中東情勢次第ではインフレが再燃する
おはようございます みなさん
アメリカの利下げ観測は時期尚早
中東情勢次第ではインフレが再燃する
https://the-liberty.com/article/21126/
《本記事のポイント》
・生活必需品のインフレは収束していない
・インフレ率低下に影響を与える世界経済の減速
・親イラン・フーシ派がインフレを再燃させる可能性も
金融市場は連邦準備制度理事会(FRB)が
利下げに踏み切るのではないかとの観測が支配的になってきた
先物市場は来年の利上げはなく
2024年5月から多くて6回ほど利下げに踏み込むと織り込み始めている
中には
1月30日に開かれる会合で
利下げするとの観測まで出始めた
これまでFRBは11回利上げを行ってきたが
2会合連続で利上げを見送り
政策金利を据え置くことを決定した
インフレが落ち着く傾向にあることが
その主な要因として挙げられている
◎生活必需品のインフレは収束していない
基本的に
FRBはインフレとの戦いに勝利したと見ているのだ
コアインフレ率は
1.9%に低下と発表されている
ではFRBは
その使命を達成したと見るべきなのか
確かに
選挙戦を左右すると言われるガソリン価格は
1ガロン5ドルから1ガロン3ドルにまで下がりつつある
「有権者=ドライバー」であるアメリカでは
米大統領選の行方はガソリン価格次第とも言われている
2009年にアメリカで誕生した自動車配車プラットフォームのUberの運転手は
「給油するだけで一回につき80ドルかかっていたのが
40ドルほどに低下した」との安堵の声を漏らしている
だが
そう簡単にはいかないかもしれない
2021年1月にバイデン大統領が就任して以来
卵は24%上昇
牛乳は17%上昇
ガスは全般的に37%上昇している
消費者物価指数を見る限り
インフレは収束していないのだ
フィナンシャル・タイムズ紙の世論調査によると
バイデン政権下では
たった14%の国民しか
「生活は上向いていない」と応えている
要するに
8割以上の国民は
経済面でバイデン政権を評価していない
また
ガソリン価格や食料品価格以上に実は重要な指標がある
「信用価格」である
例えば
住宅ローンの金利が4%から8%に上昇すれば
100%のインフレになってしまう
30年固定型の住宅ローン金利は10月に8%超えた後
11月に7%に低下したが
住宅市場に活気は戻ってきていない
約100%のインフレ率に直面したら
家を買い控えるようになるのは当然だ
同様のことは
クレジット・カードの返済金利や
銀行の貸出金利についても起きている
長期金利の上昇で
家計や企業の借り入れコストが増え
負担になっているのである
◎インフレ率低下に影響を与える世界経済の減速
また物価の変動に大きな影響を与えるのは賃金である
米財務省によると
2019年第3四半期から2023年の第3四半期にかけて
賃金は2.8%上昇している
賃金も物価の一つであるため
物価上昇に追いつくために賃金は上昇する
だが賃金が上昇すれば
賃金は企業にとってコストであるため
価格に転嫁せざるを得ず
インフレは上昇していく
供給側への配慮がない場合
最終的には景気が本格的に冷え込まなくては
インフレは下がらないのである
現在
金利が低下しているのは
パウエル氏が金利を下げたからというよりも
世界的には景気後退の局面に入っているという点が挙げられる
中国の国内総生産(GDP)成長率低下を筆頭に
日本でもヨーロッパでもGDP成長率が低下している
このため需要が低下し
原油価格も一時期よりも下がってきた

◎親イラン・フーシ派がインフレを再燃させる可能性も
バイデン氏は
インフレ収束を大きな成果としたいところだが
安心するのはまだ早そうだ
原因は
親イラン武装組織フーシ派による商船への攻撃が相次いでおり
紅海やスエズ運河の通航を避ける動きが広がっていることだ
実はフーシ派の攻撃の皮切りとなった商船は
バハマ船籍で英国の企業が所有し
日本郵船がチャーターする貨物船である
フーシ派は「イスラエル船を標的にする」と宣言し
この宣言を実行する中で起きた拿捕である
この事件を受け
日本郵船が運航する自動車専用貨物船ギャラクシー・リーダー号が11月19日
