規制緩和で日本農業を未来産業に
おはようございます みなさん






8月に令和の米騒動と言われる買い占めパニックが起きました
とりあえず
今新米が出荷されて落ち着いてきているし
自民党の総裁選なんかでは争点にもならなかったし
まあいいのかなと思ってしまうところなんですが
こういうパターンが続いた結果
今の日本の凋落があるというところで
この繰り返しをしてはいけないと思っています

この夏の「大地震注意」の段階で
日本人の主食である米が手に入らなくなった
日本中消えた
都心部から消えたっていうのは
十分に危険な兆候だと思います


例えば心筋梗塞の前に胸が痛いとか
体でアラームがあなればさすがに
対処するわけなんですけれども
もし
南海トラフ地震が本当に起きたらどうするのか
また
世界各国で戦争が相次いでおります
台湾危機も迫ります日本の食料大丈夫かっていう検証は
今しっかりやらなければいけない時だと思いますます

この日本の米なんですけれども
世界では最も質が良くて
海外からの人気も高まっています

平時には米を輸出して
自然災害とか
天災だとか
あるいは危機の時に
国内向けに回せばいい
というだけの話かと思うんですけれども
ところがそうはいかない仕組みが出来上がっております


つまり
政府による生産調整です
田んぼの面積の単位の1反2反という反を減らすという意味から
「減反」と呼ばれます
農業から生産量の割り当てを決められて
生産量を調整しています


農水省は人工減少とか食の多様化などによりまして
米の需要が毎年10万トンずつ減少するという見通しで
意図的な生産調整いわゆる「減反」をしてきました

なぜそんなことをするのかと言うと
価格維持のためです
米をたくさん作ると価格が下落します
米農家の収入が減るわけです
小さな米農家を保護するために「減反」することで調整する
「減反」に協力すると補助金がもらえるんです


この補助金は当然ながら国民の血税です
国民の税金を使って生産を減らして
大多数の国民に高い米を買わせるという政策を
半世紀以上も続けてまいりました


わざわざ税金を使って
その国の主食の生産を減らすというのは
共産主義国もびっくりの異常な政策です
歪みまくっています
大変な状況になっているわけです

なぜ
ここまで続いてきたかというと
ここに大きな癒着の構造が出来上がってるわけです
中小・零細の米農家さんが農業を通じて
「減反」に協力するという形で
分配された補助金をいただくわけです

そうするとその補助金の見返りに
今度農水族と言われる国会議員の票田になっていきます

そうして当選した議員の皆さんは
バラマキ続けなくては当選ができなくなるということで
農協の方も農家さんのいろんな預金を
今度JAバンクというところで集めておりまして
経営の基盤を大きくしてきました


今や国内第2位のメガバンクというところです
経営規模もこう拡大していきます
また
農林水産省も天下り先が確保できたりとか
あるいは財務省から予算を確保するのに
農水族の議員が使える
というような
いろんなしがらみができております

こうしたしがらみにより消費者はまるで
タコが自分の足を食うかのように
自分たちの血税を投入した
あの高い米を高い価格で買って食べてるという
状況になっております


中には「減反」に協力しないで
たくさん作って美味しい米作って
独自の販路を開拓して
利益を得ようとする農家さんもいるんですけれども
そういうところは地元の農業から村八部にされたり
新しい農地の獲得が苦労するようになったり
あるいはブランド米の種もみが回してもらえないとか
嫌がらせを受けると聞いたことがあります


田んぼというのは水路がありますので
あの同じ水路を使っている
ので
人間関係もギクシャクして
いわゆる農家の村社会的な空気の支配みたいなのもあって
手がつけられないような状況になってるわけなんです


一応この「減反」政策なんですけれどもさすがに
何もしないのに補助金入るのはおかしいじゃないかという
批判の声が高まりまして
2018年ですね廃止になりました

今はあの米ではなく大豆だとか
あるいは飼料米に転作した農家さんに
補助金が入る仕組みができております
食用米の代わりに大豆や麦を作った場合は
10R一反あたり3万5000円で
家畜の餌に使われる飼料米を作れば
最大ですね10万5000円もの補助金が入ります


ある専業農家さん党員の方によりますと
自分が貸した田んぼで農業委員会から紹介された人が
今飼料米を作ってるそうなんですが
その田んぼが草ぼうぼうで
モグラが穴掘って水は抜けてしまい
周りから苦情がものすごい出て
その専業農家の問の方も非常に困ってるらしいんですけれども
それは実は
転作補助金のせいだということで
計算すると300万円はもらってる
らしいんです

「収穫量」でもなくまた「質」でもなく
面積で補助金がもらえるがために
クレームの山になってもですね平気でいられるっということです

非常にお怒りを聞いております

このように
以前の「減反補助金」よりも
「転作補助金」の方が
高額なお金が出されてるケースがあるということです

実際このように事実上の減反政策は続いて
非常に不条理がまかり通ってるような状況になっています

この生産者団体がいわゆる価格維持のための
あの手段を取ることをあのカルテルとえ言いまして
これはですね独占禁止法で禁止されてるんですけれども
実際この米を作る事実上のカルテルに関しましては
公正取引委員会は放置しております

