自由がなければ"独創的な智慧"は生み出せない
おはようございます みなさん




日本人受賞で「なぜ中国はノーベル賞を取れないのか」論争再燃 ─
自由がなければ"独創的な智慧"は生み出せない
https://the-liberty.com/article/22447/






《ニュース》

今年のノーベル賞で
日本から2人の学者が受賞したことを受け
「なぜ中国は自然科学の分野でノーベル賞を取れないのか」という
議論が再燃しています



《詳細》

今年のノーベル賞では
大阪大学の坂口志文教授が生理学・医学賞を
京都大学の北川進教授が化学賞を

それぞれ受賞しました



中国ではかねてより
「なぜ中国は
日本に比べてノーベル賞を受賞する科学者が少ないのか」という
論争がなされてきました

近年
人工知能(AI)をはじめとした
さまざまな分野で日本をリードしている自信が深まっているなか
今回の受賞はネットなどにおいて
とりわけ波紋を呼んでいます


確かに中国は世界で最も人口が多く
人材の母数が多いこともあり
例えばオリンピックでは金メダルの獲得数は世界第二位です


一方
科学分野でのノーベル賞は
2015年に生理学・医学賞を受賞した屠ユウユウ氏の一人のみ
(中国人として初受賞とされる楊振寧氏は当時
中華民国籍で米国で研究を行っていた)

対する日本はこれまでに
30人に迫る科学者がノーベル賞を受賞
しています


中国のネット上では
「日本は30年を失っていたんじゃなかったのか?」
「日本はやはりすごい」
「ちょっと悔しい」という声が出る一方で
「ノーベル賞は西側の賞であり偏見に満ちている」
「ノーベル賞は過去数十年の研究状況を示すものであり
現在の科学力を示すものではない」
といった
コメントも見られるといいます


こうした議論を受けて
さまざまな中国語メディアが
この「中国・ノーベル賞コンプレックス」を論評

「中国の科学研究論文の数は世界一なのに
ノーベル賞とは無縁
原因はどこに?」(RFI中国語版)
「中国人科学者はまたしてもノーベル賞に無縁
中国の世論はどう見ているのか?」(聯合早報)
「中国はなぜ
長きにわたり科学分野のノーベル賞を取れないのか」
(ドイチェ・ヴェレ中国語版)といった記事が掲載されています


確かに
「科学的実績から受賞までの時差」という
側面はあるものの
日本は昭和期からノーベル賞受賞者を続々輩出してきたことや
さまざまな分野で
中国が科学的躍進を続けているように見えることなどから考えると
確かに同国の賞の少なさは目立ちます


《どう見るか》

その根本にはやはり
同国で「独創的な研究」はなされにくい土壌があり
背景には
科学研究においても自由がない国家体制があります



上記の聯合早報によれば
ノーベル化学賞委員会で
初の中国系女性審査員となった鄒暁冬氏が
「中国の科学者には
重要な研究分野でありながら
まだ空白である分野を発見する能力が必要
論文数などに振り回されることなく
『ゼロからイチを生み出す』
真のイノベーションに力を注ぐべき」

などと語っているといいます


中国は共産党政府が強力にリードする形で
世界に冠たる科学力を目指してきました

しかし
研究の財源や課題も
政府のトップダウンで決められる面が大きく
科学者が自主的に独創的な研究を行う素地がないとも
指摘されています



中国の大学は
政府の教育部が「党書記」「学長」を任命し
研究費用も政府が負担しているため
その内容も強力なコントロール下にあります

多くの研究は「五カ年計画」に資する形で進められ
この方針に沿わない研究は予算が認められにくく
一方
国策に沿った研究を行えば大きな名誉が与えられます


また
アメリカのノーベル経済学賞受賞者のロナルド・コース氏は
中国で独創的な発明が生まれにくい理由として
「アイデア自由市場」がないことを指摘
しています

これは
大学や企業で自由な議論や研究を行える環境や
インターネットや出版を通して
「アイデアを創り
交換するプロセス」のこと


厳しい言論統制がかけられている同国では
実質的にも心理的にも
情報の交換や結合が行われにくく
それが政治面だけでなく科学・開発などの分野においても
影を落としている
といいます


そして
この独創性や発明の貧弱さは
「中国成長の最大のアキレス腱」
になると
コース氏は指摘しています


このボトルネックについて
大川隆法・幸福の科学総裁が行った
アダム・スミスの霊言でも
こう語られています

「先進国になると
知識や情報をベースにした
『智慧の経済学』に移行していくんですね
そして、智慧をつくるためには
『情報交換の自由』
『情報入手の自由』が必要になるんです
市場経済にとっては
それが必要になるので

『経済がうまくいっている』と思っていても
本当はもう
中国には限界が来ています」



同国は
低賃金で「世界の工場」として発展する段階から
移行する先のビジョンとして
科学開発力の強化を目指し
人材や資金などを惜しげなく投入してきました

その結果
AIなど
既にある分野や技術における進歩は目を見張るものがある一方
ゼロからイチを生む形の独創性については課題があります



それを補うために
アメリカなどへの産業スパイで技術を"輸入"して
発展してきたことは
米トランプ政権からも激しく糾弾される
結果になっています


そしてこの
「価値を生む力」の弱さは
現在の中国経済が苦しんでいる部分の
要因の一つにあるとも言えるでしょう

ザ・リバティweb



創造的自由を束縛される国において

ノーベル賞のような画期的な発想から生まれる科学者は出てこない

今あるものを追求するだけが科学ではない

中国はクリエイティブな世界からかけ離れています



それは人間は神の子を信じない限り

クリエイティブなことは生まれてこないでしょう

あのアインシュタインも言ったように

「神はいつでも公平に機会を与えてくださる」
「すべての宗教、芸術、科学は、同じ一つの木の枝である」
「神の前において我々は平等に賢く、平等に愚かである」


常に神仏は身近にいるのです




今日の光の言霊は【最大の慈悲】です

この世の時間は神仏から頂いたもの

一瞬一瞬が黄金の時間です

如何に無駄なく生きることが大事か身に沁みます

仏の慈悲に心から感謝いたします





 

【最大の慈悲】






一日の二十四時間は

あなたに与えられた
黄金の時間であり

永遠の
ダイヤモンドであって

この値打ちを
あなたから奪うことは
誰にもできないのです




これが

仏があなたに与えている
最大の慈悲でもあると
言えましょう













HS

 
『仕事と愛 〔新装版〕』 P.155
 
 
 
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