紅海でハイジャックされ
ブルガリア人やフィリピン人ら船員22人が人質になったままだ
日本では「船員に日本人がいない」といういつもの理由で
大きく報道されていないが
1カ月経っても
船の引き渡しや
船員の解放は行われていない
現在イラン政府を通じて
引き渡しを求めている状況にある
◎迂回を迫られると、供給側が圧迫される
世界経済にとっての問題は
コンテナ船が迂回路の選択を余儀なくされていることである
東アジアに向かう船の多くは
距離が短いスエズ運河と紅海を通り抜ける航路を利用している
海上コンテナは世界の物資輸送の3割を担っている
この輸送経路使えば
地中海と紅海を経由して北大西洋と北インド洋を結ぶ水路で
アフリカ大陸を回らずにヨーロッパとアジアを海運で連結することができる
スエズ運河が開かれたのは
1869年
運河は海軍のショートカットやチョークポイントとして
軍事戦略上重要な役割を果たしてきている
攻撃が活発化し
アフリカの喜望峰経由を選択した場合は
スエズ運河経由と比較して
欧州行きで、3~4週間
米東海岸へは5日間程度
長くなる
S&Pグローバルのクリス・ロジャーズ氏によると
「一日あたり商船50隻が通過しているが
そのうち32隻が迂回している」という
英石油大手BPなどが紅海を通過する全ての運航を一時停止すると発表
これを受けて
原油先物も上昇している
12月18日にイスラエルを訪問したロイド・オースティン米国防長官は
紅海の航行の自由を確保するために
米軍主導の連合海上部隊が設置した多国籍部隊である
第153連合任務部隊統合の傘下に
多国間安全保障イニシアチブである
「繁栄の守護者作戦」の創設を発表した
同作戦は
英国
バーレーン
カナダ
フランス
イタリア
オランダ
ノルウェー
セーシェル
スペインを含む複数の国で構成され
紅海南部とアデン湾における安全保障上の課題に共同で取り組み
全ての国の航行の自由を確保し
地域の安全と繁栄を強化することを目的としている
中東では米軍への攻撃のみならず
商船への攻撃も増しているのを鑑みると
バイデン政権の抑止力に疑問符を付けざるを得ない
バイデン政権は22年の中間選挙と同様に
24年の選挙戦でも「経済をバラ色に見せる」ためなら
何でもすると多くの識者が予測している
とりわけガソリン価格の操作を行うことは誰もが予測するところである
インフレとは
「多すぎるお金が少ないモノやサービスを追いかける現象
(Too much money chasing too few goods)」のことだ
どのような手段に訴えるにせよ
モノやサービスの供給を増やし
増大しすぎた貨幣量を減らすことなくして
インフレは収束しない
健全な貨幣や供給側への配慮をしていないのが
バイデン政権の経済政策であり
ホワイトハウスは根本問題から目を背けている状態にある
インフレ収束の勝利宣言をするのは
時期尚早と言えそうだ
ザ・リバティweb
フーシ派による商船への攻撃は事実上のスエズ運河の封鎖になります
ほとんどの船がアフリカ周りを余儀なくされ
輸送コストが上がっています
これは世界経済にとって
ボディーブローのように効いてきます
イスラエルとハマスの戦争が拡大しているということでしょう
さらに拡大すると
イランのあるホルムズ海峡封鎖という可能性もあります
ここを抑えられると日本のエネルギーの動脈が絶たれます
大きな危機感を感じます
今日の光の言霊は【運命を逆転させるためには】です
心構えや考え方をどのようにつくっていくかで
運命が変わる
運命を変えられる
常に頭の中にある考え方を運命が変わる方向にとらえる
考え方を変えることは
魂の傾向性を変えるということでしょう
簡単なことで結構難しい
どうしても今までの慣性の法則が働いて
元に戻ってしまいます
心構えがまず必要なんですね
朝のルーティーンを変えることから始めると少しは変わる
そのために早起きをして
ラジオ体操をやり早朝散歩を行っています
すでに運命は逆転しているかもしれません
生活習慣が変わりました
健康生活へと変わっています
おはようございます みなさん
アメリカの利下げ観測は時期尚早
中東情勢次第ではインフレが再燃する
