マスク氏の心の中に描く「ビジョン」とリーダーシップの源泉に迫る
おはようございます みなさん



人物伝 イーロン・マスク アナザーストーリー 心の中に描く
「ビジョン」の力とリーダーシップの源泉に迫る

https://the-liberty.com/article/21908/



イーロン・マスク氏は
同じ実業家のビベック・ラマスワミ氏とともに
二期目のトランプ政権で
新設された諮問委員会である「政府効率化省」
(Department of Government Efficiency、DOGE)のツートップに就く





政府支出の2兆ドル(約316兆円)削減という
"非常識な目標"を掲げる同氏の動向に
アメリカ国民ならず
世界の人々が注目している



本誌2025年1月号の
「霊的で宇宙的なイーロン・マスクとは何者か」では
火星を目指す志や
まるで「宇宙人」のような個性的な人物像を紹介した


本欄では
マスク氏の心の中に描く「ビジョン」とリーダーシップの源泉に迫る



◎「感動的な価格の感動的な製品がない会社は
たいした会社ではない」


マスク氏は
再利用可能な宇宙ロケットである
「ファルコン」シリーズや
美しいデザインと高性能を備えた
EV(「モデルS、X、Y」「モデル3」)を世に送り出してきた


スティーブ・ジョブズ氏が
マッキントッシュ(PC)やiPhoneやiPadなどを生み出したように
創業者が自ら新製品のビジョンを描き
道を拓いた成功例でもある


「無理だ」と言う技術者の尻を叩いて
「不可能」とされてきた限界に挑戦し
新製品を生み出したところが
マスク氏とジョブズ氏とでは共通している


マスク氏は
「基本的に
感動的な価格の感動的な製品がない会社は
たいした会社ではない」と語る

(ジェシカ・イースト編『イーロン・マスクの生声』)


例えば
マスク氏がロケットの自作を思い立ったのは
技術者から当時のロケット製造に関する情報を集め
完成品の値段が原材料費の50倍にもなることを知った時である


この時
マスク氏は「いくらなんでも高すぎる」と思った

当時
宇宙工学や物理学について独学で何カ月も勉強していたので
技術者から聞いたコストを一覧表にして
自分でその一つひとつをどれぐらい節約できるのかを計算した

すると
その累計が自己資本(当時 120億円程度)と
借入金などで実現可能な規模になった

この発見が事業構想の原点となる


31歳頃
マスク氏は仲間と共に創業したオンライン決済企業
「PayPal(ペイパル)」を追われ
新しい事業を始めるべく
読書と思索にふける日々を続けていた

そうした地道な努力の中で
自分のつくるロケットの姿が見えてきた

そのビジョンを元に
全てのコストを記入した一覧表を見せられた
技術者は驚愕する


そこにはロケットの製造
組み立て
打ち上げに必要な材料コストが網羅されていた

小型人工衛星や実験用搭載物の打ち上げを専門にすれば
既存の打ち上げ会社よりもはるかに安く
ミッションを達成できることが示されていたのだ


さらに
「火星を目指す」という念願から逆算すると
ロケットを使い捨てにしていては
何度作って打ち上げても
目標にたどりつけないことに気づく

マスク氏がつくった再利用可能なロケットは
繰り返し使えば使うほど
使い捨ての頃よりも投資の効果が倍増する
「感動的な価格の感動的な製品」である



最終的には
NASAの10分の1以下の開発コストでそれをつくってしまった



◎「5~6歳の頃
外界と断絶して1つのことに全神経を集中させる術を身につけた」
こうした天才的な構想力の起源は
幼少時にまでさかのぼる



マスク氏は少年時代に
「ときどきボーっとなって心ここにあらずといった状態に陥る」
ことがあったが
実は
その時に白昼夢を見ていた


本人によれば
「5~6歳の頃
外界と断絶して
1つのことに全神経を集中させる術を身につけた」という

その時
頭脳がビジュアルに働き
心の目でイメージを細部まで明確に捉えることによって
コンピュータで描いた設計図のような
ビジョンが生まれるのだという
(アシュリー・バンス『イーロン・マスク 未来を創る男』)


