おはようございます みなさん
これほどお寺の意味が問われている
時代はなかったのではないでしょうか
今後ますます
お寺とはなんであるか
どのような存在意義があるのか
問われることとなるでしょう
特に
観光資源もない
檀家さんだけに頼っているお寺は
先細りとなり
存続の危機にさらされるのは目に見えています
人が亡くなったときに
葬儀や供養のためだけに単なる
儀式としての存在意義でしかなくなったお寺
今や
その葬儀ですら
量販店がお坊さんを世話をしたり
ネットで供養したり
宅配坊主に
直葬に樹木葬
もうお寺を必要としないものばかりが
横行しています
私のお世話になっていたお寺も
代替わりをして
親しくさせたもらった住職は
先代住職となり
現住職とはほとんど交際が無くなりました
このお寺には
先々代住職から護ってきた
三鈷の松というのがあって
通常の松葉は二葉ですが
この松葉は三葉あるという珍しもの
先々代の住職が
本山から植樹して大事に育ててきた松なのです
この松は先代住職も大変大事にされていて
私が「ぽっくりお涅槃大往生の松」と位置づけ
お寺の一つの名物にしたらどうかと
提案したら住職も喜んで同意して
大々的に涅槃像を建立し祀りして
大事にしてきた松でした
実際この松の由来を調べてみると
北欧の松のようで
名前はなんと「大王松」といい
花言葉の意味も長寿・健康などの文字があり
先代住職もこれはやはり
大切にしなければいけないと
周囲を整えすぐ横には
「いや栄の門」まで造って大切にしてきました
実際この松には大きな「松ぼっくり」が取れて
その大きさは20センチを超えるほどのものであり
まさに「ぽっくりお涅槃」にふさわしいものでした
毎年たくさんの松ぼっくりが獲れるもので
檀家の皆さんにもお配りして喜んでもらえていたのです
私も何か役に立てないかと
すぐ隣に延命観音像を寄進し
ぽっくりお涅槃と延命観音のセットで
日ごろは病なく元気に
逝くときはぽっくりと
ピンピンコロリの「ＰＰＫ」の
ご利益がありますようにと
祈願したのでした
ところが
この度の台風21号の被害により
なんと先々代住職が植樹した大王松が
根元から折れて近くに駐車してあった
車2台を大破してしまいました
その光景を見るにあたり
非常に不吉なものを感じ
何かあると嫌な予感がしました
悪い方向に行かなければいいがと
思っていたのですが
どうやら現住職はこのような原因を
この世的なるものと捉え
先々代住職が植樹した大王松関係を一掃しようと
計画する旨を先代住職より聞きました
あれだけ代々伝わってきた大事な松を
葬り去るのかとがっかりしましたが
諸行無常と言えばそれも真理なりですが
霊的な感覚からすれば
結構延命観音にお参りに来ている人も
手を合わせたりお賽銭を置いたりして
数多くいるようです
その人々の思いの念を
無にするなどとは
どうかと首をかしげます
何もなければいいがと祈るばかりです
八正道が出来ている
僧侶であれば
不吉なことが起きれば
これは自分の精進が足りないのだ
もっと反省して正精進の道を歩まねば
とさらなる努力精進をするものでしょうが
物や環境などに当たるのは
どうなんだろうと思いますが
延命観音像やその他の仏像などを
人間智において
処分するなど
僧侶としての資質を問われかねること
お寺の住職のすることですので
何も言うことはできません
お寺の存在意義が問われる時代に
その因果において
決定的なことが起きないようにと
危惧します
【禅定の本質】
禅定は
禅定のみのために
あるのではありません
禅定をすることによって
自分自身が本来
来った世界と
もう一度交流する
チャンスを得て
本来の世界に対する
理想を抱き
また本来の世界から
自分の魂の兄弟
あるいは
より上位の先生役である
指導霊からも
光をいただいて
毎日毎日を
生活していくための
新たな活力源
エネルギー源と
変えていくーー
それが禅定の本質なのです
常に
自分自身の人生の
軌道修正をし
新たな生きる力を得て
世の中に
より多くの善を
推し進めていくための
力とする
霊的なパワーの
源泉とするーー
そういうことのためにも
禅定というのは
非常に大きな
意味を持っているものです
ＨＳ
(心の挑戦p108)
