えー・・・、おチビさん
月曜日お休みし、
昨日もトイレにこもって
学校に行けないという事態でした。
月曜の夜には全然元気で、
夕方担任の先生からきた電話でも
「明日は行けると思います」
と答えていたにもかかわらず、
朝、トイレから出てこない。
「今日は学校行かないとだよ」と声をかければ、
「行くよ!行くよ!行くから!」と
逆ギレしてトイレにこもる。
さすがに、
これで2日連続休ませるわけにはいかないと、
午前半休を取って
遅れてでもチビを学校へ送っていくことにした。
担任の先生も心配して電話をくれて、
朝、トイレにこもりながら
しばらく先生と話をしていたチビ。
関東は連日の猛暑日。
長時間トイレにこもっていたら、
かえって熱中症で具合が悪くなるのではないかと心配になる。
今日行けなければ、
先生が家庭訪問するとも言っていたので、
チビの様子を伺いつつ
部屋の片付けをして待っていた。
タイミングをみて
授業の合間に連れていこうとするも
すぐにトイレに逆戻りするチビ。
トイレから出てきた間に少し話したが、
学校へ行きたくないわけではないけど
お腹が痛くなったりして行けないという。
ただ、こういう時には
チビはほとんど喋らなくなってしまって
かろうじて頷く程度で、
私が一方的に問いかける形になってしまう。
なので、一方的だけど、私の思いを伝えた。
ママにはチビが大切で、
だからこそ、いつもチビを心配している。
チビを育てていく為には安定した収入が必要で、
その為には仕事をしなくちゃいけないこと。
その仕事の為に
時には子供が寂しくても、
そばに居てあげられないこともある。
ママが一人で仕事や家のことや、
全部の色々な事をしているから、
他所のママがしているような事を
チビのママはしてあげられないときもある。
でも、ママにとっては
チビが大好きで大切で
ママの生活のすべてなんだよ、と。
だから、とにかく、ただただ
チビの事が心配なんだということ。
チビは泣きながら聞いていた。
朝の、先生との話では、
今日休んでしまっては
このまま学校へ行けなくなってしまうから、
先生が迎えに来ると言ったらしい。
でも、チビは迎えは嫌なので
午後には行くと言ったらしい。
そんな話は知らないので、
もうさすがに半休のタイムリミットで
諦めて休ませて会社に行こうと準備を始めた。
休めることにほっとしたのか
だいぶ落ち着いて
喋るようになっていたチビだったが
お昼に先生から電話がきて
またグズグズになってしまった。
先生は、本当に一生懸命で
なんとかチビを学校へ来られるように
このままズルズル休み続けないように
なんとかしようとしてくれているのがよくわかる。
ただ、チビは再び泣き出し
貝になってしまった。
私も、なんとか行けないかと
叱咤激励してみたが
どうにもならない。
とりあえず、
先生も授業があるので
また電話をいただくか
家庭訪問されるということで電話を切った。
私は、結局半休から1日休みへ変更。
授業が終わった頃に、
再び先生から電話があり、
チビと2人で学校へ行き
担任、学年主任の先生と4人で話をした。
先生方、本当に本当にチビを心配して
原因を探って、チビをサポートしようと
一生懸命話をしてくださった。
進学校だけれど、
勉強の優先順位なんて下のほうでいい
とにかく学校へ来られればいいよ、と。
最初は強張っていたチビも、
段々話をするようになった。
本当にありがたかった。
なかなかチビの口から
コレだという理由は聞けなかったけど。
そんなチビの様子をみていて、
学年主任の先生から言われたこと。
担任の先生が、今日1日本当にチビのことばかりを心配していたこと。
多分、チビは先生を信用していない。
というよりも、周りに対して
信じる気持ちを持てていない。
だから、自分の中に嫌な気持ちをためこんで
そして結果お腹が痛くなったりして
トイレにこもってしまうのではないか?
もっと、先生を信じていいんだよ。
もっと、周りを信じていいんだよ。
世の中には、信用できない人もいる。
それは、その判断を適切にできるようになって
そういう人を見極めて接していけばいい。
ただ、今、この学校では
君は先生を信頼して
もっと自分の事を伝えていいんだよ。
この話をきいて、
学年主任の先生はさすがに真髄をついていると思ったし、
だけど、それがチビにとって簡単にできるものでもないと思った。
簡単にいえば、
実の父親を信用できなくなったから。
期待して、
期待してるとすら思わなかったことも
簡単に裏切られてきたから。
パパに裏切られた気持ちを
チビに泣いて訴えられるたびに
期待してはいけない
そういう人だと割り切らなくてはいけないと
私は伝え続けてきた。
だからね、多分
特に男の人に対しては
信頼できないって気持ちを持ちやすいのかもしれない。
ただ、コレをチビの前で先生に伝えると
また、この「トラウマ」ということを
チビが逃げにしてしまう気もして・・・
面談自体、先生たちが一生懸命チビの話を聞こうとしてくれたおかげで、
最終的には和やかな雰囲気になって
そこに元旦那の話で水を指すようなことをしたくなかったし。
ただ、やっぱりチビの
信頼する気持ちは
先生たちが思っている以上に
複雑な原因があるから、
先生たちが対応する上でも
早めに伝えておいたほうがいいかなぁ・・
ま、何はともあれ
今日は車で送って学校送り届けられたので、
それだけは本当に良かった。
きっと先生方の一生懸命な対応も
チビの学校へ行こうという気持ちの後押しになったと思う。