「脳の中には普通ならば
目から入ってきた視覚情報の処理にしか
使われない部分があるが
その部分が思考プロセスに使われているような感じかな」
「イメージとか数字の場合は
相互の関係や数学的な関連性を把握・処理できる

加速度とか運動量とか運動エネルギーなんかが
物体にどういう影響を受けるのか
鮮明に浮かんでくるんだ」
(前掲書)



◎事業を生み出す「ビジョン」に多くの人たちがついてくる
実際にマスク氏には時折
問題の答えやビジョンが「見える」
らしいことが確認されている



ペイパル創業期
技術者がオラクル社のデータベースを機能させようと
格闘していた際
ウィンドウズを専門にしていたマスク氏が
その議論を聞いただけで答えを言い当て
答えも聞かずに部屋を出ていったことがあった

技術者が「そんなばかな」と思って調べると
マスク氏の言った通りだったという
(ウォルター・アイザックソン著『イーロン・マスク 上』)


同氏は
この能力を武器にして
人生を切り拓いてきた

スペースXも今や1万3000人を超える
社員を擁する大企業になったが
その原点は同氏の「ビジョンを思い描く力」にあった


事業を生み出すものは創業者のビジョンがあればこそ
それを叶えるために死力を尽くす人たちがついてくる


大川隆法・幸福の科学総裁は
次のように語る

「『天才までいかなくても
千人に一人ぐらいは中天才がいて
その人が出れば千人ぐらいが食べていける
また
五百人に一人ぐらいは小天才がいて
その人が出れば五百人ぐらいが食べていける
さらには
百人に一人ぐらいは傑出した秀才がいて
その人が出れば百人ぐらいが食べていける』
というような考え方はありうると思います」
(『繁栄の法』)



カリスマ創業者のように大成功を収めるのは難しいが
誰でも力を尽くせば
天上界からのインスピレーションを受けるところまでは
到達できるだろう


「傑出した秀才」
「小天才」
「中天才」のどこまで行けるかは人それぞれだが
人生の「壁」にぶち当たった時
この「ビジョンを描く力」を奮い起こすことが
限界突破の決め手になるのではないだろうか



◎1日20時間
休みなく最前線で働き続ける
マスク氏の資質の中で際立っているのは
逃げずに困難に立ち向かう胆力だ



本誌2025年1月号でも
マスク氏が2017年にテスラモーターズ社において
当時3カ月の納車台数が222台だったにもかかわらず
「モデル3」の生産目標を「週5000台生産する」と掲げ
ネバダ州のギガファクトリー(バッテリー工場)と
カリフォルニア州のフリーモント工場(EV工場)に乗り込み
1年後に達成した時の逸話を紹介した


マスク氏は複数の会社の通常業務を
それぞれの経営者に任せている

しかし
「この目標をクリアしなければ倒産する」
「この問題を解決しなければ社の未来はない」という
重要課題を発見した時
自ら現場に乗り込み
全力で解決してきた


同氏は
その戦いを「シュラバ(修羅場)」と呼ぶ
工場や職場で総指揮をとり
1日20時間
休みなく最前線で働き続ける
のだ



EV量産体制の確立を目指した時
マスク氏は「成功しなければ倒産あるのみ」という
「背水の陣」で臨んだ

スペースXでも「シュラバ」をしかけ
火星を目指す
スターシップのラプターエンジンの改造などを行った



◎「逃げない」「責任回避しない」「言い訳しない」
2022年
世界一の大富豪となったマスク氏は
豪邸で悠々と過ごすのではなく
ツィッター社の大改革のために全力で働き続けることを選んだ


