手抜き工事疑惑で「一帯一路」にさらなる暗雲立ち込める
おはようございます みなさん




タイで中国企業建設のビルが崩壊―
手抜き工事疑惑で「一帯一路」にさらなる暗雲立ち込める

https://the-liberty.com/article/22067/






《ニュース》

3月に起きたミャンマーを震源地とする
マグニチュード(M)7.7の大地震に際し
タイで建設中のビルが倒壊
しました

この施工を請け負っていた中国国有企業が
手抜き工事を行っていた疑惑が浮上

波紋を呼んでいます



《詳細》

3月28日に起きた大地震では
隣国タイの首都・バンコクも大きな揺れに襲われました

高層ビルを含むほとんどの建物は
大きな被害が報告されなかったものの
唯一
建設途中だった33階建ての超高層ビルが倒壊
しました



ビルは揺れ始めて数秒にして
瓦礫の山と化しました

4月2日の時点で
少なくとも13人が死亡

70人以上が瓦礫の下に閉じ込められ
生存の可能性が低くなっていると報じられていました

タイ国内で確認された犠牲者が20人とされているなか
(2日時点)
ほとんどの被害が同ビルの崩壊によるものとなりました


問題になっているのは
同ビルの施工を主に担っていた中国国有企業が
安全性をないがしろにした手抜き工事を行っていたという疑惑です



事故を重大視した当局が
コンクリートの柱に使われた鉄筋を調べると
必要な強度を満たさない規格外品が3割含まれていたと言います

さらに事故直後
同企業の中国人社員ら4人が
立ち入り禁止の現場に無断侵入し
逮捕
されました

ビルの設計図や関係書類を持ち出そうとしており
何らかの証拠隠滅を図ったと見られています



タイ国民からは激しい怒りの声が上がり
ペートンタン・シナワット首相は
「どこでミスが起きたのかを調査する必要がある」
と徹底的な調査を命じました


《どう見るか》

今回の事故は
中国の習近平政権が推進する経済構想
「一帯一路」への不信感をいっそう募らせる
ものとなるでしょう


ビル工事を請け負っていた企業は
「一帯一路」の中核を担ってきた
大手国有企業「中国中鉄」の子会社です

中国からタイを結ぶ高速鉄道建設や
空港ターミナル建設なども請け負っています

グループ全体としても
ベラルーシ
ベネズエラ
南スーダン
ウガンダ
ケニア
スリランカなど
数多くの国でインフラ整備などを行ってきました



しかし
昨年11月には
セルビアで同グループ会社が建設した鉄道駅の屋根が崩落し
14人が死亡する事故が発生


駅工事は
中国とヨーロッパとを結ぶ「一帯一路」の一環でしたが
ここでも手抜き工事
が疑われています

同国では親中政権への抗議活動が活発化し
首相が辞任する事態にまで発展しました


その他にも近年
中国企業が請け負う建築物の崩壊事故は
各地で起きています


ケニアでは2017年
中国企業が建設していた橋が完成前に崩落

カンボジアで2019年に建設中のビルが倒壊して
28人が死亡する事故が起きましたが
その矢先の2020年
別のビルが倒壊し
36人が死亡しました


低品質の建築資材を使っていたことなどが理由と見られています


ずさんな工事でビルやインフラが崩壊する事故は
中国国内でもしばしば起きていますが
背景の一つには「汚職」があると言われています


支払われた工事費の一部を
企業が賄賂として発注の便宜を図ってくれた人物に渡します

これを下請け企業も
何重にも渡って行うため
実際の工事費のかなりの部分が賄賂に消えます

そのしわ寄せは材料費などに行き
密かに質の悪い材料が使われるため
非常にもろい建造物
になってしまいます

こうした工事は「おから(豆腐)工事」と呼ばれます


中国がインフラ投資などを行う外国でも
現地政府に同じような汚職体質があった場合は
「おから工事」は数多く行われている可能性はあります


さらには
「受注したプロジェクトの内容と
企業が持つ技術水準が実際は釣り合っていない」
などの問題もあるでしょう


「一帯一路」の諸プロジェクトでは
こうした安全性への不信が常に付きまといます

中国企業が建設したインドネシアの高速鉄道では2022年
ジョコ大統領と習近平・国家主席の試乗会が
計画されていたにもかかわらず
直前で習氏側が辞退したと報じられています

安全上の懸念が
中国政府側から出たのではないかとも噂されています


中国は世界中をまたにかけたインフラ投資などで
各地への影響力を強めようとしています

しかし
技術や文明の成熟度など
その内実は野心に釣り合っていない面があります

「債務の罠」などと併せて
「一帯一路」への不信感はますます大きくなっていく
でしょう
ザ・リバティweb



実際の中国の建設技術は確かなものだろう

でも

汚職体質の蔓延から「おから工事」となってしまう

これは中国の問題だけではなく

タイのほうに問題があるのではないでしょうか

役所の工事ゆえに多くの中抜き業者や役人がいる可能性があります



インドネシアなどでも警察の取り締まりなどは買収できる

チップ代わりに買収が横行しているし

当たり前のようになっています

まだまだ発展途上の国々は

お金による汚職買収が横行しているのです

ウクライナもまた汚職の国

今のロシアによる信仰は因果の法が関わっているようです




今日の光の言霊は【勇気の出発点】です

「自分の使命・天命」

これを見つけ出すのは容易ではないが

正しい信仰に出会えた時に

その重大さがわかります



自分はこれをするために生まれてきた

それが使命であり天命でしょう

そのためには命がけで取り組むことが出来ます

勇気は生死が罹るところまで行きます











 

【勇気の出発点】






勇気の出発点は

「まず
己が使命を果たせ

己が義務を果たせ」
ということです




「自分の使命
天命というものが
いったい
どこにあるか」
ということに気づき

それを確信したならば

その
「己が使命」
「己が義務」
を果たすことです














HS

 
『Think Big!』 P.188
 
 

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