改定も 下の賃上げ 至らない
次の行事は節分ですね〜👹
日暮れも少し永くなってきました。早くも少しづつ春の足音が聞こえてきております。
そうなると私ども医療従事者に迫って来るのが保険報酬改定。
今春は診療報酬と介護報酬のダブル改定です。
診療報酬改定は2年に１回。介護報酬は3年。
この周期がかち合うのが今年ですね。
皆既日食みたいやな
しかし上げ幅が…政府方針の賃上げ想定を大きく下回る予感。
そうです。期待していたほど思い切った上げ幅を取らなかったのです！
政 府 が ！
本体0.88%なんてふざけているとしか言い様がありません。それも想定内訳は0.61は看護師等の賃上げ分だとか意味わからん。
医師と看護師は元々がいっぱいもらってます。何故か？条件悪けりゃ他院に出て行かれてしまうから引き止めるのに病院自らそこそこ、地域で競争しているからです。
突然、パート看護師の時給が上がったら、それは近隣の病院の時給が上がったからです。
0.88－0.61の残り0.21を、医療機関は軒並み上昇した物価や水道光熱費に当て、そこの残りをこれまた今春から働き方改革始まる医師に割当てていきます。
事務系やコメディカルなんてまず賃上げどころの話にはなりません。我慢しなさいと言われ続けて今春も堂々巡りの見通しです。
医療機関全体の賃上げなんか全然ムリ
医師が残業を大幅に減らせば当然あたま数を増やして1日3交替とかで運用する事になります。
医師1人増やすと年間おいくら増えるでしょう？一人前だと月80万くらいは普通ですからね。それでも彼らは年棒制が基本。年間、院内に居る時間で割ると時給は500円にもなりません。世間のペーペーが最低時給1000円にするのしないのという話は、命懸けの医師にとっては夢のような話ではないでしょうか？
病院や本人にもよりますが、本気で取り組む先生は本当にいつ帰ってるかと言うほど激務です。
そもそもこういう人材であれ、のんべんだらりの惰性医師であれ支払われる報酬が一律だから不公平。透析なんか優雅な勤務でぼろ儲けなのに、命懸けの救急は赤字にしかならない。
そして診療報酬プラス改定が低く不満の声が上がっても、介護報酬をもうちょっと上げるから両方合わせたら低くない！と無理繰り通したのです。
皆さん分かっていると思いますが、医療と介護は明確に別々のものです。介護職の低賃金は既にかれこれ10年以上前から補助金など投入して上昇を図ってきております。対して医療従事者は何のカバーもされてきておりません。
新型コロナ最前線で体を張って命懸けでやってきた私達にもです。医師だけではありません。事務だって、最初は受付で聞き取りや保険証のやり取りで対面対応のいわば歩兵隊です。
政府から何の手当も無いままやっています。
診療報酬人員と介護報酬人員は全く別です！
介護報酬を上げたら介護保険制度で働く人だけ上がります。同列ではありません。
こんな内実を皆さんに知って頂いたところで
取り残されてるな。