そして
SNSの検閲を廃止し
4分の1の人員で全世界のアカウントから発信される
膨大なツィートを処理できる体制をつくった


自ら現場に赴き
先頭に立って「不可能」に挑戦し
部下に全力でついてくることを求める
できない理由を探すことは許さない
それが嫌なら辞めてもらう──
それがマスク氏のリーダーシップだった



同氏は
信念の固い経営者であり
気難しいところもあるが
興味深いことに
判断の間違いに気づいた時に改める柔軟性も持っている


2017年
テスラの「シュラバ」では
「モデル3」の生産を倍増させるために
毎日
生産ラインの改善のために判断に次ぐ判断を重ねた


本人によれば
1日に100回
判断を下しても
そのうちの2割は間違っていたという


しかし
判断を間違えても
その責任を負い
さらに改善を重ねるしかなかった

最後には
自分が昔に命令した機械による工場の自動化が見込み外れであり
人の仕事をメインにしたほうが早かったことを思い知らされた

自分が機械の性能を高く見積もりすぎていたために
判断を誤ったことに気づき
マスク氏は
工場の運営方針を根本から改める


そうした責任を受け止め
過ちを改善したからこそ
週5000台の目標を突破できたのだった


マスク氏は
大富豪になるまでの過程で
言い訳を排して"不可能"に挑戦し
前途を阻む問題に立ち向かい
判断を間違えた時には恥を忍んで改めてきた


「逃げない」
「責任回避しない」
「言い訳しない」──


大川隆法・幸福の科学総裁は
リーダーの条件について次のように述べる

「リーダーが逃げたら
やはり
みな逃げます
そういう人にはついていけません
したがって
リーダーは
とにかく逃げてはいけないのです」

「『責任回避する』という思いは
自分の保身のため
自分を護るためには
どうしても出てくるものですが
やはり
リーダーの資質としては落ちます
(中略)
やはり
醜いものです
したがって
努力して
責任を取る人間
リスクテイキング(危険を引き受けること)な人間に
ならなければいけません」

「秀才は
できない言い訳を整然と考えます
そして
それを論理的に
整然と
『一、二、三、四、五』と番号を打って
説明してくるので
聞いているほうは騙されるのです
しかし
『言い訳は成功への道ではないのだ』ということを
どうか知ってください
成功は
やはり
『言い訳をしない人』のほうに味方するのです」
(『経営とは実に厳しいもの』)



マスク氏は
世界一の富豪となった後
社会的責任を意識したのか
政治への関心を深めていった


他の富豪に先んじて共和党支持を表明し
2024年の大統領選では
「負けたら自分も投獄される」と覚悟して
トランプ氏を応援



マスク氏は
多くの富豪が態度を曖昧にしたり
民主党を応援したりしている時に
国家の未来を賭けた選挙から逃げなかった


これから同氏が「政府効率化省」において
どのようにリーダーの資質を発揮し
「小さな政府」を実現していくのか──


今後とも注目していきたい
ザ・リバティweb



イーロン・マスク氏とトランプ大統領はよく似ています

この二人がコンビを組むと地球上最強コンビです



人類の未来が変わりつつある

アメリカは完全に立ち直り

強いアメリカが復活するでしょう

西海岸の消滅時期は8年~10年ほど

先延ばしになるのではないでしょうか



中国共産党の壊滅は早まる可能性があります

習近平の最期も同じように早まります

世界の未来が最強コンビの登場で変わるようです

果たして中東各国は存在しているのか…

イスラム教国の未来は暗いようです




今日の光の言霊は【愛は結びつける力】です

結びつける力とは
ひとりの力を二倍にも三倍にも強めてゆく


地上最強のコンビは二倍にも三倍にも強くなる

まさにアメリカのトランプ政権はこれですね

明るい未来に期待したいです







 

【愛は結びつける力】






排斥しあう力は

お互いに弱めあいます




しかし

結びつける力とは

ひとりの力を
二倍にも三倍にも
強めてゆくものです




ですから

愛に敵なく

愛の向かうところに

立ちはだかる敵はいないのです














HS

 
『太陽の法』 P.136

野狐禅.png