https://the-liberty.com/article/21126/
《本記事のポイント》
・生活必需品のインフレは収束していない
・インフレ率低下に影響を与える世界経済の減速
・親イラン・フーシ派がインフレを再燃させる可能性も
金融市場は連邦準備制度理事会(FRB)が
利下げに踏み切るのではないかとの観測が支配的になってきた
先物市場は来年の利上げはなく
2024年5月から多くて6回ほど利下げに踏み込むと織り込み始めている
中には
1月30日に開かれる会合で
利下げするとの観測まで出始めた
これまでFRBは11回利上げを行ってきたが
2会合連続で利上げを見送り
政策金利を据え置くことを決定した
インフレが落ち着く傾向にあることが
その主な要因として挙げられている
◎生活必需品のインフレは収束していない
基本的に
FRBはインフレとの戦いに勝利したと見ているのだ
コアインフレ率は
1.9%に低下と発表されている
ではFRBは
その使命を達成したと見るべきなのか
確かに
選挙戦を左右すると言われるガソリン価格は
1ガロン5ドルから1ガロン3ドルにまで下がりつつある
「有権者=ドライバー」であるアメリカでは
米大統領選の行方はガソリン価格次第とも言われている
2009年にアメリカで誕生した自動車配車プラットフォームのUberの運転手は
「給油するだけで一回につき80ドルかかっていたのが
40ドルほどに低下した」との安堵の声を漏らしている
だが
そう簡単にはいかないかもしれない
2021年1月にバイデン大統領が就任して以来
卵は24%上昇
牛乳は17%上昇
ガスは全般的に37%上昇している
消費者物価指数を見る限り
インフレは収束していないのだ
フィナンシャル・タイムズ紙の世論調査によると
バイデン政権下では
たった14%の国民しか
「生活は上向いていない」と応えている
要するに
8割以上の国民は
経済面でバイデン政権を評価していない
また
ガソリン価格や食料品価格以上に実は重要な指標がある
「信用価格」である
例えば
住宅ローンの金利が4%から8%に上昇すれば
100%のインフレになってしまう
30年固定型の住宅ローン金利は10月に8%超えた後
11月に7%に低下したが
住宅市場に活気は戻ってきていない
約100%のインフレ率に直面したら
家を買い控えるようになるのは当然だ
同様のことは
クレジット・カードの返済金利や
銀行の貸出金利についても起きている
長期金利の上昇で
家計や企業の借り入れコストが増え
負担になっているのである
◎インフレ率低下に影響を与える世界経済の減速
また物価の変動に大きな影響を与えるのは賃金である
米財務省によると
2019年第3四半期から2023年の第3四半期にかけて
賃金は2.8%上昇している
賃金も物価の一つであるため
物価上昇に追いつくために賃金は上昇する
だが賃金が上昇すれば
賃金は企業にとってコストであるため
価格に転嫁せざるを得ず
インフレは上昇していく
供給側への配慮がない場合
最終的には景気が本格的に冷え込まなくては
インフレは下がらないのである
現在
金利が低下しているのは
パウエル氏が金利を下げたからというよりも
世界的には景気後退の局面に入っているという点が挙げられる
中国の国内総生産(GDP)成長率低下を筆頭に
日本でもヨーロッパでもGDP成長率が低下している
このため需要が低下し
原油価格も一時期よりも下がってきた

◎親イラン・フーシ派がインフレを再燃させる可能性も
バイデン氏は
インフレ収束を大きな成果としたいところだが
安心するのはまだ早そうだ
原因は
親イラン武装組織フーシ派による商船への攻撃が相次いでおり
紅海やスエズ運河の通航を避ける動きが広がっていることだ
実はフーシ派の攻撃の皮切りとなった商船は
バハマ船籍で英国の企業が所有し
日本郵船がチャーターする貨物船である
フーシ派は「イスラエル船を標的にする」と宣言し
この宣言を実行する中で起きた拿捕である
この事件を受け
日本郵船が運航する自動車専用貨物船ギャラクシー・リーダー号が11月19日
紅海でハイジャックされ
ブルガリア人やフィリピン人ら船員22人が人質になったままだ
