汚職撲滅を図るもその有効性に疑問
おはようございます みなさん




アルバニアで世界初のAI大臣が誕生 ─
汚職撲滅を図るもその有効性に疑問
https://the-liberty.com/article/22402/






《ニュース》

東欧のアルバニアが
世界で初めて人工知能(AI)が生成した架空の人物を
大臣として起用したことが
話題を呼んでいます



《詳細》

アルバニアのエディ・ラマ首相は11日
マイクロソフトが開発協力したAIの女性キャラクター
「Diella(ディエラ)」を
「AI担当大臣」に任命しました

ディエラとは
アルバニア語で太陽を意味します



アルバニアでは元環境大臣や元首相が汚職で起訴されるなど
政権の中枢部にまで汚職が蔓延しており
犯罪組織絡みの汚職も絶えないなど
対策が急務となっています

これに対しラマ首相は
「賄賂」や「脅迫」に惑わされることのない
AIを閣僚として起用することで
「汚職大国」のイメージを払拭

自身が最重要事項と位置付ける
「2030年までの欧州連合(EU)加盟」を実現しようとしています


AI大臣のディエラは
長年汚職が横行してきた
「公共入札」の管理を担うといいます

国がどの民間企業に業務を委託するかを決める際
ディエラが入札に応募できる資格の有無を厳格に判定し
マネーロンダリングや麻薬密売
その他の違法行為の兆候を検知することなどで
公共入札の透明性を高める
としています

ラマ首相によると
最終的には入札に関するあらゆる決定が
「公共入札の責任者」であるディエラの手に委ねられるといいますが
具体的なプロセスについては明かしていません


ラマ首相はディエラが
「100%腐敗のない」公共入札を実現とするとともに
「デジタル化とAIによる統治」を目指す国
として
同国を位置付けることに期待を寄せています


さらに
ディエラには国際的な専門家を採用する権限も付与されるなど
単なる「公共入札の管理」にとどまらない
役割を担うことも示唆
されています


ディエラは今年1月から
アルバニア政府のプラットフォーム「e-Albania」で
バーチャルアシスタントとして運用されており
市民が公的文書を取得するなどの際に
これまで100万件以上のリクエストに対処し
3万6600件以上のデジタル文書を発行するなどしてきました

今回
単に情報を提供する「案内役」から
国家の意思決定を担う「大臣」に昇格しました

ただし
複雑な入札を評価することは
市民からの書類要求の処理に対処することとは大きく異なります


一方
野党からは
「閣僚は18歳以上の国民」と定めた同国の憲法に違反するとして
批判が相次いでいます



《どう見るか》

入札のプロセスには過去の入札履歴や市場価格
仕様書の内容
契約条件などの膨大なデータが存在しています

AIを用いれば人間よりもはるかに早く詳細に分析できるため
「過去に汚職があったか」などを確認するうえでは
利用価値があります


しかし
AIを用いてもその技術的な限界から完全に汚職を防止することはできず
さらに大きな危険を孕んでいることは否定できません



AIは与えられたデータから学習するため
例えば万一
その過去のデータが
特定の利害関係のある企業を
優遇するなどのバイアス(偏向)があった場合
AIはその偏向をもとに判断するため
汚職を根絶するどころか汚職を常態化させてしまう
恐れがあります

また
AIが学習したデータには
存在しない最新鋭の技術が開発された場合
その技術価値を判定できず

不当な評価を下す可能性もあります


また
AIは用意されたデータを自律的に学習して
判断基準を自ら構築しており
特定の結論に至った根拠が
開発者でさえ完全には分からない
という問題があります

つまり
ある企業が入札で不当に敗れたとしても
政府はその判断の理由を説明することができないということです
IT専門家のベスミール・セマナジ氏は
「ディエラが入札でミスを犯すのは確実です
(世界最先端の)Open AIもミスを犯します」と指摘
しています

しかし
不適切な判断が行われたとしても
AI大臣は国民に対して責任を負うことはできません


さらには
サイバー攻撃などでAI大臣自体が乗っ取られることで
不公平な判断を下すといった危険性
もあります

アルバニアでは2022年に
イランによる大規模なサイバー攻撃により
政府サービスが数週間にわたり麻痺したこともあり
その脆弱性に付け込んだ
新たな不正利用や汚職の発生が懸念されます


しかも
サイバー攻撃などを受けずとも
AI自体の性質の中に
不公正な判断をするリスクが内在していることも
専門家の間では強く問題視されています

AIは
開発者に監視されていると判断した場合は
開発者の意図通りに振る舞うものの
監視されていないと判断した場合は
密かに“見当違い"の目的を追求する
「スキーミング(高度に企図的な欺瞞)」というリスクがあります


AIの能力が向上するほど
より巧妙に欺瞞を隠せるようになる
といい
これに対して効果的な対処方法は
依然として見つかっていません



こうした技術的な観点からも
AIは最終的な責任の主体とは成りえず
人間の良識と判断の介在が必要不可欠です


そもそも
政治とは多様な考えを持つ人々が議論を重ねる中で
国民の幸福に繋がる方向を選び取っていくものです

大川隆法・幸福の科学総裁は次のように指摘しています
「政治もまた非常に創造的な仕事であり
何もないもののなかから
新しいものを創り出していかなくてはなりません
新しい政策や法律によって
その国に住む人たちの未来の生活が変わってきます」
(『釈迦の本心―政治編』)



現代社会の仕事においてツールとして
AIを用いる風潮が強まる中にあっても
高度な創造性や悟性が要請される
政治的判断をAIに任せてはいけないのです

ザ・リバティweb



これはちょっと考えればわかることですね

AIはどこまで行っても0:1のデジタルの延長線上にあるもの

つまり高度な計算機です



計算思考がずれたらとんでもない結論が出てしまいます

その計算思考を正常な方向で使うのは人間でなければいけないのです



あくまでも人間が主体で使用するものでなければ

本末転倒となってしまいます





今日の光の言霊は【道は開かれる】です

AIにはがない

正しい方向

間違った方向か

分からないで結論を出します



だから

良きをもった人に使用されなければまらないのです

高級霊と繋がるのも良きです







 

【道は開かれる】






その人の心が
正しい方向に向いており

その人が日々

努力していれば

自動ドアのように

ひとりでに道は
開かれていくのです




そして

この自動ドアのごとく
道を開いているのが
高級霊たちの力なのです













HS

 
​ 『愛の原点』 P.97
 
 
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