シリア制裁を解除へ ─ シリアを抱き込み
イランを孤立させて核合意に導く狙い

おはようございます みなさん




米トランプ政権、シリア制裁を解除へ ─ シリアを抱き込み、イランを孤立させて核合意に導く狙い
https://the-liberty.com/article/22133/





《ニュース》

中東を歴訪しているトランプ米大統領は
シリアに対する制裁を近く解除する
方針を示しました



《詳細》

トランプ氏は13日
サウジアラビアの首都リヤドで開かれた投資フォーラムで
「シリアに偉大さへの道を開くため
シリア制裁の停止を命じる方針だ」
「今こそ彼らが輝く時だ。制裁をすべて解除する」
「多くの悲惨と死を経験したシリアでは
新たな政府が誕生し
国の安定と平和の維持に成功することを期待している」

などと演説し
会場にいた多くのサウジ当局者から大きな拍手を受けました


シリア制裁の解除については
サウジのムハンマド皇太子や
トルコのエルドアン大統領からの要請を受けての
判断
だったと明かしています


トランプ氏は14日には
ムハンマド氏が同席し
エルドアン氏が電話で参加する中
シリア暫定政権のシャラア大統領と
30分ほどの短い会談を初めて行いました

アメリカとシリアの首脳が会談したのは
2000年に当時のクリントン大統領とアサド前大統領の父
ハフェズ・アサド氏が会って以来となります


ホワイトハウス報道官によると
トランプ氏は会談で
「あなたには歴史的な偉業を成し遂げる大きな機会がある」
とシャリア氏を激励

その上で
「イスラエルとアラブ諸国との関係を正常化する
『アブラハム合意』にシリアも署名すること」
「外国人のテロリストに国外退去を求めること」
「パレスチナ人テロリストを追放すること」
など5点を求めた
といいます


これに対し
シャラア氏は
「シリアからイランが退いた後の重要な機会を認識している」として
アメリカとの間にはテロ対策と化学兵器の廃絶に関して
共通の利益があると指摘


米企業にシリアの石油・ガス開発に投資するよう求めました


アメリカの対シリア制裁は
民主化運動を弾圧したアサド前政権を対象に
2011年に科されたもの
です

昨年12月にアサド政権が崩壊し
反体制派「ハヤト・タハリール・シャム」が暫定政権を樹立

その後もアメリカの制裁は続き
内戦からの復興は進んでいませんでした


《どう見るか》

制裁解除によって
シリアが"真っ当な国"として順調に復興できるかは不透明ですが
トランプ氏は「平和の仲介者」として
シリアが国際社会に復帰し
「平和と繁栄に基づく国になるチャンス」を与えた
と言えます


シャラア氏は過去に過激派組織「イスラム国」や
テロ組織「アルカイダ」と連携していたイスラム主義者で
ほんの数カ月前まで米政府からテロリストに指定されていた人物です


しかし
トランプ氏は会談したシャラア氏の印象について
「とてもいい人だと思う
若くて魅力的で
タフな男だ
非常に強烈な過去を持っている
ファイターだ
目標を成し遂げようとしている」
と述べています



今回の決定の背景には
イランと事実上同盟関係にあったアサド前政権を打倒した
シャラア氏と強く連携することにより
イランを一層孤立させて
アメリカとの核合意(イランの核開発放棄)に向けて
圧力を強化する狙いがあることは間違いありません


また
サウジやトルコもシャラア氏を支持し
シリア制裁解除を働きかけていました


これは
アサド政権の失脚によって
イラン(シーア派)との関係が希薄になったシリアを
スンニ派中心のアラブ圏に引き戻したいという
思惑がある
ことも確かでしょう


トランプ氏は13日のサウジでの投資フォーラムでの演説で
現在進行中のアメリカとの核交渉に合意すれば
「イランにははるかによい未来が待っている」と指摘

「イランとの過去の葛藤に終止符を打ち
さらに安定した世の中のために
喜んで新しいパートナーシップを構築していきたい」

とまで述べています

一方
核交渉が失敗すれば
「イランの石油輸出をゼロにする最大限の圧力を加えざるを得ない」
とし
「この提案は永遠に有効なわけではない」と訴えました

これに対しイランの政府高官は
対イラン経済制裁の解除と引き換えに
アメリカと核合意をまとめる用意がある
と語っています
(14日付米NBCニュース)


トランプ氏の再選により
中東地域は少しずつ安定化に向かっている
ように見えます

今後も要注目です
ザ・リバティweb



アラブ諸国とトランプ大統領は合うのだろうか

アラブはイスラム教国の集まり

トランプ大統領は敬虔なクリスチャンであり

娘婿はユダヤ教徒

中東を抑えようとしていますが

今のところアラブ諸国はトランプ大歓迎で

ボーイング機を200機以上購入したり

日本の国家予算に迫る100兆円の投資をアメリカにするなど

友好的ですが宗教対立は緩和されるのでしょうか

少し疑問が残ります




今日の光の言霊は【霊的進化の速度】です


霊的進化の速度は

「どれだけ多くの寛容さを伴うか」


寛容さの中にあるのは「与える愛」でしょう

どれ程愛を与えられたかということでしょうか






 

【霊的進化の速度】






霊的進化の速度は

「どれだけ多くの寛容さを伴うか」
ということによって
測りうるものなのです














HS

 
『幸福の科学とは何か』 P.100
 
 

野狐禅.png