ここにメスを入れるべきではないかとも思っております

こういう政策が続いた結果どうなってるかと言いますと
日本ではたくさん作るための技術が失われてきました

深刻なのはいい米をたくさん作って儲けようという
勤労の意欲が損なわれました


一方
外国ではどんどん米の生産量を上げまして
中国が今めきめきと伸びてしまっております
終戦後の日本では1445tまで拡大した
米の生産量はどんどん減りまして
今では700万T以下にですね半減してしまっています
今回の米騒動なんですけれども
日本は備蓄が100万T一応ある
これを放出すればいいじゃないかって
話もあったんですけれども
政府はそれを拒否いたしました

そもそも備蓄米は
日本は2ヶ月分しかないとえいう貧弱な量であるのに加えて
やはり価格が下がるの回避したのではないかと言われております
政府は日本の農業を「保護すべき弱い産業」
考えてるんだと思いますが
これは間違いだと思います

大川隆法幸福実現党総裁は
「農業は考え方を変えれば
非常に有望な未来産業の1つなのです
選挙で票を取るためだけに
農業を保護してきた人たちが
農業の本当の力を引き出せていないし
農業が若い人たちにとって
明らかに魅力的でなくなっています」


と述べておられます
幸福実現党は日本の農業の底力を引き出すためには
まず「減反政策」を完全にやめるべきだと考えております

保助金や価格維持政策がなければやっていけないような産業など
続くわけがありません
そういう産業は補助金が入ったら
必ずダメになるとえ考えるべきだと思います

同時に幸福実現党は農地法で規制されている
例えば農地取得の制限などを撤廃して
参入自由化を進めることで
大企業が参入できるようにしたり
あるいは若い心ざしのあるような人たちが入ってきたり
マネジメントの力で農業を復活させる道を開くべきだと
考えております

特に農業の場合は現場では
65歳以上の方が占める割合が2022年の段階で7割を超えておりました

来年には後期高齢者の団塊の世代が全部入るということで
問題になっております
農業の担い手となる後継者不足は
非常に深刻な状況が続いています
農業の存続の危機という時にあって
それでもこのまま放置していていいのかというところを
私たちは声をあげていきたいと思います

新たな農業志すチャレンジャーが参入してきたら
どうなるかとえいうことなんですけれども
ちょっとここで思考訓練です
60年ほど前は現在の2倍の米の量ですね作っていました
水冷の面積が今減りましたけれども
食用米を作っているのは水冷面積の3分の2程度と言われます
そこで全部食用米を作るようにすれば
生産量は1.6倍になります

つまり専業農家が
本気でお米を作ればそれだけ量も増えるし
備蓄もできるし
価格はかなり下がるという可能性もあると思います

輸出もできますえですので
新しく米作りに参入する大企業であるとか
やる気のある個人を締め出してくる農地法を改正して
新しい技術の導入を進めたりすることで
生産量は間違いなく増えていく
と思います


米の需要は減ってるという考えもありますけれども
日本でも朝ドラでは「おむすび」が取り上げられておりまして
世界でもおにぎりブームが続いております
カレーや寿司に合うお米やコメコパンなど
特色のあるお米が作られれば需要も増えるはずです

また
危機に強いのもお米です
小麦と違って加工する必要がなくて
そして備蓄もできる
さらに必須アミノ酸も摂取できるということで
お米って非常に優秀なんですね


そのように様々な価格帯のお米が
色々作られて稼げる農業への可能性っていうのが
広がっていくところを見ていくべきかと思います

儲かる農業への近代化産業化が進められる方向でですね
国は支援の方法を切り替えていくべきではないでしょうか
言論チャンネル釈量子




日本の農業は今こそ改革するべき時に来ています

日本の食料自給率は

カロリーベースで38%

因みに

カナダ266%

オーストラリア200%

アメリカ132%

フランス125%

ドイツ86%です

如何に低い自給率であるかが分かります



最近は異常気象続きで農作物にも影響を与えるほど

将来的には大企業が参入して農場を室内工場化して

全天候型に季節を選ばず農作物ができるようにするべきです

将来を見据えた農業改革が必要だと思います




今日の光の言霊は【この世とあの世を貫く幸福】です

仏法真理を知識の下にして

物事を考え

教養を身に付けると無駄が無くなります

悟りが根底にあるということ

この世は修行の場であるということです

この悟りを得ているかどうかで

幸福度が全然違ってきます








 

【この世とあの世を貫く幸福】






「悟り」
ということを
縁として得られたる
ところの幸福は

「この世とあの世を貫く幸福」
であるのです




ゆえに

この幸福こそが

最高・最大のものであると
言っているのです




個人のレベルにおいては

この悟りの幸福こそが

最高の幸福であるのです













HS

 
『大川隆法 初期重要講演集 ベストセレクション(3)』 P.210
 
 

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