日本では「船員に日本人がいない」といういつもの理由で
大きく報道されていないが
1カ月経っても
船の引き渡しや
船員の解放は行われていない
現在イラン政府を通じて
引き渡しを求めている状況にある
◎迂回を迫られると、供給側が圧迫される
世界経済にとっての問題は
コンテナ船が迂回路の選択を余儀なくされていることである
東アジアに向かう船の多くは
距離が短いスエズ運河と紅海を通り抜ける航路を利用している
海上コンテナは世界の物資輸送の3割を担っている
この輸送経路使えば
地中海と紅海を経由して北大西洋と北インド洋を結ぶ水路で
アフリカ大陸を回らずにヨーロッパとアジアを海運で連結することができる
スエズ運河が開かれたのは
1869年
運河は海軍のショートカットやチョークポイントとして
軍事戦略上重要な役割を果たしてきている
攻撃が活発化し
アフリカの喜望峰経由を選択した場合は
スエズ運河経由と比較して
欧州行きで、3~4週間
米東海岸へは5日間程度
長くなる
S&Pグローバルのクリス・ロジャーズ氏によると
「一日あたり商船50隻が通過しているが
そのうち32隻が迂回している」という
英石油大手BPなどが紅海を通過する全ての運航を一時停止すると発表
これを受けて
原油先物も上昇している
12月18日にイスラエルを訪問したロイド・オースティン米国防長官は
紅海の航行の自由を確保するために
米軍主導の連合海上部隊が設置した多国籍部隊である
第153連合任務部隊統合の傘下に
多国間安全保障イニシアチブである
「繁栄の守護者作戦」の創設を発表した
同作戦は
英国
バーレーン
カナダ
フランス
イタリア
オランダ
ノルウェー
セーシェル
スペインを含む複数の国で構成され
紅海南部とアデン湾における安全保障上の課題に共同で取り組み
全ての国の航行の自由を確保し
地域の安全と繁栄を強化することを目的としている
中東では米軍への攻撃のみならず
商船への攻撃も増しているのを鑑みると
バイデン政権の抑止力に疑問符を付けざるを得ない
バイデン政権は22年の中間選挙と同様に
24年の選挙戦でも「経済をバラ色に見せる」ためなら
何でもすると多くの識者が予測している
とりわけガソリン価格の操作を行うことは誰もが予測するところである
インフレとは
「多すぎるお金が少ないモノやサービスを追いかける現象
(Too much money chasing too few goods)」のことだ
どのような手段に訴えるにせよ
モノやサービスの供給を増やし
増大しすぎた貨幣量を減らすことなくして
インフレは収束しない
健全な貨幣や供給側への配慮をしていないのが
バイデン政権の経済政策であり
ホワイトハウスは根本問題から目を背けている状態にある
インフレ収束の勝利宣言をするのは
時期尚早と言えそうだ
ザ・リバティweb
フーシ派による商船への攻撃は事実上のスエズ運河の封鎖になります
ほとんどの船がアフリカ周りを余儀なくされ
輸送コストが上がっています
これは世界経済にとって
ボディーブローのように効いてきます
イスラエルとハマスの戦争が拡大しているということでしょう
さらに拡大すると
イランのあるホルムズ海峡封鎖という可能性もあります
ここを抑えられると日本のエネルギーの動脈が絶たれます
大きな危機感を感じます
今日の光の言霊は【運命を逆転させるためには】です
心構えや考え方をどのようにつくっていくかで
運命が変わる
運命を変えられる
常に頭の中にある考え方を運命が変わる方向にとらえる
考え方を変えることは
魂の傾向性を変えるということでしょう
簡単なことで結構難しい
どうしても今までの慣性の法則が働いて
元に戻ってしまいます
心構えがまず必要なんですね
朝のルーティーンを変えることから始めると少しは変わる
そのために早起きをして
ラジオ体操をやり早朝散歩を行っています
すでに運命は逆転しているかもしれません
生活習慣が変わりました
健康生活へと変わっています
【運命を逆転させるためには】
運命を逆転させるためには
心構えや考え方を
どのようにつくっていくかが
非常に大事なのです
「考え方は
非常に強い力を生むのだ」
ということを
学んでいただければ幸いです
HS
『奇跡の法』 P.61