ロック

今日は6/9 ロックの日である。
音楽のロックを指すそうだが、

6と9の日本語読みの語呂合わせからきているので
蒸留酒のロックでもいいだろう。

飲み方を指すロックは、
氷のことである。

水を足さないで、氷を入れる。
ストレートとは、氷さえ入れずに
グラスにそのまま注いだものを指す。

ビールやワインはストレートが普通だから
飲み方を訊いたりしない。

ビールは、大麦の糖分を取り出し
発酵させて作る。

ウイスキーは、大麦の糖分を発酵させて出来た液を
蒸留させる。アルコール濃度が増している。

ワインはブドウを発酵させて作る
さらに、蒸留するとブランデーになる。

日本酒も、お米を発酵させて作る
蒸留させると焼酎になる。

大雑把な製法はそうなのだが、
実際には、工程に様々な違いはある。

蕎麦の実でやれば蕎麦焼酎だ。

蒸留酒を料理に合わせるときは
基本、味の強烈なものの方が選択される。

蕎麦焼酎があるが、
ロックで蕎麦と合わせると
蕎麦の繊細な香りは感じにくいかもしれない。

蕎麦はなんといっても日本酒が似合う。

あえて焼酎を、ということもあるだろう。

焼酎は、甲類と乙類がある
優劣ではないが乙類の方が大抵値段が高い。

ホワイトリカーは甲類
吉四六は乙類だ。

甲類は柑橘系の果物で割ったりするが
乙類はカクテル以外はそのまま飲む。

甲類の方が雑味がないから、
そういった飲み方であるが、
これは製法による
甲類は蒸留を複数回繰り返している。

蕎麦焼酎は、単式蒸留。
ゆえに、蕎麦の香りが残っているのである。

蕎麦焼酎は、
雲海、帰山、峠などがある

ロックやストレートでつまみをやって、
仕上げに蕎麦なんか乙である。

なかでも峠は、お湯割りにしても
蕎麦の香りが損なわれないという評判だ。

お酒と蕎麦を味わう点で大事なのは
断然、水の力である。

うまい蕎麦を食べるなら
当然、水にこだわるべきだ。
よい酒造りには良い仕込み水が不可欠である。

焼酎の水割りでも、水道水と
そうでない水では段違いに味が変わる。

学生時代に酒屋でバイトした時に
ビールの利酒を近所の人たちでやった。
みんな、自慢げだったが意外なほど正解しない
スーパードライと一番絞りも間違える人が多い

だが、ウイスキーの水割りで、
天然水と水道水の違いはみんな正解していた。

その結果に驚いたことを覚えている。

さて、つまみは何がいいだろう

日本酒なら、
蕎麦がき、板わさ、出し巻き、焼き海苔、、、
蕎麦焼酎なら
焼き味噌、明太子、ぬた和え、お浸し、、、

このような つまみを あてに
蕎麦が出来るのを待つのはいかがだろう。

これから夏に向けて
毎週末のお昼はそんな過ごし方をしてみたい。