、流行りのパイレーツ・オブ・カリビアンのジャック・スパロウ船長だって、宝島のシルバーをモデルにしてるみたいに思える。 海賊にしては頭が切れて、(一般にいう学はないけど)悪賢くて、でもなぜか悪者になりきれないようなところもあって、妙におかしい。


ジョニー・デップの人気もあるだろうけれど、本当は昔少年たちの心の中にある海賊シルバーへの憧れが、あのキャラクターの人気を後押ししているように思えてならない。