トランプの返り咲きに中国はどう備えているか
おはようございます みなさん




トランプの返り咲きに中国はどう備えているか
【澁谷司──中国包囲網の現在地】
https://the-liberty.com/article/21906/



アジア太平洋交流学会会長・目白大学大学院講師
澁谷 司





2024年12月28日
中国共産党は突然
2025年1月1日から935品目について
最恵国待遇を下回る臨時輸入関税を実施
すると発表した


専門家によれば
北京が関税を引き下げたのは
現在の切迫した国際貿易関係と地政学的緊張の中
中国の貿易行動に対する海外からの制裁リスクを減らすためだという

中国の科学技術革新による「新しい質の生産力」の発展を支援する分野では
消防車や回収車などの
特殊車両用オートマチックトランスミッションの輸入関税が引き下げられる

「人々の生活を守る開発」分野では
外科用埋め込みニッケルチタン合金ワイヤーなどの
輸入関税の引き下げ
が行われる

また
「グリーン・低炭素開発の促進」分野では
リサイクル銅・アルミニウムの一部原料の
輸入関税が引き下げ
られる



◎貿易慣行への制裁リスクを減らす

中国共産党は
2001年12月に世界貿易機関(WTO)に加盟して以来
輸入関税引き下げの公約を果たしてこなかった

台湾の南華大学国際企業学部
孫国祥(そんこくしょう)教授の分析によれば
中国は長年にわたり
市場アクセスや補助金政策で
WTOや主要貿易相手国から批判を受けてきた
そのため北京は現在
約束を部分的に履行することで
貿易慣行に対する外部からの制裁のリスクを
減らそうとしている
のではないかという

中国はWTO加盟時に関税引き下げを約束したはずなのだが
それを果たさないまま利益を享受してきた
そんな北京は
約束を守らない"ならず者"という過去のイメージを変え
国際貿易の緊張を和らげたいという思惑がある
のかもしれない
だが
先にバスに乗り込み
数十年経ってから
今頃チケット代を支払うそぶりを見せているようにも見える

米国のエコノミスト
デビッド・ホアン(黄大衛)氏も
「現在
北京と西側との貿易摩擦は激しいため
中国は率先して関税を調整し
表向き輸入構造を最適化することで
(摩擦を緩和し)輸出の助けにしようとしている」

と指摘する

またホアン氏は
北京は"自由貿易協定"を通じて
地政学的な影響を海外に及ぼし
ASEANをはじめ
世界経済とサプライチェーンにおける
発言力と交渉力を高めようと
していると主張した



◎「報復 適応 多様化」で身構える北京政府

さて
元ホワイトハウス国家安全保障会議アジア上級部長で
ジョージタウン大学教授のエヴァン・メデイロス氏は
1月5日付英フィナンシャル・タイムズ紙に寄稿し
トランプ次期米大統領の対中政策が不透明なので
習近平政権は「3つの戦略」
を用意し
すでに実行に移し始めていると指摘した

北京によるトランプ大統領対応策は
「(1)報復(2)適応(3)多様化」の3つに分類できる
という

第1の「報復」だが
中国は近年
一連の輸出規制
投資制限
規制調査など
米国企業に打撃を与えかねない政策を制定し
米国の政策を模倣
している

2024年末までに
北京はチップ製造に使われる主要鉱物の対米輸出を阻止し
米国製ドローンのサプライチェーンを圧迫し
エヌビディアに対する独占禁止法調査を開始した

第2の「適応」については
北京は2023年秋から強力な財政・金融刺激策を実施
企業や消費者を支援し始めた
この政策転換は
緊急性があることは確かだが
その範囲と性質は貿易戦争の可能性という文脈の中で組み立てられている

第3の「多様化」だが
北京の戦略は経済関係の拡大であり
米国以外のパートナーからの輸入品に対する
一方的な関税引き下げについて現在も協議中である
メデイロス氏によれば
北京はトランプの策略をある程度理解し
米政権を操ることが可能だと考えているふしがあるという
習政権の自信は
「2025年の中国は
2017年の時点とは異なる」
という前提に基づいているのかもしれない

果たして習政権は
トランプ政権の圧力を乗り切ることができるのか

澁谷司



トランプ大統領に習近平が勝てるはずもない

トランプは資本主義を勝ち抜いてきた成功者

一方習近平は根っからの独裁的な中国共産主義者です

中国を兵糧攻めにしようとしているトランプに勝てるわけがない

ディールにおいても何枚もトランプが上手です



中国の対米対策はうまくいっているように見えても

トランプの術中にはまって行くことになります





今日の光の言霊は【魅力ある人】です

今日の光の言霊にあるように

トランプは完璧主義者ではありません

ただその時折々に臨機応変に思考と作戦や戦略を変えていきます

ウクライナ戦争にしても

バイデンが最期に多額の支援金をウクライナに送ることを決めました



この方向でゼレンスキーの態度が変わったと見えたのでしょう

トランプが大統領になったその日に

ウクライナ戦争を終わらせると言った

その期限を6カ月に後退させました



トランプが大統領選に勝利したころから

世界は変わり始めています

ハマスとイスラエルの停戦合意も

トランプ大統領就任一日前に合意することが出来ました

バイデンは自分がやったことのように言っていますが

米国民はみんなトランプが勝利したからこそだと思っています



大統領のお手本になるようなことをトランプに期待してはいけません

彼の考えていることは凡人の考えではないからです

時には間違えるが

大半はアメリカの国益につながることになるでしょう



アメリカ史上歴史に残るような大変革をしようとしています

大統領就任時に100を超える大統領令を出すそうです

今までの大統領では考えられないことを起こすでしょう

まず不法移民の国外退去

そして公務員改革

さらに関税

また地球温暖化に対する見直し

などなど目白押しです



日本もトランプ大統領の発信していることを

よく見極めて方針を決めなければ取り残されます











 

【魅力ある人】






人間は必ずしも
完璧な人に
惹かれるわけではありません




優れているけれども
どこか抜けていたり

バカなところがあったり

失敗したり
挫折したりするような

そういう
人間味がある人に
惹かれるところがあるので

完璧な賢さのようなものを
求めてはいけない
ところがあります















HS

 
『稼げる男の見分け方』 P.40
 
 

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