
今日の課題
今日は「全体関連図」の書き方などを説明していきます!!!
難しいことは考えず、いってみましょう!!
全体関連図書き方👀👀
全体関連図は、病態に加え、“患者のすべての情報”を図で表します。
病態関連図は全体関連図の情報の1つであるということです。
全体関連図で書く内容は以下の通りです
- 患者の家族背景
- 入院前の生活習慣
- 入院による身体・環境の変化 など
全体関連図の構造
家族背景や入院前の生活習慣などは病気とは直接関係していないものの、これらの事柄により生活に障害が起き、QOLの低下を招くことがあります。
なお、「看護問題」がない場合は無理に記載する必要はありません。
それに応じて「問題に対するケア」も必要ありません。
また、「問題に対するケア」から「看護問題」に対して矢印を向けるようにしてください。
全体関連図注意点
基本的には、病態関連図で挙げた「関係のないことは書かない」、「配置は気にしなくても良い」、「グループごとに記載すること」の3つの注意点が主となります。
しかし全体関連図の場合、“憶測”で書きがちなので、「家族背景」や「入院前の生活習慣」など、視覚的かつ日常的な観察によって得ることができない情報に関しては、必ず患者や家族から直接聞いた情報を基に書くようにしてください。

ポイント
「病態の理解度・把握度=関連図の完成度」といっても過言ではなく、何よりもまず病態に関する知識を深めなければいけません。
また、患者のアセスメントも非常に大切です。客観的・主観的に観察やデータ、さらには患者とのコミュニケーションによって、さまざまな情報を収集することにより、“濃い”関連図の作成が可能となります。
さらに、科学的根拠に基づいた具体的な情報でなくてはいけません。
科学的根拠に基づいていなければ、最終的にどのように看護を提供すれば良いのか、はたまたどのような看護が適切なのかが見出せなくなってしまいます。
それゆえ、必ず科学的根拠に基づいた具体的な情報を記載するようにしてください。
最後に、常に“なぜ”という疑問を持っておくようにしましょう。
関連図における矢印はすべて “なぜ”という疑問と関わりを持っています。
なぜこの症状が出現するのか、なぜこの治療を行うのか、なぜ副作用や障害が起こるのか、などの疑問を常に持つことで、関連図が容易に作成できるのはもちろん、通常の業務を適切かつ効率的に行うことができるようになります。
- 病態に関する理解を深めておくこと
- 客観的・主観的に患者の情報を取得しておくこと
- 科学的根拠に基づいた具体的な情報を記載すること
- “なぜ”という疑問を常に持ち続けておくこと
書き始めは混乱することは少ないものの、後半になると混乱し乱雑になってしまいがちなので、まずは配置など気にせず、病態関連図なら病態の情報、全体関連図なら患者の情報を□(四角)など図を用いず、まずは字だけで書いてみましょう。
とりあえず、文字に起こすことから始めましょう‼️